心はいつでも青信号!

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君に届け  椎名 軽穂

2008年04月12日 22時04分58秒 | ブックレビュー
やばい。
少女漫画です。

主人公の黒沼爽子は、黒くて長い髪、蒼白い肌、見た目の陰気さから
『貞子』と周囲から呼ばれ、霊感があるとか、三秒以上目をあわせたら呪われる
とか言われて気味悪がられ、友達もなく話す人もなくクラスで浮いている存在。
でも実はとても優しく前向きで、周囲ともどうにか溶け込みたいと考えていた。

クラスには風早という、男子からも女子からも人気のある爽やかな男子がいて
爽子の憧れの存在だった。
ある日偶然、風早と話した爽子は誤解を解くには自分から
動き出さないといけないと気づかされる……

席替えで、誰も爽子の周辺にはいきたくないと皆が口々に言う。
率先して爽子の隣の席に移動する風早。そして矢野に吉田。
爽子の周囲が変わりだす。爽子の世界が変わりだす……


いや、ほんとやばい。
泣ける。本当に泣ける。

通勤電車の中じゃなかったらホント泣いてた

てーか、通勤電車の中で何読んでんだ。
まあ、涙は耐えましたが鼻水は垂れてきたね。
特に二巻はやばい。
ホント、こういうのは弱いですよー。
爽子と矢野、吉田の女の友情というものが描かれていて、辛抱たまりません。

爽子、すごく良い子です。
三巻以降は恋愛の方に主題がいっているようですが。
初めて友達ができて、初めて放課後に遊びにいって、初めて友達の家に遊びに
行って話をして、友達が家に遊びにきて、学校行事に皆と参加して……
色々な「初めて」を経験していく爽子が可愛いです。

ピークは絶対に1、2巻だとは思いますけれど、今後も期待したいです!