暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

美文字

2020年11月26日 | 古民家
 古民家や土蔵の中から出て来る、箪笥や長持・・・
掛け軸や器が入っているだろう?木の箱に・・・墨で書かれた文字が埃で白々と・・・
うねる文字に困りはしても・・・その達筆はいつ見ても見事なもので・・・
文字がおぼつかない自分としては、羨ましい限りですが・・・
その時代の人みんなが美文字だったのか・・・・?
鉛筆やボールペンなど無く・・・子供の頃から筆にいそしめば・・・
自然と上達するモノなのだろうか・・・?

直筆する場面が減っているようでも・・・学生であれば、文字を書く機会があるような気もして・・・
とんと文字を書かなくなるのは・・・社会人になってから・・・。
年賀状のやり取りも減る中・・・挨拶文も宛名もすべて印刷で・・・
ペンの持ち方が・・・すっかり個性的な人も増えて・・・
教える親が個性的なら・・・子供が超個性的でも致し方ないのかもしれない・・・。

屋根裏から・・・蔵の床下から・・・タイムカプセルのように、年代が刻まれたお宝が出てくると・・・
その文字の姿も雰囲気を出して・・・少しドキリとしてしまい・・・
肉筆で書かれた文字に、どれだけ想いがあったかは解りませんが・・・
印刷して、ペン!と貼られた紙やシールとは違い・・・
サラリとしたためられた文字には、そこで暮らした人の息遣いが伝わってくるようです・・・。
手仕事に味わいがあり・・・人の手が生み出すモノに、どこか落ち着きを感じるのは・・・
上手下手では無く・・・刻まれて来た時間や積み重ねて来た歴史がそう思わせるのだと思います。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする