雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

リベンジできたか? やまねこ座の「でんでん太鼓」星雲

2020年03月21日 | 天体写真(星雲・星団)
18日夜 今年初めての徹夜撮影は長焦点(VC200L) + フルサイズ(EOS 6D)
と決めていたのですが、20時からの1タイトル目を何にするか迷いました。
その時間に南中を過ぎたばかりのものというと
きりん座の NGC2403銀河があったのですが、昨年2月に VC200L+ 6D で撮影済み。
そこで、系外銀河ではないのですが やまねこ座の惑星状星雲 PK164+31.1にしました。

この星雲 何やら数式のような名称ですが、3年前に最初にこの星雲を撮ったとき
わたしはその見た目から「でんでん太鼓」星雲と名付けました。
前回撮影時のブログ記事 → やまねこ座の「でんでん太鼓」星雲 (2017/02/16)

前回は薄雲に月明かりでまともな画像になりませんでしたが、
今回は更にレデューサーを外して 長焦点+フルサイズカメラ でリベンジしました。

PK164+31.1  (やまねこ座) 
( 画像クリックで元画像の25%表示 )
( 上方向が北 になります )
撮影DATA : 2020/ 3/ 18 20:04’~  Vixen VC200L(f=1,800mm)
露出 分 × 枚 + 15分 × 枚 ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7 FlatAide
星雲部分のトリミング画像です ↓
中心付近に見えるやや青みがかった星のオナラでこの星雲ができたようです
”予想” に反して、前回と比べればかなり見れる画像となりました。

なぜ悲観的な ”予想” をしてたのかというと、
薄明が終わって一時間も経たない時間からでは灯火で空が明るく、
淡いと言われるこの星雲が背景に埋もれてしまうだろうと考えたからです。

3分露光を先に撮ってから 15分露光を撮ったのですが、
その撮影画像8枚を canon D.P.Pのヒストグラムで比較してみました
21時前の画像では明るい背景に星雲が埋もれてしまってよく見えません
1時間遅らすだけでも空は暗くなるのですが、滅多にない快晴の夜の時間がもったいなくて・・

この星雲を撮影中の様子です。 ↓
( 画像クリックで星座名を表示します )
肉眼では やまねこ座 なんてわかりゃしない (21時10分ころ)

次回は、空も暗くなってから撮ったおなじみの銀河コンビの予定です。

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お向かいの新築工事はまもなく終りそうです。
大事な南側の空き地で工事が始まった時は
もうこの趣味もやめどきかとも思ったのですが、
平屋とわかって息を吹き返しました。
高度10°くらいまでは大丈夫なようです

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