雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

満月期につき晴れてます。(月齢13 静止画処理)

2019年12月11日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
この趣味「天体写真」の最大の障害は、日本海側につき一年中 雲が多い事。
( ブログ名もそこからきています )
特に冬は絶望的で、今年はもう撮れないかと思っていました。
ところが満月が近づいたころから晴れが続きました。
滅多に晴れないのに、たまに晴れると月明かりが邪魔をする。

冬は大気が安定しないため月の撮影には適さないのですが
次はいつ晴れるかわからないので太い月を撮影しました。

満月2日前の月(北部) (月齢13)
( 画像クリックで当ブログ最大サイズで表示 )
撮影DATA : 2019/12/ 9 22:11’~ Vixen VC200Lcanon EF1.4x (合成f=2,520㎜)
露出 1/160秒 × 32枚 ISO 400 EOS kssX2(未改造) タカハシ EM-200 Temma2M 
AviStackでコンポジット・ウェーブレット処理
どうせ ”ゆらゆら” だろうと、今回は控えめの拡大(エクステンダー1.4x)で静止画撮影

満月2日前の月(南部) (月齢13)
撮影DATA : 2019/12/ 9 22:04’~ 他のDATAは北部と同じ

最初から北部・南部をつなげるつもりでした。
マイクロソフト I.C・Eでモザイク結合

ピント合わせの時 予想より画像のゆれがおだやかな事に気が付きました。
そこで処理の段階で らくちんなRegiStaxではなく、
手間のかかるAviStackで本格的に2日がかりで処理しました。

どう手間がかかるかというと・・
■ すぐメモリ不足のエラーが出るため、事前に画像ファイルを分割する作業が必要
canon D.P.Pで一枚づつ画像を分割しています
私のPCはメモリ16Gですが、今回も2分割でエラーが出ないかヒヤヒヤでした。
この分割作業が一番大変で時間がかかります。

スタック処理自体は多少時間がかかるものの 待つだけです。
AviStack でスタック処理中の画面
AviStack の最大の特徴は画像単位でなく、極小の分割エリアごとに評価してスタックしている事。
(大量のメモリが必要な理由がここにあります)
ほかにも 機能だけでなくまるでアートのような処理画面にも癒されます。↓

ただ 月の全体写真で小さなクレーターまで鮮明に描写するというのには無理があります。
(象の写真で体についた蟻まで写そうというようなもの?)
月の全体像を優先するなら RegiStax がお手軽です。
今回の画像をそれぞれでスタックした等倍比較画像です。↓
理屈で言えば、細部はAviStackの方が鮮明なハズですが
ちょっと見た目ではあまり違いがわかりません。
「作業効率」か「細部描写へのこだわり」か?

次回は CMOSカメラに入れ替えて撮った動画画像処理の予定です。

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リフォームして2年が経ったのですが
そのリフォーム会社の取材がありました。
”趣味”のテーマでホームページに載せたいという事でした。
これでも少しは片づけておいた”趣味部屋”
写真撮影のため「部屋の中に望遠鏡を設置できないか?」
と言われたのですが、お断りしました。

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