雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

ヨンニッパで春の銀河 (おおぐま座M81・M82周辺)

2015年01月25日 | 天体写真(系外銀河)
20日夜遅く貴重な晴れ間があったのですが、彗星を撮ったりしているうちに、
肝心の冬の撮影対象は西に傾いてしまいました。
そこで400mmの焦点距離では短いのですが、春の系外銀河をヨンニッパで撮影する事にしました。
出番の少ないヨンニッパレンズの解像力を知る事が目的です。

M81M82銀河 周辺 (おおぐま座)
画像クリックで拡大してご覧ください (拡大時で元画像の35%)
中央にある渦巻銀河が M 81、その上にある不規則銀河が M 82です (上が赤緯の北の方向)
撮影DATA: 2015/ 1/ 21am 02:11’~ canon NFD400mm F2.8(手製絞りF相当)
露出5分×18枚コンポジット  ISO 1600 Cooled 60D (気温-2.7~-3.3℃ 冷却 オフ) LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 ORION SSAG ガイドスコープGS-60S PHD2 Guiding ステライメージ7

予想していたより銀河が明瞭に写っていましたが、このレンズの欠点といわれている
蛍石レンズ(注)保護用に前面に入れてある平面ガラスで明るい星に にじみが発生しています。
( 画像右側で楕円銀河のように見えているのは5.7等の恒星です。)
(注)2015.12.16 追記・・蛍石では無く、UDレンズのようです。

ヨンニッパレンズの解像力を口径20cmの反射鏡筒(R200SS f=800mm)と比べてみました。
昨年R200SSで撮った画像 (左下の銀河はNGC 3077)

今回 ヨンニッパで撮った画像の同じ範囲をトリミングしてみました。
ヨンニッパの画像は中央部をトリミングしたもの、口径もF4(D=100mm)に絞っている事を考慮すると、
にじみさえなければ健闘していると言えると思います。

広角レンズで撮った撮影中の画像です。
TAMRON Zoom(f17mmF2.8) 30秒露光×5枚コンポジット kissDX(FIL改造)
焦点距離わずか17mmですが、等倍画像ではM81,M82の存在がわかります。

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次回はこの後撮った、しし座の銀河の予定です。

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雲上くもがみ
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コメント (8)
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