くみちゃん日記

日本共産党長野市議が
暮らしの中の声と
政治への願いを
ご紹介します。

議会と民主主義

2013-12-06 22:27:33 | Weblog
国会もいよいよ大詰め、廃案にすべきとの世論が日に日に高まっているのに、自民党と公明党はあくまで法案を押し通すねらいです。

長野市議会も今日は紛糾し、6時半ごろまで一般質問が続きました。

質問通告をして答弁を引き出すルールが、通告がないまま答弁を迫ったために、議長が注意喚起をして、質問者が抗議する事態になり、動議がだされて、議会運営委員会の開催となりました。

約二時間の間、昼食休憩も含めて審議がとまり、延長になったものです。一つ一つの事実を確認し、話し合って決めました。どこでも議会は民主主義の最前線。

しかし、国会を見ていると、数の横暴がまかり通る事態に有権者の選んだ議員が、確かな自覚をもっての行動かと、疑問を持ちます。


権力を持ったものが何をしてもいい、となれば民主主義は一体何なのか。それにしても公明党は、どんな自覚に基づいて行動しているのでしょう。秘密保護法が憲法違反であるとの認識がないのでしょうか。平和を守る、基本的人権を守る政党ではないということですね。

明日は、ハンドマイクを持って街で訴えます。全国の世論が一番の力です。

隣を歩くおばさんの話

2013-12-06 02:04:57 | Weblog
秘密保護法反対の緊急集会が12月4日の夕方6時からトイーゴ広場で開かれました。

各分野の人が意見を表明されました。たまたま、お立ち台のそばで横断幕を持つ手伝いをしたので、その人のことばがよく耳に届きました。

上田の無言館の館主、窪島誠一郎さんは大きい声を張り上げるのではなく、戦争に行く前に必死に愛する妻や家族を描くために絵筆を走らせた青年画家の思いを語っておられました。ブラックジャックのような風貌で、ジーンズを履いた足が長く伸びていました。

シスターの宮沢さんの話も、静かに、抑揚を抑えて自由にものが言えない世の中にしてはいけない、と訴えておられました。

たぁくらたぁ編集長の野池さん、赤ちゃんを胸に抱いて弁護士として母としてこの法案を通してはならないと訴えた若い岡田弁護士、
長瀬共産党の地区委員長、社民の布目市議などなど、熱い思いが伝わりました。


デモ行進に移って、シュプレヒコールをあげて長野駅まで歩きました。隣を歩くおばさんが、話しかけてきました。

「憲法違反は明らかだよ。こんな法案は絶対とおしちゃ駄目だよ。私たち国民を反対する国民を捕らえても、牢屋が足りないよね。それより、憲法違反の法案を出すあの人らを牢屋に入れたほうがいいわよね。あはは・・」


すごいおばさん、寒い季節に民主主義を守ろう、憲法守ろう、秘密保護法案絶対反対と、一緒にこぶしを挙げました。

秘密保護法反対のうねり

2013-12-04 09:51:44 | Weblog
国民の知る権利を蹂躙する憲法違反の秘密保護法を、国会の会期末の6日には通してしまおうとのたくらみに、猛然と国民世論が異議を唱えています。安倍内閣の支持率は初めて五割を割り込みました。

石破さんのデモをテロと同じと考えている本音もむき出しに、この国のトップは民主主義を踏みつけ遮二無二進もうとしています。

私が、長沼でりんご農家のSさんに秘密保護法の危険性を伝える赤旗の購読を勧めるために日曜版を差し出したら「いつか来た道ではないか」と怒気を含んで言い切った。「そうですよね」と相槌を打つ私に彼は「あんたら若い人にはわからないよ。昭和ひとけた生まれにはわかるんだよ」といわれた。

軽く相槌を打った自分が少し恥ずかしく、それでも自民党を長い間支持してきた男性がここまで危機感を実感している重みに、たじろぎながら、「日本共産党が一番このことを報道しています。新聞を読んでいただきたいのですが」とたたみかけたのでした。

Sさんは「にこっ」と笑って「しょうがねえな、財布も軽くなるばっかりだが」といって購読を約束してくださいました。

私たち共産党の議員は、議会の内外で民主的な活動をすすめるために頑張っています。議会制民主主義のこの国で議会議員の数を増やし共闘をすすめながら、多数派になることを目的にしています。


議会の質問準備のために、さまざま調査を進める中で、市民負担の大きさに驚きます。暮らしを守る、福祉を守る自治体の原点に立ち返って議場に立ちます。

予算要望で激論!

