暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

たからもの

2020年11月23日 | 古民家
 自分の部屋にある家具を並べ替えて・・・気持ちも新たに机に向かうも・・
一向に勉強がはかどらない・・・。
風水や占いに頼った訳でも無いので・・・気まぐれなお遊びであれば・・・
自己満足で少しばかり、気分が良くなる程度・・・
小さな片田舎の子供が、定期的に行う6帖一間の模様替えが・・・今の職業につながっているような気もします・・・。

多くの中学生が通う・・・京都奈良の修学旅行・・・
五重塔を見ても・・・大仏様を拝んでも・・・二条城をキュウキュウと歩いても・・・
建物に関心は無く・・・夜の自由行動を制服姿で闊歩して・・・
大勢で川の字になって寝る楽しみに・・・バスや新幹線の移動がどれほど楽しかったか・・・。
歴史や文化を愛でるには・・・知識も勉強も幼く、それでもその場所に立った想い出は、いつまでも残っている・・・。

田舎の慎ましい暮らしや・・・あまり思い出したくない田舎暮らしでも・・・
人生も中ほどを過ぎる頃・・・我に返ったように懐かしくなる・・・。
1/2に縮小したような、学校の教室や・・・ジオラマのような街の風景・・・
背丈が変わったから・・・余計な知識が増えたからなどとは言いたくも無いけれど・・・
子供が半年も経つと・・・別人のように成長はなはだしい様子を見せれば・・・
十代の頃見ていた景色など・・・おぼろげな記憶になるのだと思う・・・。
大人になると見えなくなるもの・・・子供では気付かない事・・・
田舎の町で、所在なさげに立ち尽くす古家の空き家・・・
宝物の眠る町・・・と思うのは、自分が大人になったからなのだろうか?



コメント
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