花だより

花のいのちは結構長い?
長くイキイキと咲きたい私の日常

子供と向き合う

2006年10月03日 | しみじみしたこと
 10月例会で、10人の幼児を7人の大人で預かりました。午前9時半から11時50分まで。下は1歳半からと言う約束なので、今回は2歳児から5歳児まで。元気な男の子もいれば、預かるほうの若いお母さんの抱えている赤ちゃんもいました。
 たまたま私が抱き上げた泣いている小さな女の子は2歳でした。先輩会員によると、「あー、この子はこの前最初から最後までなきっぱなしだったわ」(わー、大変な子を抱っこしてしまったかも・・・)しばらく壁のすごろくの掲示で気を紛らしていたのに、泣き出すともう大変。泣き止みません。
 すると、託児リーダーが、「あなた、帽子持ってる?外を一回りしていらっしゃい」!!・・・他人の帽子を抱っこして両手が使えない私の頭に載せてくれたので、仕方なく外へ出ました。

 幸い時候はよく、少し暑いくらいでしたが、車の通りも少なくて、少し歩くと柿がなっていたり、彼岸花やムクゲ、萩などの花々が咲いていました。
 そして10分くらい歩くと、児童公園がありました。その子はブランコをしたそうだったので乗せると、一人ゆらゆら揺れていました。ふと思い出して「ブランコ」「しゃぼんだま「ぞうさん」「おつかいありさん」などの童謡を歌ってやりました。昔母がしてくれたように。
 シーソーも対面して動かしてやりながらふと、「おうちの近くにもこんな公園があるの?」こっくり。「おねえちゃんと遊ぶの?」またこっくり。「お母さんに連れてってもらうのね。お友達もいるの?」こっくり。
「御母さんとはなれて悲しいの?」こっくり。「でもね、おかあさんもお勉強なんだから、あなたがいいこでいると迎えに来てくれるんだから」じーっとしていましたが、少し吹っ切れた様子。
 一周してまたもとの友の家の部屋に帰ると、なんと、今度はままごとで遊び始めたではありませんか。
 2歳児と言えども、お母さんが何も知らせずに離れていってしまうと、捨てられたみたいに思って泣くのだと思いました。子供なりに、親が「ちょっと行ってくるから、必ず迎えに来るから安心して遊んでいてね」とちょっと最初に声をかけてからお別れすることをずっと何度も繰り返ししていたら、きっとわかってくれるのではないかと思いました。


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