くみちゃん日記

日本共産党長野市議が
暮らしの中の声と
政治への願いを
ご紹介します。

月末の楽しみ

2008-03-31 22:31:09 | Weblog
日本共産党は、大企業から献金を受けない、それは国民の利益を守るために設立された政党だから当然。政党助成金も受け取らない。だって、政党は志を同じくする人々が自由に結社する組織なのに、個人が支持もしていない政党に、支払った税金から助成金を出すのは憲法違反だから。だから、日本共産党は個人の募金や「赤旗」など機関誌を読んでくれる人を増やし、政策を知ってもらう事業活動を通じて、財政の基礎を作っている。党員は実収入の1%を会費として財政を支えている。もちろん、自主申告であり、免除の制度もある。きっと近代政党の姿としては当たり前だと思うが、他の政党とは大きな違いが有ると思う。
 月末は、読者の皆さんのところを回って集金する仕事があるので、とにかく走る、走る。そこで聞く情報はとても大切で、楽しみでもある。ここ二日程の間に聞いた話から。
「東京の公明党は結局400億円を新銀行に注ぎ込む事に同意したが、とんでもないこと。庶民の味方なんてとんでもない。自民と一緒になって我々を苦しめているのが公明党だ」「年寄りをいじめて一体どういうつもりか。誰がこの戦後の日本を引っ張ってきたと思うのか」「葬式の仕方を考えている。自分の気持ちを伝えていかないと」「県の廃棄物条例にはがっかりした。でもよく共産党がんばってくれた」など等。

ある人からは、本を貸していただいた。「津川武一」著「津軽に生きる」は懐かしい気がして一気に読んでしまった。青森から国会議員として活躍していた著者が選挙に落選するところから物語は始まる。悲しみ、迷い、違う道を模索しながらも稲の大凶作やりんごの暴落、漁場の網を日米の軍事訓練のためズタズタにされる現実の中で闘いが必要とされていく描写が丁寧に書かれ、引き込まれてしまう。

月末はいつも余裕を持って対話を楽しみたいと願っているのだが・・・

花束

2008-03-21 23:30:02 | Weblog
学校の卒業式のシーズンを迎え、どこの花屋さんも活気付いているように見えますね。自分の時はお花の思い出はほとんどないけれど、こどもの卒業式は花がありました。

卒業式の舞台に飾られた大きな花瓶に桜の花、これは式の日に合わせて咲くように毎年学校の関係者の管理と配慮で、本当に豪華なものでした。卒業生が最後に担任の先生に感謝のお礼を込めて、チューリップを1本づつ渡し言葉を交わし、最後にそれを花束にして先生に渡すこともありました。

感動と別れ、歌に込められた思い出の数々、私は来賓で卒業式に出席させていただくことも何度もありましたが、その度に涙がこぼれました。特に保育園の卒園式は格別でしたね。最初は泣いていて、母親から離れなかったこどもが、卒園式には堂々とちょぴりりりしく、「お母さんありがとう」なんて言うものだから、一気にこみ上げてきますよね。一人一人の成長に感動して涙がでます。

明日、近くの保育園の卒園式が行われます。残念ながら私は出席できないのですが、その式を万感の想いで迎える人がいます。それは、今年退職される園長先生です。多くの親に寄り添い「お母さんそれでいいんだよ」と、不安におびえる親を励まし、そして親が安心して子どもを育てるために、何より親の味方になって一緒に子どもを見てくださった先生です。私も本当に救われましたが、多くの親の支えにもなっていただきました。先生、本当にありがとうございました。

地域の親を支え、子育てを支え、たくさんのことを教えてくださった先生に、私は感謝の気持ちでいっぱいです。
残念ながら長野市は、保育園の民営化を全園対象に行う方針です。人件費を切り詰める民営化は、ベテランの保育士を配置できなくなるかもしれません。子育ては採算だけでは計れないし、公的責任の後退は子育て環境にいい影響は与えないと思います。

