蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

蔵戸のある玄関と土間

2005年06月27日 | モダン古民家建築記
6月初日、玄関工事始まる

担当大工さんは陽気な原口さん
現場に着くなり、こんな蔵戸がどか~んと立てかけてありました
この蔵戸は梁と同じく元の蔵にあったものを再利用で、材は欅と一部赤松です。
磨いてみました。重い!これが引き戸といえどもホントに動くのか?
重さはたぶん私の体重?くらいはありそう。高さは180センチ



さて、土台作り  12センチ角のヒバです。

おお、敷居にのりました! 100年前の戸が現代によみがえります。
鍵に仕掛けがありそう。写真では見えにくいですが、古いタンスの取っ手金具を装飾してあります。


本来の戸のままだと開閉が重いので、底の深いところにこまをつけて微調整(あらっ、このことは企業秘密だったかしらん?)
ガラス(光を受けると☆のように輝くかたガラス)をはめる作業など手が加えられる


不思議発見!
鍵がどうなっているのか分かりません。棟梁は「3ヵ所にしかけがある」とにやっと笑います。
しかし玄関に3ヵ所の鍵があっても、リビング側の鍵掛けを忘れそうな気がします。塀はありませんから・・・・・

以前行ったことのあるモロッコの鉄製のドア(写真右)の鋲打ちを思い出しました


欄間を増設
透明ガラスをはめて玄関を少しでも明るくします。加えて自慢の赤い電燈を際立たせて照明したい。
これは完成後の大きな楽しみである。棟梁の自宅に使うはずだった20数年前の欄間を頂きました

土間のセメント流し

土台のセメントです。トラックがミキサー車に早代わり
土間に流し込み、こてで平らにのばす


鉄筋をはさんでまた流し込み平らにしてこのこの日は終了しました




6月20日 
蔵戸のある土間とホールにまたがって下駄箱造作はじまり、ノミと金槌で細かい切り込みが造られる
2.5メーターの杉のカウンターがヒノキの柱に支えられて据えられました


引き戸4枚が乗る敷居と鴨居もできました


傘もロングブーツもマイサイズ収納の下駄箱となりました




土間とポーチに未練が・・・

「珪藻土荒出し」仕上げの予定だった。
ところがホールの床の色が思っていたより淡いベージュで、戸をあけた瞬間の印象がぼけてしまうのである。
未練の素材は、以前から注目していた敷瓦とセラミックタイル。濃い目のグレーである

敷瓦のサイズは土間・ポーチにぴったりはまらないので断念した
希望のセラミックタイル150mミリが6月24日現在、在庫なし
300ミリでゆくか、7月中旬入荷の150ミリでも可能か検討中です

ABC商会 ザクサム(色=エイター)ホームページから写真転載


困った施主ではある

27日ABC商会から見本タイルが届く
炭平コーポレーション松本支店の対応に感謝し、早速現場へ写真を撮りにゆきました。
写真左:上がり框の色の実際はもう少し明るい
写真右:蔵戸の前にも置いてみる

うっふん!惚れただけのことはある
色とぴったりサイズの150ミリで決定しました。見本の裏をみてからわかったのだがMADE IN ITALYだったんだ。
また予算オーバー必至

親切な炭平コーポレーションは、「このタイルなら即納品できますよ」と別のタイル見本を宅配にて用意してくれました。
う~ん確かによく合っている。ちょっと重厚感に欠けるかな?打ち合わせ日によく相談することに。

ABC商会 ナチュラルデザイン(色=スチール)ホームページから写真転載


写真左:上がり框の色とのバランスは?
写真右:蔵戸の前にも置いてみる


7月1日午前中
大雨の中、炭平コーポレーションのF氏が現場にきてくださり、棟梁とも相談の結果、提案いただいた
「ナチュラルデザイン」で決定し、早い時期に施工ということで懸案事項は解決しました。ほっ!
屋内も見学してくださり、古材再生民家とイタリア製の渋いタイルとのナイス・マッチングを
納得していただけたと自負しています。リビング一面に敷いてもきっと素晴らしいと思います
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2 コメント

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Unknown (yamamoto takao)
2005-06-22 19:41:58
内装も最終段階に入りましたか。こだわりの

穂高の家も完成ですね。栂池の山小屋へ(四条畷山岳部山小屋)行くときに訪問したいです。その節はよろしく。
返信する
待っています (蔵くら日記管理人)
2005-06-23 20:50:48
はいはいお待ちしています。数年前仲間内で行きたいねと話していたのが、こんな形で実現しそうなのは嬉しいです。この歳になり、改めて日本建築の素晴らしさを実感しています。
返信する

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