暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

お付き合い

2022年06月29日 | 古民家
 大きな実りが分け隔てなく訪れるのも・・・
毎日の繰り返しと同じくらい・・・安心してすまし顔でいたけれど・・・
気まぐれな相手は・・・時折そっぽを向いて、分け隔ての無い暮らしは崩れてしまいます・・・。
平等と、声を上げても・・・どこかで階段があり、上から覗かれる場所は造られて・・・
それが平穏な暮らしのように、200年も続く戦のない歴史を繋いで来ました・・・。

朽ちた古民家も・・・手直しすると、素晴らしく彩られた姿になることも多くて・・・
手に入らない立派な木材を使っていなくても・・・趣ある佇まいはそこかしこに残り・・・
すり減って少しくぼんだ床や壁も・・・傷ついた跡が名前だったり数字だったり・・・
そこで育った暮らしの行く先が・・・目に見えてきます・・・。

合板や樹脂で出来た素材は・・・ある時間から、壊れるスイッチが入って・・・
どうしようもなく失われてしまうけれど・・・無垢の木材は、コロコロと転がしているうちは・・・
子供のまたその子供の・・・またまたその子供まで、幾世代も継がれ・・・
家族や、そこに人が居た時間を受け取り・・・次の世代に繋げる永遠の受け渡しが出来そうなくらいで・・・
自然をどんなふうに生かすかは・・・動物や人次第・・・。
大きな実りを毎年頂けるのも・・・上手なお付き合いがあってなんだろうと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ひと時 | トップ |  »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