体力勝負に身をまかせ・・・家族と家業を守りつつ・・・
誰も彼もが、モノ造りに囲まれて育ち・・・暮らしの行く先を複雑に考えると・・・
素直に過ごす輪の中に・・・順序が生まれるのが時の流れで・・・
造られた仕組みに声を上げるにも・・・
膨らんだ場所に・・・小さな言葉は届かない・・・。
飛脚がいて・・・籠もあり・・・
馬が来て・・・汽車が造られ、車や飛行機が飛び交って・・・。
瞬きの間に意思が伝わるようになれば・・・目の前の景色さえ・・・
一瞬で届けられるようになると・・・
大切な真ん中の、廻りを囲む大きな不思議が見えなくなり・・・
本当に理解しないといけない出来事が・・・カリカリとこぼれ落ちてしまう・・・。
見たままを・・・切り抜くように記憶して・・・
ずいぶん後に思い起こせば・・・大抵は薄れても・・・
100人それぞれの記憶のピースは繋がり・・・飾られれば・・・
曖昧な記憶の矛先は・・・それぞれに残されて、結び合い・・・
使われていた能力は・・・不便を凌駕して、振り出しに戻りながら・・・
豊かさの行く先は・・・どちらに向こうとしているのだろうか。