折立教室だより   子育てのちょっとしたヒントになればうれしいです

公文式の教室を初めて23年になります。たくさんの小さな「できた!」と大きな「ワクワク」に囲まれて私も日々成長しています。

小学校までにつけたい力

2021-02-27 10:28:40 | 日常の生活から

上のお子様がもうすぐ小学校!というお母様に、
「小学校に上がるまでに何を出来るようにさせたらいいですか?」
と聞かれることがよくあります。
出来るようにしておいた方が良いことは沢山あります。長い文章を楽しんで読める、数の感覚を高める、45分間座っていられるようにする、生活面ではお友だちと仲良くできる、好き嫌いを減らす、・・・・まだまだあります。
でも、出来るようにしておかなければいけないことはそう多くない。上の質問に決まって私が言うのは、
「人の話を聞ける子にしましょう。」
ということです。
「なんだ、そんなことですか。」
多くの方がそんな表情をされます。でもこれは意外とできない子が多いのです。
最近、人の話を右から左に流してしまう子が増えてきているように思います。会話の大部分が命令文で育った子に多いのかな、という気がします。ゲームやスマホの影響もあるかもしれません。「長い言葉」のキャッチボールに慣れていない。聞くけれど、集中力が続かない。
それから、会話そのものが一度では理解できない子。二度三度繰り返せば指示は通るけれど、学校の授業は一人の子のために毎回繰り返してはもらえません。会話文は空中に消えてしまいますから、その場で理解して反応できないといけません。
よくできる子は例外なく言葉のキャッチ力が高いです。わが子はどうかな?と観察してみると、ご家庭でも出来ることが見えてくるのではないでしょうか。



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