雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

さんかく座M33銀河 (リベンジか、追加露光か? その3)

2023年12月27日 | 天体写真(系外銀河)
今回は、たぶん今年最後の撮影になるだろう8日夜に撮った2タイトル目になります。
この夜の1タイトル目と、翌早朝に撮った5タイトル目は久々の彗星の撮影で、
速報性を優先してそれぞれ今月10日と12日のブログ記事に掲載しました
この夜は雲もなく、月も早朝3時ころまでは上ってこないという 久々の好条件でした。

薄明終了前から撮影開始したポン・ブルックス彗星12P)が
隣家の屋根にかかって撮影をあきらめたのが19時前。
急いで夕食を済ませて次に撮ったのが、南中直後のさんかく座M33銀河でした。
この銀河は9月24日夜にも撮っているのですが、
前回はGain204で、今回は撮影鏡筒もカメラは同じもので Gain150と低くして
より幅広い諧調に期待して追加露光を行いました。

 M33 銀河  (さんかく座) 
( 元画像の 60%に縮小 ほぼノートリミング )
(  上 が 北 になっています )
撮影DATA : 2023/ 12/ 8 20:19’~ Vixen R200SS(コレクターPH) (合成fl=760㎜)
露出 360秒 × 24枚 (Gain150) LPS-D1フィルター ASI533MC Pro(冷却-10℃) タカハシ EM-200 Temma2M  
ステラショット2(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)
ダーク・フラット処理はまじめに行っています

オートガイドも許容範囲で撮影画像をすべて使うことができ、良好な画像が得られたので
前回9月に撮影した画像も含めて処理した結果はこちら ↓
Gainは違っているのですが、2夜で総露光時間は4時間21分で、
銀河の色調は前回撮影したものに近くなりました。
前回撮影時のブログ記事は ⇒ こちら

それぞれの画像を比較してみると ↓
( 縮小なしの各画像の一部をトリミングしたもの )
左上付近の赤い星雲はM33銀河内のNGC604です

総露光時間4時間越えで低ノイズの画像となり その分強めの処理が可能となり、
諧調幅が広がった事により高輝度部・暗部の描写も向上したように思いますが ・・

M33銀河撮影中の「只今撮影中ショット」になります。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2023年12月 8日 21時21分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×7枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

木星のいる側の空が明るくなっているのは、うすい靄(モヤ)でもあったのでしょうか?

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上越天体写真友の会の反省会(忘年会?)も終わり、
今年はもう8日夜が撮り納めだったに違いない、と決めて
年賀状を早めにプリントし始めたのですが、
宛名面の印刷途中で突然プリンターが停止して、
修理が必要なエラーが発生しました』との表示が。
その後、電源を何度も入れなおしても回復せず。
今から修理に出したら戻ってくるのは絶対来年1月以降。
問題は一週間以内に年賀状をプリントしないと、今年は”年賀欠礼”状態に。
そこで、困ったときのヨド〇シカメラで調べたところ
注文すれば3日後には届くことがわかり 注文しました。
注文してから、壊れたプリンターをいつ買ったか調べたら12年前だった。
近くの電気店にインクがおいてない訳だ。
年末寒波の雪の中 注文して3日後に届いたプリンター


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