本日梅田の「ESPエンタテインメント」にてハイスクールライブがあり、その付き添いで久しぶりに梅田から中津界隈を歩く。
以前より阪急電車から見えるこの白い建物が気になっていたが、その建物こそが今日の舞台だった。
本校教室からも見える「阪急茶屋町ビルディング」(別名ちゃやまちアプローズ)。梅田芸術劇場やホテルがある高さ161mもある高層ビル。写真右側に見える建物は阪急電車の本社ビル。
もうひとつ気になっていた超モダンな建物がこれ。上に十字架があるのでキリスト教の教会であることは分かっていたが、本日初めて教会の玄関にて「カトリック大阪梅田教会」という名称を確認。同じ建物内に「上智大学大阪サテライトキャンパス」があり、東京の大学が大阪にもキャンパスを持っていることが分かった。
キリスト教は「カトリック」「正教会」「プロテスタント」の3つのグループがあり、それぞれ教会や装飾に特徴がある。
我々が「教会」というときに抱くイメージ、例えば長崎あたりの古い教会の「レンガ」「ステンドグラス」「ロウソク」「イエスの磔刑像」「聖母マリア像」などは、たいてい「カトリック」。
しかし、以前観光学のフィールドワークで訪問した「カトリック神戸中央教会」やここ「カトリック大阪梅田教会」のように「超モダン」な建物もあり、いずれも「ノアの箱舟」をモチーフにしており興味深い。
全世界にあるカトリック教会の親分(総本山)は、ローマにある「サンピエトロ大聖堂」、いわゆる「バチカン」で、本日教会で行われたであろう「司祭」の講話内容も総本山で決めた聖書の個所を話すというぐらい、全世界的に組織化されている。ちなみに「司祭」や「神父」はカトリックで、「牧師」はプロテスタント。
組織化された「カトリック」に対して「プロテスタント」は、いろいろなグループに分かれており一本化されていない。建物も十字架がなれけば教会とは思えないようなのもあり、本校に隣接する「淀川キリスト教病院」は「プロテスタント」である。
日曜日はキリスト教徒にとって聖日礼拝の日。ここ「カトリック大阪梅田教会」にも、日本人はもちろん、在日フィリピン人・在日南米系と思しき人々が多数出入りしていた。「フィリピン」はアジアの中では最大のカトリック国。「南米」はスペインやポルトガルの植民地支配の影響で、大半がカトリックだ。
そんな人の中で韓国人らしきキャリーバックを引いた旅行者もいた。教会の近くにシティホテルやバスのターミナルがあることから、聖日礼拝には便利なんだろう。
意外なことに韓国は人口の25%ぐらいがキリスト教徒(クリスチャン)であり、日本の外務省ホームページによれば以下のとおり。
宗教人口比率53.1%
(うち仏教:42.9%,プロテスタント:34.5%,カトリック:20.6%,その他:2.0%)
社会・文化に儒教の影響を色濃く受ける。
要するに「53.1%」が宗教を信仰しており、そのうち「34.5+20.6=55.1%」が「クリスチャン」ということで、だいたい「4人に1人」となる。
午前中、会場では各バンドのリハーサルが行われた。
ザクロ飴
絶蘭微少女 ※「微少女」というのが奥ゆかしくていい。
蒸し暑さはなかったが相変わらずの日差しの中、軽業師のごとくひょいひょいとビル窓の清掃をする人。その鮮やかな動きにしばし見とれる。「AI(人工知能)」の発達により「将来なくなる職業」的な記事が昨今目立つようになったが、この仕事も将来はロボットがやるようになるのだろうか。
すでに終わっているのに貼られていた「SHISHAMO」のポスター。
ライブ本番の付き添いはM先生にバトンタッチ。2010年から始まった「梅田貨物駅」周辺の大開発は「グランフロント大阪」の完成でひと段落したが、この界隈はどうなるのかと思いながら撮影。わずかに残る単線を、「京都~関空」を結ぶ「特急はるか」が走っている。