先生に花束を届けることはできませんが、私は決意を新たにして、保育行政に市民の声を届けて頑張ります。先生、本当にありがとう。そしてお疲れ様でした。

豊野から見える長野市政の本質

2008-03-13 23:17:12 | Weblog
今日の福祉環境委員会で、児童館の施設改修に関わる予算が計上されていました。あまりに小額で驚き、「この中に豊野東部児童館の改修費が入っているのか」と質問したところ、全く入っていないと言う答弁。
私は、一般質問でも取り上げましたが35平方メートルの教室に57人の児童が利用している状態で、超過密状況なのです。国の基準でいくと20人の定員の広さです。この施設改修に一円も出さないで、放課後こどもプランを進めるというけれど、それは「絵に描いた餅」全く無理な話です。児童館が満杯の地域は子どももたくさんいて、学校施設に空き教室がないのはどこも同じ状況です。結局、市の計画は現実に起きている問題に向き合わず、ごまかすためのプランなのです。

東部児童館の問題は、利用している保護者が中心に「児童館を考える会」を立ち上げ、地域の協力も得ながら1,142名の署名を添えて施設の充実を求めていました。豊野の人口の約1割の署名です。一人親の方も本当に頑張って、子どもの放課後の安全のために、安心して仕事が続けられるために必死で運動してきたのに、何と言う市政か。せめてプレハブでも建てて広さを確保することが何故できないのか。これが中核市、県都長野市の実態です。

全く予算がないのか、それほど長野市は財政が逼迫しているのでしょうか。

今年度と来年度の二カ年にかけて1億600万円の道路改修がされる事業があります。
同じ豊野の中で、川谷善光寺線という道路ですが、つつじ山に行く踏切を含めた道路改修です。踏切の拡幅改修は必要です。脱輪をするような踏切ですので事故が起きてからでは遅い、と考えます。
ところが、この踏切の改修に1億円をかけると聞いて、眼をむきました。三才の駅の近くの踏切の改修は1億4千万円と言われています。線路が複線で歩道がつき、一日の通過車両も非常に多い踏切です。川谷の踏切は、線路は単線で一日の通過車両は数える程です。もちろん、踏切の形態は違うはず。
私は以前、保線作業に従事していました。踏切の敷板交換の仕事にも携わりました。その経験から言っても、連接軌道という一番高い踏切は必要有りません。ブラバン施行という形態なら費用は三分の一で済みます。木材ならもっと安くなるのは当然です。この問題は、共産党市議団としても現地を視察し担当課の説明を受け、必要な提案を行ったのです。ところが、予算は来年の債務負担行為も含めて1億600万円計上しているのです。


豊野で起きているこの二つの問題は、非常に判りやすく市政の本質を表しています。市民の切実な要望と運動には全く応えず、「こんなところに」と思うところに異常なほど予算をつける、一体誰のための市政なのかが問われる象徴的な問題です。

暖かい春の陽気というのに

2008-03-12 00:44:53 | Weblog
私は、会議続きの毎日で頭が一杯です。
午前中は共産党市議団の幹事長野々村さんの質問がありました。保育園の民営化や浅川ダムの問題など、さすがに議場がしーんと静まり返り厳粛な雰囲気でした。
徹底した調査での準備と、他市での例も紹介し説得力がありました。

小林議員の質問で公務労働のワーキングプアの問題を取り上げた翌日、テレビで労働力調査の結果が報道され、非正規雇用が33、5%を超え、そのうち77%が年収200万円以下のワーキングプアである事も明らかにされました。
同一労働同一賃金で、待遇改善をすべきだとの迫力ある追求は、「保育士の賃金は見直しを検討したい」との答弁を引き出しました。国会で派遣法の改正を行い、雇用の安定をはかり、人間らしく働けるよう、待遇改善につながるよう願うものです。
公務労働のこうした実態は、外郭団体、指定管理者、民間委託先、公共工事労働者の賃金に影響を与え、更に劣悪な状況にあるということです。

現業で働く女性が、時間給775円、10年以上働いても変わらない。責任だけは増大し、やめたくても他に働くところもないし、と訴えておられました。
国会の議席を取る事が本当に切実です。

「おーい水島、日本へ帰ろう」

2008-03-11 00:00:16 | Weblog
小学生の時読んだ「ビルマの竪琴」をテレビで見ました。亡くなられた市川監督の
作品だったのですね。

インコが「おーい水島、一緒に日本へ帰ろう」というのに、帰りたくても日本兵の亡骸をそのままにして帰れないと、僧侶としてビルマに残る水島の気持ちが切なく、強く印象に残った本でした。