2013-11-27 23:54:09 | Weblog
今日は日本共産党長野市議団として加藤新市長に対し平成24年度の予算要望を331項目にわたって行いました。

前鷲沢市長のときは30分しか時間をとっていただけませんでしたが、きょうは10分延長して40分の懇談となりました。

日本共産党の長水地区委員長の長瀬さんが同行され、最初に挨拶をされ続いて団長が全体を説明し、後各議員が一言づつ発言をしました。

私は、第四学校給食センターの建設反対に触れながら福祉灯油の実現と、子どものインフルエンザ予防接種の補助をお願いしました。

激論になったのは第四学校給食センター建設についてです。私たちは、10大プロジェクトを見直すことを求めています。特に資材の高騰と労務単価の引き上げでそれぞれ事業費が増高しています。まだ手がついていないセンター建設は中止できるのです。焼却施設の規模の見直しと灰溶融炉の中止も求めています。

自校給食とセンターのランニングコストなどぜひ、比較試算してほしいとお願いしました。地場産の食材を取り入れることには前向きの姿勢を感じましたが、副市長の口ぞえもありなかなかガードが固いです。前市長の踏襲をするだけなら自分は出る意味がない、と選挙時に述べておられましたので、新しい転換、チェンジを期待しているのですが・・・

しかし、ユーモアのセンスは抜群の新市長です。どこでも挨拶はノー原稿、会場の笑いをとって一瞬にその場を和ませる機知に富んだ仕草はさすがです。激論にはなりましたが、冷たさだけではありませんでした。これから本格的論戦です。

時雨れ模様

2013-11-25 23:00:19 | Weblog
久しぶりで~す。春のふきのとうからすでに晩秋。毎日動き回っているうちに季節はめぐり・・

今日は、戸隠まで仕事で行ってきました。さすがに、野菜の直売所も終わり、固く戸締りをしていました。空気も凛として冬を迎える緊張感があります。

山は雲の中、時間があれば蕎麦を食べたいところでしたが、月末はそんな余裕もありません。


11月29日から12月定例会が始まります。加藤新市長を迎えて、本格的な審議が行われます。私も一般質問をさせていただくので、その準備もあり気持ちに余裕がありません。

ただ私たちの仕事は、市民の暮らしを守ること、市民が主人公の市政を目指して頑張ることで、市長が変わっても市政を正す立場は何も変わることはありません。

若いころ国家公務員だった80台の男性が「年金が年間20万円減るので、締めなきゃいけないが、灯油も上がったままで困ったものだ」とつぶやいておられました。

国民の所得が減る中で、負担が増える。公共料金も軒並み上がる。消費税の増税はやめるべきですよね~。

ふきのとうがふくらんで

2013-03-08 19:50:35 | Weblog
今年は寒い日が続いてしっかり着込んでいましたが、やっと春めいてスカートをはけるようになりました。

ご近所の庭にふきのとうが、ふっくらふくらんで、おいしそうです。

3月定例議会で質問が続いています。正直自分の番が終わると、ほっと一息ついて
緊張が解けていきます。今回は代表質問だったので、準備するため、集中して学習しました。

鷲澤市長の任期は10月末の選挙まで3期12年になります。進退の表明はされていませんが、私は12年の市民の暮らしを中心に、質問しました。

実は福祉灯油の実施について市民団体と二回の申し入れ、市議団独自でも申し入れましたが背を向けています。平成20年には5300世帯に5000円で2650万円、それが今年は急激な高騰ではないとの理由で実施しないのです。しかし、高騰していないというのは比較の話で、下がっているわけではないのです。最初から高いのです。年金も所得も下がる中で・・・

難病患者の年間15000円の手当て見舞金の廃止も本当に血も涙もない。2700人で4050万円です。
患者会の皆さんが大勢、請願に見えておられました。その前に市長への要望申し入れの席に同席させていただきましたが、一言もやさしいねぎらいの言葉もない、恥ずかしくなってしまったほどです。

市民の所得は最近14年間で365万7千円から320万7千円と45万円の減少で12%のマイナス。今後地方公務員の賃下げもあります。消費に影響が出ると市当局も答弁しました。

市民の負担増や使用料の値上げなどは、この11年間で何と24億円以上。一方コンクリートの箱物作りが最優先。

それと、私が何よりも許せないのは、儲かるか儲からないかを施策の基準に据えることです。
○○会社ではないですよ。儲かる農業とか、中山間地ビジネスだとか、ふざけるな!学生の民泊受け入れまでも「産業」と表現する、その感覚は県都長野市の品格とは相容れない、と私は思うのです。やっぱり代えたいですね~

追っかけしたい~

2013-03-02 22:48:17 | Weblog
午後「しなのき」で二宮厚美さんの講演がありました。憲法改悪・社会保障解体を阻止する学習決起集会で熱く語りました。

二宮さんは神戸大学の名誉教授で経済学・社会環境論専攻の学者です。頭髪は真っ白、というかきれいな銀髪。判りやすい話で大阪弁を交えて、ユーモアもたっぷりに、私は大のにの先生ファンです。追っかけしたいほど、魅力的な先生です。

