町の真ん中を・・・ヒラヒラ流れる川がいてくれるだけで・・・
素直に育ち・・・文化も生き生きと語り掛けて来る・・・。
厄介な川もあれば・・・暮らしに欠かせない身近な川もあり・・・
交じり合わなければ生きては行けないほど・・・いつも一緒にいるはずなのに・・・
どこか遠慮無く・・・物言わぬ相手を壊している・・・。
板塀が続く細い路地を抜けて・・・片寄せ合う長屋の住まいが並んで・・・
白壁の眩しさに・・・暮らしの豊かさを感じる・・・。
とんがり帽子の大きな屋根が並ぶ町に・・・細長いビルが建ち並べば・・・
人が住むには都合が良くても・・・自然と寄り添うには、息苦しそうで・・・
太い境界線でも無ければ・・・勢い良く広がり続けてしまう・・・。
文明が生まれたのは・・・大きな川と共にいられたから・・・
豊かな自然があるのは・・・ほどほどをだれもが知っていたから・・・。
草や土や石で造られた儚い住まいに・・・大きな恐怖は覚えなくても・・・
山を削り・・・川を埋めて、海の色を変えてしまう暮らしに・・・
大きな恐怖は降りて来る。