雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

飾りじゃかわいそう、40年前の鏡筒

2016年07月13日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
結局 雲に覆われ成果の無かった前日に続き、またまた11日夜は中途半端な GPV予報
「広域」予報だけなら梅雨の最中とあきらめるところですが、何度もだまされたている「詳細」予報が気になります
おまけに明るい上弦前の月も邪魔なのですが、
それでもこの機会を逃すと満月期で確実にもう半月は撮影の機会はありません。
考えた末に最低でも月は撮ってやろうと、
持ち出したのは機材置き場の飾りと化した90mmセミアポ鏡筒。
約40年前に購入した本格的な3枚玉セミアポ屈折鏡筒 1978年製
天体写真を再開してからは、口径を絞ってもっぱら太陽の撮影に使っていたのですが、
最後に使ったのは数年前の部分日食だったような ・・

久しぶりの実戦参加になります。
明るい内から設営を済ませ、撮影は少し暗くなるまで待つ事にしたのですが・・

夕食を済ませて戻ると、月がありません。
早くも雲が出て月はその中に。

しばらく待っていたら雲が切れてきたので急いで撮影を済ませました。(撮影所要時間 約5分)
上弦前の月 (月齢7.0)
( 画像クリックで元画像の50%サイズで拡大表示 )
撮影DATA: 2016/ 7/11 20h18m~ 高橋 90mmセミアポ+canon 2.0x(合成f=2,400mm
南北に分けて各16枚  露出 1/15秒 ISO 800 EOS kissX2  タカハシ EM-200 Temma2M AviStack マイクロソフト I.C.E 
無理すれば1カットで納まりそうだったのですが、念のため南北に分けて撮影したものを結合しています。

3月にも同じ上弦前の月を口径20cmのVC200Lで撮っていました。
( 画像クリックで元画像の25%サイズで拡大表示 )
撮影データはこちらを参照 → 上弦前の月(月齢6.3)

前回と比較して鏡筒の分解能は半分以下( 口径に比例 )、描画画素数は約1/4( 前回f=3,600mm カメラ 60D )
3月の記事に合わせてトリミングしてみました。(画像クリックで縮小なしの等倍表示)



日本での平均の大気の乱れを考えると口径10㎝くらいの分解能で頭打ちとも言われます。
鏡筒の口径に大きな差がありながら、あまり違いが感じられないのはそのせいかも。
それとも40年前の鏡筒を褒めるべき?

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今年は町内の役員を務めているのですが、今月末に恒例の納涼会があります。
今年は参加者の少ないカラオケをやめて子供向けイベントを との事。
苦し紛れにわたしは昔なつかし「ゴム鉄砲」による射的を提案。
最初割りばしで作ろうとしたら、家内が貧乏くさい
というので木切れを買ってきて作ったのですが、
完成したら、ゴムが目にあたったら危ない! とのご意見。
無視して的をどうするか思案中です。
 
雲上くもがみ
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2 コメント

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上越には空がない (さすけ)
2016-07-13 18:54:30
「 聞き捨てならん、そこになおれ」と日本刀のお出ましで、月はバッサリやられましたね。
ゴム鉄砲、確かに強力そうに見えます。心配が出てきても仕方ないかな~(^_^)。
さて、空ですが上越地方以外はそれなりなんでしょうか・・・。なんか智恵子抄の世界ですね。
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ブログタイトルが千恵子抄 (雲上(くもがみ))
2016-07-13 20:22:00
さすけさんも気になっていた日本刀、久しぶりに抜いてやりました。(まださびてなかった)
ゴム鉄砲は子供たちが勝手に遊ばないようしっかり管理しなくちゃ。
梅雨時はまだ全国共通だからいいですけど、問題は冬で、
太平洋側とは天国と地獄ですもんね。
わたしのブログタイトル自体が千恵子抄の世界なんですよ。

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