変わりやすい天気ですっきりしない日々が続いています。たまには山里でのんびりと昼食をしたいと思い奥多摩大丹波の里「釜めし なかい」に旧友Tさんを誘って出かけました。
山の中の道を歩きたいのでJR立川駅から青梅線で終点の奥多摩駅に近い川井駅で下車。 立川駅から約55分、川井駅から「釜めしなかい」まで徒歩約30分。川井駅は多摩川とその支流大丹波川が出会うところにあり多摩川に奥多摩大橋が架かっています。
曲がりくねった山の中の道を歩き途中から大丹波川に降りて川沿いを大丹波国際虹鱒釣場に向かって歩くことにしました。数日前の雪が残っている川には釣りあげられずに逃れた残り鱒が数匹ゆらゆら・・・。 鱒釣り場はシーズンオフのため釣り人は1人も見かけずとても静かです。Tさんはタバコ私はチョコレートを少々かじりながらしばし談笑。
鱒釣り場から急な斜面を上がると大丹波の集落。あたりはひっそりとしていて草葺屋根の民家と食品雑貨店が1店、鱒釣り場の管理事務所があります。
「釜めし なかい」の建物は昭和26年に建てられた民家を持ち主が改装したお店。お店と言うよりもどこかの民家に上がって食事をする雰囲気です。
釜めしは定番の茸釜めし(1500円)と山菜おこわ釜めし(1600円)にプラス味噌田楽、ビールを注文。秋季限定の栗釜めしはとても美味だった記憶があります。下の写真の左が茸釜めし、真ん中は山菜釜めし、右は味噌田楽です。
釜めしにはあつあつの鶏の水炊き、奥多摩特産わさびを石臼ですった薬味が付いたわさび入りさしみコンニャク、自家製のおまんじゅう(餡入り)、漬物が付きます。今回は平日の午後、肌寒い曇り空の影響もあり空いていたのでゆっくり落ち着いた気分で食事ができました。ただ、車客が多いこととTVで紹介されたこともあり土日や時間帯によって順番待ちになりますのでできれば平日がお勧めです。
食後は鱒釣りをしたり川井駅近くの奥多摩松乃湯の温泉旅館「水香園」かバスで奥多摩駅に出て徒歩10分の奥多摩温泉「もえぎの湯」で日帰り外来入浴を楽しむこともできます。今回は天気が心配なので川井駅まで歩いて戻り帰途に着きました。
12月14日のブログ「甲州食べもの紀行展」の山梨県産食材づくし「甲斐御膳」も同じですがその土地の新鮮、安全な食材を使って土地の人が調理した素朴な料理を家庭的な雰囲気の中で食べたい人が行楽の途中に車で立ち寄って行きます。バスの本数も少なく駅から歩いて来る人はとても少ないのですがこのようなお店はまた行きたくなります。門の前に手水のきれいな水と椿が一輪咲いていました(全ての写真はクリックすると拡大します)