KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

四川料理の祖。

2019年02月18日 | 中華料理
日本における
「四川料理」の祖

偉大なる陳 建民さん。

そのお弟子さん
マゴ弟子さんが全国で

その味を引き継いて
守っています。

JR札幌駅前に
四川名店を訪ねました。

元来、中華の
料理人世界は徒弟制。

下働きしながら
先輩の技を盗んで
覚えるものでした。

そんな中、建民さんは
ご自身のレシピを
惜しげなく公開しました。

1966年には恵比寿に
中国料理学院を造るなど、

中国料理の発展に
貢献をなさいました。

私の料理少しウソある。
でもそれはいいウソ。
美味しいウソだよ。


エビチリにはケチャップ。
(本来は豆板醤など)

スープ担担麺。
(本来は汁なし)

回鍋肉にキャベツ。
(本来は蒜苗など)

麻婆豆腐には長ネギ。
(本来は葉ニンニクなど)


満足に食材や調味料が
揃わない当時の日本で

故郷の美味しい料理を
広めようと工夫した。

建民さんは日本式
四川料理の元祖なのです。

また建民さんには
こんなエピソードも。

NHK「きょうの料理」で
饅頭を作った際

用意された材料をみて
アシスタントさんが聞く
「何個分ですか?」の問いに

大きいの作る、すくない。
小さいの作る、たくさん。

と答えたそうです。

料理が楽しくなりますね。

公益社団法人
日本中国料理協会
陳 建一会長のお父さまは

日本の四川料理の
お父さまでもあるのです。kyokukenzo
コメント
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