暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

野暮

2020年11月17日 | 古民家
 ザブリと波音が、体に心地よい場所で迎える冬の季節を経験した事は無く・・・
青空の下・・・元気な森や雑草が、風でそよぎ心躍る場所で・・・
赤白の帽子を目深に・・・白髭のおじいさんを、煙突から迎えたことも無い・・・。
四季を迎える場所に生まれて感じる幸せを思うのは・・・
季節ごとに迎える催事を、とても豊かに思い描ける事なのかも知れない・・・
見知らぬ国の・・・
暑いのに乾燥している砂漠にいる感覚や・・・
埃や、むせる独特の香りに嫌気がさす感覚を味わえる事は出来なくても・・・
色とりどりの今を感じられる、自然豊かな場所だと思う・・・。

夏を快適に過ごす暮らし向きを考え・・・日本の住まいは造られ・・・
身近にあるモノを、効率よく使い続けられるように工夫された暮らしでした・・・。
良く知れば・・・その生活の手間暇の苦労はあっても、与えられる幸せな暮らしに、心安らぐ時間があったと思います・・・。

自分の居場所が好きな人・・・どうしようもなく逃げ出したくなるほど嫌いな人・・・
年を重ねて改めて好きになる人・・・いろんな場所を渡り歩くのが好きな人・・・
ひと所に居を構えるのが難しくなった今では・・・
フワフワと飛び回る生活に違和感を覚えないのかも知れませんが・・・
どうも・・・地に足を付けた暮らしに安心を覚えてしまう・・・
野暮な年代になってしまったのかも知れません。

コメント
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