暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

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2024年02月04日 | 古民家
 6帖一間の、手の届く間に昭和を感じるほど・・・
狭さと不便さを忌み嫌いながら・・・当時の豊かさと若さに揺られ・・・
ミニマムやタイニーなどと・・・潔さに映える暮らしを写し・・・
実り豊かな自然に囲まれたいとは・・・
時代を遡り、記憶の美しさを描いているようで・・・
現実に降り立ち過ごして悩む・・・小さな暮らしを受け入れるには・・・
出来ない当たり前を、増やしてしまったのかも・・・。

ペラペラの扉に響く音・・・
むき出しの鉄板の冷たさに・・・細く雑なステアリング・・・。
頼りないアクセルとブレーキを踏み抜いて・・・乾いた音は煙を吐くと・・・
薄いタイヤが土埃を掻いて・・・ブルルと景色は動いて行く・・・。
乗り心地も・・・寒くて暑い室内も、埃とタバコの臭いに目を曇らせ・・・
それでも心を揺さぶり・・・踊る夢心地の一瞬は、写真のように残され・・・
我慢とは言えない特別な時間が・・・フィルムに焼き付ける、色褪せた想い出になっている・・・。

他人の想い出に興味はなく・・・家族の想い出に虚しさが控え・・・
自分の想い出には、後悔とウソが交じり合い・・・
やり直しの出来ない言い訳に謝りながら・・・想い出の種は芽吹いている・・・。
その場限りの幸いを・・・拾い続けて暮らしが咲けば・・・
それ以上を望む言葉は見えなくて・・・やり直す時間を探す程、言葉足りない想いは広がり・・・
取り返しは出来なくても・・・残して渡す、想いを載せた暮らしはこれからも続いて行く。


コメント
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