映画の画面はやはり迫力があり、歌の場面がいいですね。ただ、水島が僧侶として残る決意をするまでの葛藤は、原作の活字での描写が迫ったなぁと、思いながら見ました。弔って埋葬された遺体は、人として扱われたけれど、そうでなかった遺体も多かったのでしょう。

やっと一般質問が終わりホッとしました。傍聴者が駆けつけてくれ本当にうれしかったです。体の不自由な人もわざわざ来てくれたのに、答弁は全く誠意なし。力及ばず、でもファイトでます。だって、道理ある要望にこたえないのだから。
浅川治水の遊水地については、前向き答弁も。
詳しくは後日・・・

冷たすぎるよ、鷲沢市政。

2008-03-08 23:15:36 | Weblog
暖かくなりましたね。暖房切って陽射しを取り入れ、背中が柔らかく暖かい。あぁ~なのに鷲沢市政はつめたーい。

今夜は市の担当課長の出席を得て、「豊野の東部児童館を考える会」主催の
放課後こどもプランの説明と児童館の改善について懇談会が開かれました。

確かに子どもプランの企画が、児童館の上乗せサービスになるなら、保護者も安心して仕事ができ喜ばれる事業です。

でも、35平方メートルの面積の部屋に57人の児童がひしめきあっている状況を改善させる具体的施策がなくて、「こどもプランを早期に」と言われても納得できません、当然です。お母さん方が口々にその事を訴えても、今年は無理です、来年も約束できません。ただ、学校の教室を利用できるようお願いするつもりです。だって。

本当にどうなっているの?大長野市にこの問題の解決のためのお金がないとは言わせない。しかも、新しく建てろと要求したいところを、鷲沢市長が一切新規は認めないというので、プレハブでもいいから、教育委員会のほかの施設の利用はできないのか等と、色々提案もしているのに一切応えない。452筆の署名を追加提出しました。1142筆になりました。あきらめないよー絶対に。

赤い雪柳は“あずきやなぎ”といってとても根が付きやすく、どんどん増える植物で選挙には縁起がいいと言われているそうです。知らなかったー。

赤いネコヤナギ

2008-03-05 23:11:12 | Weblog
先日赤旗の集金に伺った家で、ネコヤナギをいただいた。適当に手で折ってトイレの一輪挿しに挿しておいた。ただのネコヤナギだと思ったのに、何と赤い色が日増しに強く驚いてしまった。もちろん、産毛は白いのだが丸みを帯びた柔らかそうな部分がグレーではなく赤いのです。凛としてそして暖かく、優しくほっと和ませてくれる。お礼を言わなければ・・・

私は雪の多い越後のムラに生まれた。2月の末から「しみわたり」といって、田んぼの上を雪がしまって何処までも自由に行けるので、学校に行く時は近道だといって、雪原を歩いていった。木々は目立たないがすでに春の準備をしていて、枝を折ると樹液が盛んだった。

荷物を運ぶための長い木のソリが家にあって、近所の子供たちで皆で遊んだっけ。
今よりたくさんの雪が降ったが何と楽しかっただろう。

ゲームにテレビに釘付けになっている子供らを見て、少しイライラする自分。
「早く歯をみがいて」と怒鳴りながら本当は子どもが悪くないのに、ごめん。

一般質問に向けて

2008-03-05 01:00:43 | Weblog
私の質問は3月10日の午後1時からの予定です。
 今回は、公共交通の問題で、「お出かけパスポートを電車にも適応を」と、大岡・鬼無里・戸隠の高校へ通う交通費補助と、これからの公共交通の在り方について取り上げます。
 もう一つは、浅川下流の治水対策です。穴開きダムは賛成できませんが、それよりも重要なのは内水対策です。台風のたびに繰り返される被害は内水被害だからです。排水機場の能力アップもムダではありませんが、しかし、千曲川が水位を上げれば停止させなければならない制約があります。千曲川の堤防を守るためです。また堤防決壊は大きな被害をもたらしますから当然です。そうなると、何と言っても遊水地です。一旦貯留するものがないと、居住部分への浸水被害につながります。さて、答弁がどうなるか。
 春の花、瑠璃色のオオイヌノフグリを見つけました。春はすぐそこに。

