京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 しろいはうさぎ

2011年01月01日 | HALL家の話
             

聞こえてきたのは「ハッピーニューイヤー」ではなかった。
「あけまして おめでとうございます」という少しおぼつかない、はにかんだ笑顔が浮かぶような挨拶だった。
「ジェシー何言うかわかる? あのねえ、お菓子ありがとう~」
「ジェシーなにしてるかわかるぅ?」「DS… 」「へえ~、」
こんなひと時が楽しいものだ。

「さよならさんかく…、ーしろいはうさぎーうさぎははねるーはねる【の】はカエルーかえるはおよぐーおよぐ【の】は金魚…」
ほぼ最後まで言い続けるが、金魚あたりになると「の」が時々混じり出すのだった。5歳児なりに脈絡を保つズムに乗って自慢げなのが伝わる。無意識な間がある。

「間」というのは、人と人との間隔のことを本来は意味するようだが、余分な「の」も飛び越す勢いで進んでしまうのは間もなくだろう。
 うさぎは白い。白の潔さ・小気味よさ。かわいい赤い目に宿る温かさ・力を感じながら、
ぴょこんと小さくても一つ跳ねてみたいものだ、この一年。どの程度の脚力がいるのだろう?

「-かわいい-かわいいのはマミィちゃん-マミィちゃんはこわいーこわいのは…」
自作自演で大笑い。

明るく跳ねて笑うて暮らそふふふふふふふ~  

コメント (12)
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