雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

4ヶ月ぶりの撮影は2年ぶりの まゆ星雲

2017年09月21日 | 天体写真(星雲・星団)
月を除けば 前回撮ったのが5月28日だったので、おおよそ4か月ぶりの撮影。
18日の夜 ダメ元で設営したら予報が外れて、日が変わった頃には撮影を開始できました。

4か月もブランクがあればなにかとトラブルの連続となるのですが、
最初のステラナビの自動導入設定のやり方を忘れていたくらいで、不思議なくらい順調でした。
もっとも忘れ物が有っても、撮影場所から趣味部屋まで5mもない自宅撮影。

最初に狙ったのは既に南中時刻を大分過ぎていたのですが
久しぶりにR200SSで撮りたかった はくちょう座のまゆ星雲

( 画像クリックで星座名入りで表示します )
撮りはじめは薄雲がありましたが、まともな星空を見るのは久しぶりです。

まゆ星雲 (IC 5146)  (はくちょう座)
(  画像クリックで 元画像の30%まで拡大表示できます  )
( 上 が北の方角 ) 
撮影DATA : 2017/9/19am 0:25’~  Vixen R200SS+コレクターPH(合成f=760mm F3.8 )
露出 15分 × 6枚 ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却 -2℃ 外気温 約18℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
これまではこの鏡筒で10分露光(ISO 1600) が最大でしたが、今回からたっぷり露光15分に方針を転換しました
尚 DATAには記載してありませんが、星の色が飽和するのを防ぐため1分露光4枚をコンポジットしたものも重ねてあります

まゆ星雲付近を切り取った画像です。
過去に撮ったまゆ星雲の画像と比べてみたら、今回がBest画像でした。
期待していたたっぷり露光の成果が出たかというと・・
わたしのお気に入りの写真集「FAR OUT (新潮社)」にまゆ星雲のこんな写真が。
( 手持ちの本のページを撮影したものですので転載はやめてね )
まったくの別物に見えますが、私のトリミング画像と同じ範囲を撮ったものなのです!!
どうやったらこんな画像が撮れるのでしょう?
最高の撮影地に遠征して、冷却CCDカメラなら少しは近づくことができるのかな。

次回はこの後 朝方まで撮った さんかく座のM33銀河 の予定です。

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今日も昼間は秋晴れのスッキリした青空。
それなのに夜になると雲が押し寄せるという予報。(ヒドイ!)

ご近所のそこかしこに彼岸花が目立つ様になりました
よくみたら我が家の庭にも咲いていました

雲上くもがみ
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4 コメント

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Unknown (テナー)
2017-09-22 09:30:05
こんにちは
4ヶ月ぶりの撮影になりますか!
長いブランクを感じさせないまゆ星雲、露光時間が秘訣なんですね。
暗黒帯を転がる梅干しにいつも見えてしまいます。次回たっぷり露光時間で贅沢に私も撮ってみましょう。
露光時間 倍にしても・・ (雲上(くもがみ))
2017-09-22 13:01:22
テナーさん こんにちは。
4か月の間にはリフォームに伴う仮住まいでの生活もありましたが、
自宅にいたとしてもこの夏の異常な天候ではたぶんダメだったでしょう。
おしゃるようにこの星雲はたなびく暗黒帯があることが魅力です。
ただ星雲本体は露光時間を倍に延ばしたくらいではあまり見栄えは変わらないようです。
安定の仕上がり。 (ミッチー)
2017-09-23 09:15:15
久しぶりでも撮影は順調にすすんで、
安定の仕上がりですねー。
やっぱデジカメはこれくらい露光時間とるのがいいのかなあ、
なんて思っていました。
おまけに短時間もブレンドしたということですので、
「間違いない」感があります。

僕はここのところじっくり撮影してません(泣)
遠征しても1時間くらいしか晴れないし。
忘れ物して機材未開封のまま帰ってきたりしたし。
自宅撮影できる事に感謝 (雲上(くもがみ))
2017-09-23 11:42:12
ミッチーさん 久しぶりにしては大きなトラブルもなくうまくいきました。
(自宅撮影に付き、忘れ物は問題外です)
露光時間については前にcanonDPPで撮影画像(Raw)のヒストグラムをリニア表示させたら
背景レベルはまだまだ全然余裕じゃんという事で見直しました。
短時間露光のブレンドについては、たぶん効果があるのだろうという事で・・(笑)

わかります! 自宅撮影でも 「運が良ければ1,2時間はとれるかも」じゃ
設営する気が起きなくなるような天気がずっと。
遠征して忘れ物でそのまま帰る(悲)
自宅撮影できることに感謝しなくちゃ。

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