ウツウツ記

毎日の生活で感じたことを書いています。

息子の大学入学②

2019-11-12 14:18:05 | 息子のこと
夏休みに入りました。

息子は帰省したがりませんでした。
今思い返せば、もうどっぷりとギャンブルとバイトの生活に浸りきっていて
束縛される自宅なんかに居たくはなかったのだとわかります。
が、当時はそうとも思わず
とにかく、免許を取るということで帰省しました。

免許でも、息子の一面がわかります。
18歳の初めての免許。
車の免許ですよね?100人いたら99人は車の免許を取ると思います。
が、息子はバイクの免許を取る、と言い張りました。
いくらその後のこと(時間やお金)を説いても
譲りません。
その頃は、高校生の時にお世話になった塾の先生がバイク好き、
というただその憧れが理由だったと思います。
譲らないので結局、バイクの免許を取りました。
人のいう事には耳を貸さない、
また人とちょっと違うことをしたい、そういう性格です。

我が家では、夫の夏休みに必ず旅行に出かけていました。
子供が高校生になってからは出かけなくなっていたのですが
息子の受験も終わったということで
この年は道後温泉に行きました。

今思うと、そこでも息子はとても不機嫌でした。
不機嫌でぼやんとした顔の写真が残っています。
当時はたばこを吸っていることも知らなかったので
家族の前ではたばこを吸う訳にもいかず
イライラしていたのでしょうね。
とにかく、温泉にも一人違う時間に入ったりと
私たちを避けているような感じでした。

この夏休みに、本当はもっと話をすればよかったと思います。
というか、話せる関係を小さい頃から作っておくべきでした。
学校を辞めたい、という気持ちのその後を聞こうとしても
私にも夫にも、その言葉をどう切り出せばよいのかわからず
また答えを聞くのが怖かったのも事実だったと思います。
とにかく、まぁ一応は元気で免許も取ったし頑張れよ・・・
くらいな感じでまた東京へ帰っていきました。

普段からメールのやり取りもあまりしない関係でした。
私には娘との間に、苦い経験がありました。
娘が上京した際はとてもとても心配で
心配のあまりに毎日連絡をしていました。
当然娘からは拒絶されるようになり、溝ができました。
あぁ干渉しすぎたなとわかった時には、もう遅かった。
娘とも用事がある時にしか、連絡しないようになっていました。
なので、息子にもあまり干渉しない方がいいのだなと
思い込んでいました。
二人は全然違う性格なのに、それがいいと思ったのです。
勿論、私の中では相変わらず、漠然とした不安は消えることがありませんでした。

そうして、秋が来ました。

ある日の夜、珍しく娘から電話がありました。
「お父さん、いる?」
私ではなく、夫と話したいらしいのです。
でも夫はまだ帰宅していませんでした。
そう伝えると、しばし無言・・・
一体、どうしたのか?と問い詰めました。
すると「怒らずに聞いてほしい」と前置きされて
息子のことを話し出しました。

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