蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

信州のひとつのへそ 松本駅

2006年01月16日 | 駅&鉄道
長野県には大きな駅がふたつ。
北信(飯山や野沢など)地方へは長野駅が玄関口となり、上高地や安曇野・白馬方面への入口駅はJR東日本松本駅である

 さて松本駅
改札へ上がる正面階段の左にこの表札があります



初めて松本駅に降りたのはいつだったか?思い出せないが、表札だけは鮮明に記憶している。
実にいい字だなぁ・・・と。松本が好きになった瞬間である
この度改めて表札の撮影に行ったのが上の写真。表札のたどった歴史が明記してあり
・明治35年6月15日 篠ノ井西条松本間開通により開業。
・昭和17年4月1日 改築された2代目駅舎は22年2月4日焼失
・資材不足に泣くも 昭和23年4月28日再建された
 その折、駅舎の落成記念にと、当時南安曇郡豊科町(現安曇野市豊科)在住の
 曽山 環翠先生の揮毫(きごう)木彫による表札を正面に設置。
 昭和53年の松本市でのやまびこ国体開催を機に老朽駅舎を改築することになった
・昭和52年9月1日駅舎取り壊しとともにお蔵入りとなる
・昭和60年7月市民からの要望で駅のシンボルとして掲げられた(推進団体に感謝!)

この駅にはもうひとつ名物?があります
到着を知らせる女性の自動アナウンス「ま↑つもとぉ~」
独特のイントネーション(節回し?)で、一度聞くと忘れない響きだ。

JR東日本長野支社企画課K氏に聞きました
20年以上前に松下電器自動放送システムを導入する際、プロのアナウンサーに依頼して今も採用している。ちなみに長野駅のアナウンスも同じアナウンサーだということですが、こちらは標準的なイントネーションなので、気づかなかった。

気になるレリーフもある



「お」はお弁当のお、手前の看板は時刻表の立看板。3階改札口入ってすぐ左の駅弁屋台の後ろにある壁面レリーフがかわいそう!
実はこれも駅のシンボルとして輝いていた「カモシカ」のレリーフの一部分がみえているのだ。
鉄平石のモザイクは大らかな素晴らしいデザインのレリーフである。大きさはおそらく3×4メートルくらいはありそうだ。
これについてもJR東日本長野支社に聞きました

昭和24年当時の駅長が松本博物館長に相談し、九州の故松本画伯に制作していただいた美術作品だったのです(ずっと以前の市民タイムスに掲載記事から抜粋)
なんてもったいないこと!故人もさぞかし悲しかろう。

市民タイムス2006年1月1日発行の記事から
現在大掛かりな改装中で、橋上駅舎になる。今年6月には西口と東口を結ぶ広い自由通路が出来る。通路と西口(アルプス口)広場の完成は平成19年の市制施行100年を目途にし、その後東口(お城口)の再整備がされる。個性を埋没させない造りであって欲しい


あの表札と壁画レリーフとアナウンスのReuseを切に願う
特にレリーフは高さを充分考えて大いなる構図を生かして欲しい


次のblog停車駅は「島高松」
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