KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

杜子春。

2019年02月24日 | 歳時記
NHK「テレビ絵本」で
「杜子春」を観て
なつかしく思いました。

考えてみると
芥川龍之介はほとんど
読んだことがありませんが

杜子春」は

小学校か中学校の
国語の教科書に
取り上げられていて
強く印象に残ります。

短編ですぐ読めるので
改めて読み直しました。

そこを掘れば
黄金が出てくるぞ。


ナゾの老人の
三回目の進言に杜子春は

ぜいたくに
飽きたのではない。
人間というものに
愛想がつきたのです。

人間は皆薄情です。
私が金持になった時は
世辞も追従もするけど

一旦貧乏になると
やさしい顔さえも
して見せはしません。

そんなことを考えると
たとえもう一度
大金持になった所で

何にもならないような
気がするのです。


そう言って断るのでした。

そしてのち物語は

感動の結末を迎えます。kyokukenzo
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