雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

有名になりそこねた銀河 (IC342 きりん座)

2015年10月28日 | 天体写真(系外銀河)
いよいよ16日夜に撮った画像ストックの最後になります。
この夜は一晩に4タイトルも撮れた余裕から 薄明までの2時間足らずで狙った対象は、
今までに撮ったことのない きりん座の系外銀河IC342

IC342  (きりん座)
( 画像クリックで元画像の25%まで拡大表示 ) ノートリミング
( 上が北の方向 ) 
撮影DATA: 2015/10/17am 3:11’~ Vixen R200SS+コマコレクタPH(合成f=760mm F3.8) 露出 25分×3枚+25
 ISO 800 Cooled 60D (気温11℃ 冷却 -7℃)  ガイド鏡GS-60S タカハシ EM-200 Temma2M PHD2 ステライメージ7

銀河部分のトリミング画像です。
事前に調べておいた「The Night Sky Observer's Guide」のデータでは視直径は22’もあります。
おなじ きりん座の NGC2403銀河と比べて正面を向いている分、見かけの大きさは大きいかも。
それなのに撮るのは今回が初めだったのですが、画像処理で銀河の姿が浮かび上がってくると
どこかで見たような・・
わたしのお気に入りの写真集「FAR OUT(新潮社)」で見ていました。
( 本の画像は左が北 )
本の中で
星間ガスや星間塵がなかったら、IC342は地球の夜空で最も明るい銀河、
天文愛好家お気に入りになっていただろう
との記述がありました。

この銀河がロウソクの炎のような色合いをしているのは、
たまたま天の川銀河面から近い位置に見えているためで、
700万光年の距離から届いた光が、天の川銀河内のガスや塵で波長の短い青い光は散乱し、
赤から黄色の光だけが地球に届いているためだそうです。
画像の中に写っている星はすべて天の川銀河の星なのですが、
地球に近い星を除いてほとんど同じような色合いをしているのも同じ理由のようです。

この銀河を撮影中の様子です。
撮影中の銀河のすぐ近く(左側)を 秋の天の川が流れています。

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今年の朝顔は、去年の「百日朝顔」のように長い期間咲く
というより、短期にドッと咲いた感じ。
もうとうに片付けてしまったのですが・・
こぼれた種からミニチュアのような朝顔が。

雲上くもがみ
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コメント (6)
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