雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

ニックネームの無い銀河(その1) NGC2841

2022年03月31日 | 天体写真(系外銀河)
下弦を過ぎたら新月期というのがわたしの天体写真のライフワークになっているのですが、
この27日から3夜続けて日本海側で雲が切れそうな予報だったので期待していました。
ところが夜が近づくにつれて予報が悪い方に変わって、27日、28日夜は断念。
三夜目の29日にやっと朝まで晴れる雲予報が出て ようやく撮影ができました。

そんな訳で撮影プランを練る時間はたっぷりあったのですが、
今年撮影できたのはこれでまだ4夜目。
年齢を考えるとこの先あと何夜撮影できるのかと考えて
数ある春の系外銀河の中から撮影機会の少ないマイナーな対象を選びました。
この夜の最初のタイトル おおぐま座の渦巻銀河NGC2841です。

NGC 2841  (おおぐま座)  
距離 4,600万光年 視等級 10.1 等級  視直径 8.1’×3.1’ 渦巻銀河 
( 画像クリックで 元画像の25%サイズで表示します )
( 上が北の方角になります )

撮影DATA : 2022/ 3/ 29 20:14’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成fl=1,386mm)
露出 20分 × 枚 +分 × 枚  ISO 3200 LPS-D1 Cooled 60D (冷却オフ CCD +10 ℃前後)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)

やはりマイナーだけあって視直径が10’未満は小さい、そこで縮小率50%のトリミング画像です。 ↓
典型的な羊毛状渦巻銀河で、同じおおぐま座のメジャーなM81銀河のような明瞭な腕はありません。

調べたら2年前にもフルサイズのEOS 6Dで撮っていました。↓
2020/3/25 VC200L(fl=1,800㎜) 15分×10+3分×5 ISO6400 EOS6D(HKIR改造)
レデユーサーなしで より長焦点で撮っていますが、フルサイズのため 写野はより広く 銀河はより小さく写っています。

29日(21h58mころ)の「只今撮影中ショット」です。 ↓
予報より早い20時には雲が切れて撮影開始できたのですが、その分 灯火でまだ空が明るい中での撮影となりました

次回はこのあと撮った かみのけ座のマイナーな渦巻銀河になります。

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侵略したロシアと侵略された側のウクライナの停戦交渉が行われていますが、
今となってはこの戦争のあきらかな成果が得られない限り停戦はプーチンにとっては破滅の道。
そのために連日ロケット攻撃で市民が殺されている映像を見ると怒りがこみ上げてきます。

感情的にならないようにと思っているのですが・・

昨年の記録的な豪雪で 近くの公園が初めて排雪場所になったのですが、
今年も白鯨のような雪山が(早く消えるよう雪山を削る作業中です)

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