暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

前に

2023年04月04日 | 古民家
 サラリと歩いてみる・・・いつのまにやら過ぎた景色と、見知らぬ風景に・・・
前を向いて歩いてい無いと・・・関心のなさにうなだれて見る・・・。
久方ぶりの場所に、褪せた写真を見るほど変わらないモノもあれば・・・
想い出の枠を切り取られたみたいに・・・作られた場所になっているモノもあるほど・・・
目まぐるしさと・・・置いてきぼりは境界線でくくられ・・・
居場所を探しながら・・・拠り所は無くなって行く・・・。

勢い良く暮らしが前に進んでも・・・その列車に乗れる切符は少なくて・・・
乗り遅れているとも気付かないまま・・・紆余曲折、歩いてみても・・・
変わろうと思いながらも変わりたく無い時間に・・・繋いできた時間は同じ様に流れている・・・。

木造の住まいも・・・薄いガラス窓が並んだ工場の建屋も・・・
同じ平屋が並ぶ社宅の小ささも・・・
目の届く暮らしに誰もが顔を付き合わせ・・・大きく変わらない毎日に、些細な変化は気付きになり・・・
子供の様に何故・なぜと・・・どこまでも幼い顔で寄り添ってくる・・・。
自然の声をなびかせて・・・歩いて来た道のりは、ずいぶん薄くなって来たけれど・・・
気に留めながら前に進むこれからに・・・耳を澄ませていられたらと思う。



コメント
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