代々住み続ける居場所にいるはずも・・・よほどの旧家なのか、やんごとなき理由があるのか・・・
その地を離れられない理由を持ち続けているけれど・・・
住み慣れた居場所を、引き離される大きな理由で・・・理不尽な暮らしの、見知らぬ居場所を与えられてしまう・・・。
どこでもドアとは言わないまでも・・・居場所は好きに選べる一時を頂いているのに・・・
世界をよくよく広げて見ると・・・好きでいられる暮らしを続けられている居場所の少なさに・・・
世間知らずを知らされる・・・。
電車もバスも通らない居場所に、不便さを感じ始めたのはいつごろか・・・
自転車やバイクでコト足りていた暮らしには・・・支えてくれるご近所がいくつも軒を伸ばして・・・
朝夕の言葉のやり取りが・・・子供の世界も、大人の時間も包み込んでくれ・・・
いつもどこかで安心と不安が行き交っていた・・・。
顔の見えないやり取りと・・・安心安全の交換は、どこかで矛盾があるようで・・・
それでも大きくなった暮らしに、信用は薄っすら隠れて・・・
何となく過ぎ去ると・・・誰もが気にはしなくなり、顔の見えない安全が過ぎて行く・・・。
刻む言葉の節々に・・・幸せの時間はあるような気がする。