雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

自宅撮影に暗雲が・・

2016年10月09日 | 天体写真よろず話
もう撮影計画を立てる気にもならない天気が40日も続いています。
毎年晴れる事の多い明日の「体育の日」も今年は例外になりそうです。

それよりも今後「天体写真」の趣味を続けていくうえで深刻な問題が。

草刈りの済んだ南側空き地
この団地に来てから早30年以上が経ったのですが、
ずっと空き地だった南側に家が建ちそうなのです。

退職が近づいたころ、団地内で防犯灯やご近所の灯火が明るい中で
30年ぶりに「天体写真」を再開しようとした理由の一つが南側が空き地だったこと。
おかげで南天の対象も撮る事ができました。
↑ 夏の南天の天の川 2015/ 7/21
↑ 冬のオリオン座 2016/ 2/11
この空き地に家が建ったらどうなるか?
灯火が増えるだけで済まない事は明らかです。

ステライメージ上でその影響を推定してみました。
↑ 推測で新しく建つ家を赤い点線で加えてみました
これまでは南の空の条件が良ければ赤緯-30度くらいの対象も撮れない事は無かったのですが、
今後は-20度前後が限界となりそうです。
(注) 自家屋で北極星が見えない事と市街地の光害で、南中前の対象は撮る事ができないのです

つまり以下の対象はもう撮れなくなるかもしれません。
↑ アンタレスとM4 (赤緯)-26度
↑ 三烈星雲 (赤緯)-23度
↑ 干潟星雲 (赤緯)-24度
↑ NGC253 (赤緯)-25度
↑ M83 (赤緯)-30度

家も30年以上が経過しているので思い切ってリホームして、
2階に観測所をなんて夢も見たこともあるのですが・・
雪国の絶望的な冬の天候と、秋ですらこの空模様ではとても元が取れそうにありません。
それに重い機材を設営できる体力と集中力も、あと4年で終わる60代までかと思うと・・

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今日は午前中「くびきの100kmマラソン」の交通整理でした。
団地内は60kmコースになっているのですが
雨の中 全国から大勢が参加していました。
 
右は交通整理でいただいた記念の帽子です

雲上くもがみ
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8 コメント

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Unknown (やまねももんが)
2016-10-10 08:44:31
おはようございます。
うちも越してきた時は周りに空き地がたくさんあったのに、今ではみんな家が建ってしまいました。
人口が減少しているというのにどうしてでしょうね?
そして南の低空には面白い天体がたくさんあるのですよね。
返信する
奇跡だったのかも (さすけ)
2016-10-10 12:12:08
雲上さん宅のまわりをグーグルマップで見てみると、南側の敷地に家屋がなかったのが奇跡だったのかもですよ。
しかも雲上さんの予想よりももっと建つ家は高いかもですよ。
撮影場所を玄関側の南よりに移すと電柱が邪魔でしょうか。
返信する
いつの間にか家だらけ (雲上(くもがみ))
2016-10-10 14:35:00
やまねももんがさん こんにちは。
今の土地を買ったのは家を建てるかなり前で、
まわりになにも家がなくて、これは・・と(笑)
今思えばずっと南側だけ空いていたというのは幸運だったのかも。
団地内に空き地はほとんど無くなったのですが、最近高齢化で空き家が出始めています。
出かけて撮るにも、少しくらい車で走っても天気は似たようなものだし・・

返信する
木を切るか? (雲上(くもがみ))
2016-10-10 14:43:30
さすけさんの言われる通り、南側がずっと空いていたのは奇跡でしたね。
今回はこれまでのおりおんショットから推定したのですが、
確かに設置場所からだともっと家が高くなるかも知れません。
玄関側にずらすと電柱がじゃまな事と、家屋で北極星が隠れてしまいます。
考えられる対策としては2本の木を倒して、裏口付近から撮ると、少し南側が見えてくるかも。
返信する
Unknown (テナー)
2016-10-10 17:51:07
こんにちは
市街地でも天の川が写る環境の中で南側を遮る
家屋が出来るのは辛いところでしょう。
それ以上に撮影健康年齢があと4年とは寂しい事を
仰いますね。
同年輩の同好者が多いこのブログで60代での卒業は
いけませんよ。
私は75まで遠征するつもりです(^O^)
返信する
わたしも70代前半まで (雲上(くもがみ))
2016-10-10 22:50:17
テナーさん こんばんは。
わたしも心あらためて70代前半まで頑張る事にします。(笑)
南の低空はだめでも撮るものはたくさんありますしね。

ただし庭撮りで楽しちゃっているので遠征はもう無理です。
R200SSで遠征って、ほんとテナーさんすごいです。

返信する
遠征撮影 (大野博文)
2016-11-28 20:05:15
こんばんは、私も仕事の都合で海外出張が増えて1996年秋から完全に遠征撮影から引退したくちです。定年退職後遠征撮影しようとしたのですがJPの組立設置、極軸合わせ、MT160やC11の光軸合わせが面倒くさくなり、また、体力もなくなり40代は30分以内に組立設定完了できたのに今は1時間費やし、しかも腕が痛くなり震えてカメラの部品やアダプターリング、ねじ類をぽろぽろ闇夜で落として探し回る爺さんになってしまいました。田舎に引っ越しするのも予算的に無理でベランダから細々と撮影しています。
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与えられた環境で・・ (雲上(くもがみ))
2016-11-28 21:21:24
大野さんに比べれば始めた時期は早いかも知れませんが、すぐに投げ出したくちです。(笑)
まじめにやりだしたのは退職が近づいたころからです。
デジタルカメラのおかげで天体画像は身近になりましたが、自動ガイドやらなにやらでコードだらけ。
最近接続系統の整理やらできるだけシンプルに設営できるようにして、
自宅撮影の利便性でなんとかやっております。
田舎への引っ越し、リホームで機材設営場所をつくることより大変そうですね。
お互いにあるを尽くしてやっていきましょう。
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