雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

春の銀河アタックプラン(M108 & M97ふくろう星雲)

2013年04月03日 | 春の銀河アタックプラン
春に見える系外銀河(わが天の川銀河の外にある別の銀河の意)は、遠いため
暗くて小さめ、おまけに春の空は透明度が悪く、撮影に適した夜は少ないと思います。
そこで少ないチャンスを逃さないため、事前に撮影プランを検討しておく事にしました。

今回は、おおぐま座のM108銀河と、近くにあるため一緒に写されることが多い
M97別名ふくろう星雲(惑星状星雲)です。

M108渦巻銀河(右上) と M97ふくろう星雲(左下)
(おおぐま座)距離4600万光年(M108)、2600光年(M97)
 2010. 4. 8 VixenR200SS(f=800mm) 210sec×12枚 ISO1600 EOS kssDX(FIL改造) EM-200USD赤道儀 ノータッチガイド

それぞれ"M(メシエ)"ナンバーはふられているものの、距離は2万倍も違います。(メシエさんもビックリ。)
M108銀河は暗黒帯なのか、不思議な明暗模様が見えます。
一見すると不規則銀河のようですが・・・
(単独のクローズアップ写真はあまり見た事がありません。)
M97ふくろう星雲の方も比較的簡単に写ってくれますが、
たぶん拡大撮影しても”ふくろう”のまま?
(この付近は、はるか彼方の、そのまた先にある銀河がたくさん写ります。)
(よく見ないとわからないほど、小さくかすかですが・・・)

天の川銀河内の惑星状星雲と、はるか彼方の銀河を一緒に写すのがポイントでしょうか。

[ ガイド星図22時 ]
(ガイド星図を使われる場合は、クリックで拡大した後にダウンロードし、A4×2枚印刷。)
次の新月期の4月10日前後には午後10時前に南中します。


■ 撮影光学系(焦点距離)と構図 ■
ガイド星図のように縦構図で、両者を対角に入れるのが定番でしょう。
焦点距離は一般デジカメなら800mm位あると細部も見え、楽しめる思います。

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いっそのこと、M108単独のクローズアップを狙うとか・・。
このところ天候もすぐれないため、
新月期に向けて連続で「春の銀河アタックプラン」を掲載しようかと思っています。

雲上くもがみ
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