雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

気落ちした後の三裂星雲は期待外れの写り

2024年06月12日 | 上越天体写真友の会
ちょっとブログ更新が空いてしまいましたが、まだ先月撮った画像が残っていました。
前回記事の子持ち銀河を2時間もJPEGで撮るという二度目の失態に、
自己嫌悪と脱力感の入り混じった中で撮った南天 いて座の三裂星雲です。 
 
 M20 三裂星雲 (NGC6514)(いて座) 
( 元画像の50%縮小で ほとんどノートリミング )
( 北は上の方向 になっています )
撮影DATA : 2024/ 5/10 02:43’~ Vixen VC200L(レデユーサーHD) (合成fl=1386㎜)
露出 6分 ×8枚 (総露光時間48分)Gain150  Offset 8 ホワイトバランス(R50%・B50%) LPS-D1フィルター ASI533MC Pro(冷却-10℃)
 タカハシ EM-200 Temma2M  ステラショット3(導入・オートガイド・撮影) ステライメージ9(画像処理)
ダーク・フラット処理は新しく作成し直したものを使っています
南中の15分前から撮影開始したのですが、庭の桜の木に邪魔されて結局南中を過ぎてからやっと使える画像になりました

本来この星雲は見かけは小さいものの色鮮やかな明るい散光星雲なのですが、
今回は色がくすんで、星像もきりッとしません。
薄明が始まって30分過ぎまでねばったことのほかに、電線群通過によるガイドの乱れで星が肥大化したことも原因かと。
わたしの『庭撮り』の環境では もともと南天の対象は不得手なのですが、
それでも透明度に恵まれればもう少しましな星雲の姿を得ることができます。
縮小なしで今回と同じ範囲を切り出して比較すると・・
撮影鏡筒とレデユーサーは今回とおなじで、ピクセルサイズの大きいフルサイズデジ一眼で撮っています。

比べてみれば、今回の画像はとてもCMOSカメラASI 533MCの能力を発揮しているとは思えません。


撮影時の空の状態がわかる恒例の「只今撮影中ショット」になります。 ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2024年 5月10日 02時57分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8)30秒×8枚 ISO1600 
ソフトフィルター使用 kiss DX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
薄明が始まる少し前に撮っているのですが、静止画とは言え8枚コンポジットしても市街の明りで天の川はこの写り。


= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
植え付けてから26日が経った『かたてま野菜』は成長期に入ってきました。
植えたときに紹介した我が家にやってきた26代目「宇宙キューリ」の現在の姿です。
右側の2本が「宇宙キューリ」・・・日本初の女性宇宙飛行士 向井千秋さんが 宇宙で実験に使ったキューリの子孫

別に買ってきた苗(一番左)より成長が遅く心配したのですが、ここに来てぐんぐん伸びて背丈で逆転。


にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へにほんブログ村
いつもポチッとありがとうございます。

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« JPEGで2時間撮影 子持ち銀河... | トップ | J-APA 第3回天体写真展 わた... »

コメントを投稿

上越天体写真友の会」カテゴリの最新記事