雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

パジャマで撮った3彗星

2013年10月11日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
昨日  で、玄関前に仮設営までは行ったものの
週間予報からは、当分撮れるような天気は望めませんでした。
昨夜も雲は多く、GPV気象予報でも雲だらけです。
風呂上がりにうたた寝をし、日がかわる頃に
寝ようと思って習慣で外を見たところ、星が輝いていました。
もう一度GPV気象予報を確認したところ、
北陸地方だけ、朝まで晴れが続きそうです。

10月の真夜中というのに外の気温は23℃。
パジャマ姿で玄関前に機材を設営しました。
おりおんさんのブログでおなじみの、”おりおんショット”。
( ノータッチガイドのため、機材設営は楽です。 )
透明度が良かったので、彗星を撮る前に「オリオン大星雲」の多段階露光を。
そのあと、「ラブジョイ彗星C/2013 R1」「エンケ彗星2P」「アイソン彗星C/2012 S1」の順に
朝まで撮影ができました。

北極星が見えない中での極軸設定、ガイド撮影(ノータッチガイド)は初めて。
NFD400mmレンズで、ガイドが流れれば最悪30秒位まで短縮するつもりでした。
それでも数秒で日周運動で流れてしまう固定撮影よりはましとの考え。

結果は仮設営のマーキングが役立って、流れはしたものの
2分間のノータッチガイドで撮影する事ができました。
( 流れた星像は「比較暗ズラシ」処理を行いました。)

ラブジョイ彗星C/2013 R1    ( 彗星核を基準にコンポジット )
撮影DATA: 2013/10/11am 03:01’~03:28’ CanonNFD400mm(F2.8 手製絞りF4.0)
露出 2分×12枚  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温21℃ 冷却 -2.5℃) EM-200USD赤道儀 ステライメージ7

ラブジョイ彗星部分の拡大画像です。


エンケ彗星2P    ( 彗星核を基準にコンポジット )
撮影DATA: 2013/10/11am 03:43’~04:01’ CanonNFD400mm(F2.8 手製絞りF4.0)
露出 2分×9枚  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温21℃ 冷却 -2.5℃) EM-200USD赤道儀 ステライメージ7

エンケ彗星の拡大画像です。

そして、メインターゲットのアイソン彗星が昇ってきました。
400mmでは火星が一緒に入りますので、導入は楽です。

アイソン彗星C/2012 S1    ( 彗星核を基準にコンポジット )
撮影DATA: 2013/10/11am 04:08’~04:43’ CanonNFD400mm(F2.8 手製絞りF4.0)
露出 2分×16枚  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温21℃ 冷却 -3.7℃) EM-200USD赤道儀 ステライメージ7
*画像左側やや上の細長いモヤモヤは明るい火星のゴーストです。

アイソン彗星の拡大画像です。
見た目はエンケ彗星に負けてますが、しっかりした尾があり今後に期待です。

北極星が見えないところで、ポーラメーターでここまで実用的な
赤道儀の設置ができるとは思っていませんでした。
これなら、オートガイドで更に追尾精度UPも可能かも知れません。


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今回は一睡もせずに撮影し、そのあと画像処理。
とても眠いです。

雲上くもがみ
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コメント (4)
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