京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

ファンタジー

2020年12月10日 | 日々の暮らしの中で

今日、むかーし昔の文章仲間と会って2時間ほどおしゃべりをして、頼まれごとを一つ受け取って帰ってきた。
童話やファンタジー、児童文学に入る作品を書く別の友人Sさんがいるので、そちらに回したほうが私よりずっとよさそうに思うのだったが、二人に接点はない。ちょっと厄介な宿題になった。

現実を超越した世界には、現実味、リアル感など不要なのか。なにやら物語のウソクササばかりを感じてしまってきた。頭が固いのか、理屈をこねてしまいがちだ…。どうしたものか。

児童文学ファンタジー、と呼べるらしい。
【特徴づける世界は、宗教からこぼれ落ちてきたものと考える。古来、命の世界や死後の世界は宗教が語ってきた。近代化が進む都市社会で遠ざけられていた神的なもの、非科学的なものが、自然に現実と空想の世界に流れ込み、ファンタジーの中で発散していった。ファンタジー作品は、書き手の頭に浮かぶあいまいなものを言語化してリアリティを持たせたもの】
いつか、宗教学者・大沢千恵子さんが新聞で書かれていたのを引っ張り出してみた。
「アンデルセンも宮沢賢治も「ハリー・ポッター」も宮崎駿さんも、その延長線上でつながりあっている」とある。

「読んでみて」という相手を間違えていると思うのだけどなあ…。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする