雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

撮らぬ狸の皮算用 (VC200L)

2014年09月14日 | 機材
今日は朝からずっと秋晴れの快晴。
それなのに予報では夜は雲が出るという。(そんな馬鹿な!)
もっとも、まだ月が太く夜半前には昇ってくるので本格的な星雲・銀河の撮影は無理。

そこでポチったばかりのVC200Lを仮組みして、机上検討を行ってみました。
最大のポイントはR200SSと比較してガイド精度がどうなるのか? ということ。
R200SSでは親亀子亀方式に行き着いたが、VC200Lでは鏡筒バンドが使えず、ガイドスコープ並列に戻りそう。

左がR200SS、右がVC200L
たわみの元となる荷重は、R200SSではミラーと接眼部(カメラ)が鏡筒の両端に分かれるが、
VC200Lではミラーも接眼部(カメラ)も鏡筒の底に集中。
左がR200SS、右がVC200L
希望的推測では、荷重が集中している個所を支持するVC200Lの方が
筒のたわみが出にくいような・・。(そのかわり筒先が長く風には弱そう!)
更にVC200Lのアリ型はアリ溝にマッチしているのも好条件。
R200SSでは、鏡筒バンドのアリ型がアリ溝とマッチせず、鉄板を張り付けたりヤスリ掛けしたり・・)

左がR200SS、右がVC200L
赤緯方向のバランスは一見すると同じようですが、スライドプレートのバランスウエイトの有無で
わかるように、鏡筒重量はVC200Lは軽く6.6㎏しかありません。(R200SSは約8㎏)
当然、荷重が小さい事はたわみの軽減につながる事を期待します。

下図は以前R200SSをガイドスコープ並列で使用していたころの、ガイドデータです。
このデータ(f=1500mm)からは露光10分では星の流れの許容範囲を少しオーバーしています。
ましてVC200Lの焦点距離は1800mmで、暗くなるためより長時間の露光が必要。
そこで、安全を見越してレデューサー(合成f=1278mm)も購入しました。
左は直接焦点、右がレデューサー装着時
アンドロメダ銀河で写野角のちがいを比較してみたものです。(カメラはEOS60D)
  
( 背景はR200SSで2枚モザイクした画像の一部 )
左が直接焦点(f=1800mm)、右がレデューサー装着時(f=1278mm)

まもなく実際に検証する機会が訪れるかと思いますが、貴重な晴れ間を無駄にしないために
まずはレデューサーを装着して検証を行う予定です。

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正直なところ、実際の検証結果がどうなるか
まったく予想ができません。
期待と不安が入り混じっております。(ワクワク・ドキドキ)

雲上くもがみ
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コメント (2)
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