タイトル:九つの殺人メルヘン 著:鯨 統一郎
なんかここ最近、鯨氏の作品をよく読んでいますな。
氏は、歴史の人物とか事件について新たな解釈というか、独自の解釈をして
ミステリーにもっていくというスタイルで、よくもまあこれだけ色々と
解釈することができるなと思いますよ。
やっぱり、沢山読んで、調べているんでしょうね。
本作では、『童話』をもとにしています。
有名な作品九つ(ヘンゼルとグレーテル、赤ずきん、ブレーメンの音楽隊等)を
題材にして、現実の事件をそれら童話に結び付けて解決していくという。
いずれも、あるバーでマスターと常連の客二人が話しているところに、
ミステリアスな美女がやってきて、三人が事件の話をしていると
美女が童話の話をもとに、事件について考えていくという筋立て。
実際に聞き込みをしたりするわけでなく、状況を聞いて推理する、
安楽椅子探偵というやつでしょうか。
実際の話はともかくとして、そういう解釈も成り立つかなーとか、
そういう風に考えながら読みますね。
そしてやっぱり思うことは、
『童話は残酷だ』
ということでしょうか。
総評 : 6点
メルフェン度 : 6.5点
なんかここ最近、鯨氏の作品をよく読んでいますな。
氏は、歴史の人物とか事件について新たな解釈というか、独自の解釈をして
ミステリーにもっていくというスタイルで、よくもまあこれだけ色々と
解釈することができるなと思いますよ。
やっぱり、沢山読んで、調べているんでしょうね。
本作では、『童話』をもとにしています。
有名な作品九つ(ヘンゼルとグレーテル、赤ずきん、ブレーメンの音楽隊等)を
題材にして、現実の事件をそれら童話に結び付けて解決していくという。
いずれも、あるバーでマスターと常連の客二人が話しているところに、
ミステリアスな美女がやってきて、三人が事件の話をしていると
美女が童話の話をもとに、事件について考えていくという筋立て。
実際に聞き込みをしたりするわけでなく、状況を聞いて推理する、
安楽椅子探偵というやつでしょうか。
実際の話はともかくとして、そういう解釈も成り立つかなーとか、
そういう風に考えながら読みますね。
そしてやっぱり思うことは、
『童話は残酷だ』
ということでしょうか。
総評 : 6点
メルフェン度 : 6.5点