雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

アンドロメダ座 NGC891銀河で リベンジ! Cooled60D

2021年12月11日 | 天体写真(系外銀河)
話題になっていた”彗星祭り”への参加で一回中断しましたが、
Cooled60D再登板のリベンジ撮影を行った先月29日夜の3タイトル目になります。

2タイトル目の撮影が終わっても まだ21時半ころで灯火の影響があったのですが、
3タイトル目からは20分の長時間露光をメインに撮影しました。
選んでいたタイトルは2タイトル目のミラクゴースト(NGC404)と同じ
アンドロメダ座の 系外銀河 NGC891 でした。

NGC 891と遠方の銀河たち (アンドロメダ座)  
NGC 891: 距離 2700万光年 視等級 10.8 等級  視直径 13.5’×2.5’ 渦巻銀河 
( 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )
( 横構図で撮っているので上が北の方角になります )

撮影DATA : 2021/ 11/ 29 21:44’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成fl=1,386mm)
露出 20分 × 枚 +分 × 枚  ISO 3200 LPS-D1 Cooled 60D (冷却オフ CCD +7 ℃前後)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・ガイド・ディザリング撮影ステライメージ9(画像処理)

本来は先月7日夜に華々しく再登場となったはずの Cooled60Dだったのですが、
7日の夜は大気が不安定だったためガイドが乱れてまるでピンボケのような画像ばかり。
そのリベンジとなったこの夜のガイドグラフは・・ ↓
ステラショット2でオートガイド撮影中の画面
設定したガイド補正のしきい値0.25ピクセル 以下に収まっている時間帯も多く 良好な空の状態でした。
(注. 今回の撮影鏡筒での星像のゆれはガイドグラフの5倍になります )

そこで ピクセルサイズの小さいCooled60Dと、ピクセルサイズの大きい6Dの撮影画像で
解像度の比較をやってみました。

比較画像は今回Cooled 60Dで撮った画像と 3年前に6D(HKIR改造)で撮った画像の銀河部分を
縮小なしで800×1024ピクセルで切り出したものです。
撮影鏡筒はどちらも VC200L+ RedHD(合成fl =1386mm)

(参考値)1ピクセル のサイズ  Cooled 60D: 4.3μm  EOS 6D: 6.5μm 
 
撮影鏡筒や空の状態が同じなら、ピクセルサイズの小ささは高解像につながる事は明らかです。

撮影時の空の状態の記録にもなる ”只今撮影中ショット” です。 ↓
22時47分~ TamronZoom(f17mmF2.8) 30秒×7枚 ISO1600 ソフトフィルター kissDX(フィルタ改造) 三脚固定撮影

次回はこの夜のゴールデンタイムにリベンジ撮影した かに星雲 の予定です。
新しい試みにもチャレンジします。

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おととい(9日)の夜は22時前に沈む細めの月と、2時ころから雲が出る
という予報とのはざまで悩んだのですが、
思い切って設営して3時ころまで撮影しました。
いつ中止となってもいいように、撮影済みの対象の追加露光を中心に。

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