雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

リフォームの恩恵?(満月期にはフラット作成)

2017年09月05日 | 画像処理のはなし
もう満月直前で星の写真は撮れないのに、月が見えているとなぜか気になり、
雲に隠れるとホッとするのはなぜでしょう。
もう何か月も撮影できていないのですが、満月期でも何かできる事があるのでは・・
そこで出番を待っているR200SS鏡筒のフラット画像を作成することにしました。

わたしはダーク画像もフラット画像もその都度作成するのではなく、
あらかじめ作成しておいて使います。
ところが昨年10月にパソコンのハードデスクが壊れて、
バックアップをまだとっていなかった新しい多くのフラット画像・ダーク画像が失われてしまいました。

いつもは屋外で夕方の曇り空を撮るのですが
今回はリフォームで機材の設置も楽になった室内から曇り空を狙う事に。

蚊が入ってくるといやなので、最初はガラス越しに撮ったのですが・・
やはり気になって、引き戸を開けて撮り直し。
それぞれ16枚・20枚をコンポジットしているのですが、
雲が薄くて移動したせいでフラットがまるでちがったものに。
冬空の鉛色の雪雲のようにはいきませんね。

冬まで待てないので、翌日再挑戦してみました。
リフォームにより照明が蛍光灯からすべてLEDに変わったのですが、
これがすぐれもので「色合」・「明るさ」をリモコンで調整できるのです。
これが使えるのではないかと。
(この時期 蚊が手ぐすね引いて待ち構えている屋外はいや)
スクリーンは納戸で見つけた無地の「障子紙」を3枚重ねました。
試し撮りで下方がやや暗くなることがわかっため、障子紙を斜めにしました。 

これで作成したフラット画像で24枚コンポジットしています。(ISO1600 1/10秒)
(注)フラット画像は明暗を強調してあります

R200SS(コレクタPH) 構図用

R200SS(コレクタPH) 構図用

左右の光量の偏りが少し気になりますが、昨年11月に撮ったM31を再処理してみました。
星の色を残すため、構図確認用に撮った1分露光の画像2枚も加えてみました

フラット画像が失われ、ありあわせのフラットで昨年ブログ掲載した画像です。 
撮影DATAは 去年の記事 を参照願います

実際に使ってみて問題は無さそうです。
今後は天候に関係なく、室内で簡単にフラット画像が作成できます。

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次の新月期はR200SS+コレクタPH(F3.8)の出番です。
ISO1600で15分のたっぷり露光でいく作戦です。
それと星色再現用の1,2分の短時間露光も加えて。

雲上くもがみ
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コメント (2)
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