子育てと仕事

2008-03-03 00:18:07 | Weblog
私は20歳で結婚し、21歳で第一子を出産し23歳で第二子、離れて31歳で三番目、また離れて41歳で4番目を出産した。
全く計画性のない成り行きの人生そのままだ、と思う。
子どもを育てる中で一番迷惑をかけて、お世話になっているのが義母である。
嫁いだ頃、「自分はあまり子どもが好きではない」「なるべく子育ては自分でして」と義母に言われ、覚悟したつもりだったが何の事はない、すべての子どもが義母の世話になり、大きくしてもらった。
無責任な母親である。
次男は義母の手料理が何よりもお気に入りで、コンビニ弁当は口にしない。
次女もチャーハンは義母の作ったものが最高と大きな口をあける。
私も料理をしないではないが、味が濃すぎる、平気で子どもの嫌いな食材を入れると、不評である。
また、仕事が込んでくると洗濯機を回す事は出来ても、料理はきつい。
手が抜けないし、抜かすとそのまま味に出るやっかいなもの。
手は動いていても全く頭は違う事を考えていたりして。
80歳を4つも超えているのに義母は、テレビや本をヒントに新しいレシピに挑戦し、発想豊かに、知恵も絞り様々な調理にチャレンジしてくれる。
本当に感謝である。

私は外で仕事をしているが、子育てと仕事を両立させているのではなく、実は義母がその大半を担ってくれているのである。
さぞかし、こんな嫁だとは思わなかった、と恨んでいるだろうな。
もう実家の母と暮らした20年間をとっくに過ぎ、30年の義母との生活。
今度は私がどんな姑になるだろうか。

3月議会始まりました

2008-03-01 23:35:25 | Weblog
2月29日から議会が始まりました。最初は鷲沢市長から施政方針演説があり、その後各部長から平成20年度予算についての説明がありました。
いつもはそれで閉会になるところが、信州新町と中条村からの合併についての正式な申入があったこともあり、全員協議会が開かれ、共産党市議団がそれぞれ質問を行いました。
私は、「市長は合併が行政改革の最大の効果として44億円節税出来たと言っているが、町の中心部ではそう思うかもしれないが、周辺地域に暮らす私などは市民サービスの削減が顕著でとてもそうは思わない。合併した場合、その地域のすみずみまで行政責任が果たされるのか」と聞きました。
市長は「合併は成功したと考えている」と述べました。時間の関係もあり、それ以上討議はしませんでしたが、本当に複雑な思いです。

そこで暮らす人々が合併するかしないかを決めることは当然で、その意向を尊重するのは当たり前です。
信州新町で7割、中条村で9割の人々が長野に合併することに賛成した調査結果をみれば合併になるでしょう。
ただ私は、その土地で生きてきた人々が合併を選ばざるを得なかった心中を思うと涙が出てきてしまいます。
合併すればサービスが後退する事は多くの人が予想しています。近くに相談にのってもらう職員も議員も居なくなります。
その町や村で当たり前だったことが通りません。「公平さ」が叫ばれ市の真ん中に合わせられます。

私が当選して暫く立った頃、信濃浅野駅の駐輪場の屋根が片側だけ強風で吹き飛んでしまったことがありました。
利用者から声を聞き担当の交通政策課へ直して下さいと行きました。
その時、担当者は「議員さん、市内で屋根のある駐輪場はほとんどありません。公平さを期すために改修を行うのは困難です」「今まで有ったものを直して欲しいということで、新規にということではない。雪の量も市内とは全く違う。必要な屋根だ」と食い下がりましたが頑として聞き入れてもらえませんでした。
この驚きは東部児童館の問題でも更に大きなものになりました。
34平方メートルに57人の児童がいて、改善の要望を利用者と一緒に700人近い署名を添えて申し入れても、一向に改善の動きがありません。
町の時代だったら考えられない事です。
「新規の施設は考えていません」の一点張り。徹頭徹尾、冷たい姿勢の市政です。
私は市民の皆さんに力を貸して下さい、と訴えています。
担当課の出前講座をお願いする事にしました。3月8日午後7時から曽峯の東部集会所で、主催は児童館を考える会の皆さんです。

やりがいがあるというか、ファイトが湧くというか、長野市政はそんな姿をしています。