心はいつでも青信号!

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双月城の惨劇(著:加賀美 雅之)

2006年03月18日 11時34分41秒 | ブックレビュー
タイトル:双月城の惨劇  著:加賀美 雅之

古城で起きる凄惨な連続殺人事件。
密室で首と両手首を斬られた死体。
双子の美少女姉妹、昔からの伝説。
繰り広げられる不可能犯罪。
名探偵と宿敵の推理合戦。
そんな要素がたっぷりと詰め込まれた本作。

「本格」を目指したという作者は、そんな要素をあえて沢山
盛り込んだということです。
確かにその通りです。
ただ、読んだ感想は・・・トリックとかに関しては、
いや、そんなのアリか?まあ、確かに出来るかもしれないけれど
あまりにうまくいきすぎているというかご都合主義すぎません?
そういうことを考えてはいけないんですかね。

いやでも、なんか「結果的にうまくいった」という風にしか見えないのですが。
そのトリック。失敗したら悲惨というか、ある意味笑える結果に
なっていたことでしょう。

つまらなくはなかったですけれど、個人的には
絶賛できるほどでもなく。
私が本格に疎いせい?

総評     : 6.5点
トリック    : 7点