主催は長野県高齢期運動連絡会、長野県社会保障推進協議会でしたので、大先輩の方々が熱心に聞き入っていました。

長野県が男女とも全国一の長寿県になったとニュースがありましたが、男性は80才、女性は87歳の平均寿命です。つまり今年生まれた女性は22世紀に生きる人になるということです。

しかし前提が二つ必要。一つは憲法9条を守ること、一つは社会保障制度が維持されること、この二つの条件がなければ87年生きる前提がなくなる、との話から始まりました。

なぜ、安倍政権はどんどん右傾化するのに国民から反対運動が盛り上がらないか、なぜ国民は自分の願うことを公約する政党に投票しないで、反対の政党に投票するのか、世界の七不思議のひとつだと。安倍政権があまりにひどく見えないのは、もっと激しく主張する維新の会や、みんなの党の存在だと。その人達に比べると自民党の主張は、まだましか、と考えられるように作られているとも・・

若い人達は雇用の不安定さがあって、運動や主張が固まりにくいが元気な高齢者は団結しやすい。今の状況をみると、年だからと言っていられない、日本の異常さを感じる、ぜひみんなで力をあわせよう。と訴えておられました。

年金を2,5%を下げるとか、医療費の個人負担を増やすなど高齢者バッシングがあり、若い世代と対立させようと仕掛けられているが、国民同士の対立はやめ、憲法を守る共同を広げようとも話があり、ストンと胸に落ちました。やっぱりよかったです~

マイナス3度でピース&ラブ

2013-02-16 22:34:02 | Weblog
清水まなぶ、通称まなぶんはますますカッコよくなってきた、と思う。福山雅治によく似てる。

あの寒いトイーゴ広場で、「長野市民平和の日のつどい」に司会に歌に元気な姿を見せてくれる。

豊野のご両親も参加されていてご挨拶させていただいた。

映し出されるDVDのあちこちに馴染みの景色があって、一人心の中ではしゃいでいる。

まなぶんが歌う「回想」の中で、おじいさんから聞いた戦争体験が激しくなく、感情を抑えながらとつとつと綴られている。

「国防軍」を作るという首相が誕生したために、憲法かえると声高に叫ぶ人達が増えて、胸中穏やかでない私に、今年のまなぶんのメッセージは静かに染み入る。

ひらひら舞い落ちる雪をライトが照らし、小さな子供連れの家族がペレットにあたりに来る。

視力障害を持ちながらロンドンパラリンピックで活躍された堀越信司(ただし)さんのトークも温まる話だった。厳寒の屋外での催しだが、参加者は増えているようだ。

長野市より県のほうが受け止めてくれる!?

2013-02-10 22:08:23 | Weblog
共産党長野市議団は、議会前に市民団体との懇談会を毎回開いています。三月議会を前に2月8日の午後行いました。

10人程の方々からそれぞれ意見や質問が出されました。その一人のYさんの発言に私は「やっぱりおかしい」との思いを強くしました。

Yさんは中山間地に住む70代の男性。合併後の地域の存続に危機感をもって発言をされました。人口が激減していること、若い人達が定住せず、特に少子化が著しいと・・・

長野市の中山間地対策はどうなっているのか、と畳み掛けられました。そして地域でアンケートを含み現状分析を行い、対策案を出すために住民自治協議会が苦労していることを話されました。そして「長野市の補助金は使いづらい、長野県の補助金で事業を行っている」とのことでした。

実は、先日ウイルス性肝炎患者会の人達が市長交渉したあと、見舞金として支給されていた年額15000円を新年度から廃止することを決めたことを見直して欲しいとの交渉だったのですが、そのときも「冷たい対応だね、長野市より長野県のほうがまだいいや」と一人がつぶやいたのです。

長野市の姿勢は冷たい、市民に寄り添うこともない、県のほうが丁寧だしまだまし、と言う声はあちこちで聞こえるのです。そんな馬鹿なことないですよね。長野市は市民の暮らしを守る一番身近な行政機関ではないですか。職員だって本来市民に喜ばれる仕事がしたいと思っていますよね。市民に寄り添う福祉の心が一番求められています。

無縁社会

2013-02-03 21:47:32 | Weblog
NHKのチーフプロデューサーの女性から話を聞く機会がありました。「ワーキングプア」を放送したのが2006年、「無縁社会」は2010年、そして今年1月に「漂流老人社会」を映し出しました。

2005年にチームをつくり取材をしてきたそうです。ホリエモンという億万長者が脚光を浴びる一方で、底が抜けたように増え続けた、働いても働いても豊かになれない人々。東京では14万円以下、地方では12万円以下の稼ぎで「ワーキングプア」と言われました。

2008年の秋のリーマンショックでは、派遣切りなどで仕事と同時に住む家をなくす人が激増し一ヶ月60万から80万人が仕事を失った時期です。東京という日本の真ん中で年越し派遣村ができたのです。集団の生活保護申請が行われ1月5日から7日まで千代田区役所は受付をしたのです。

取材の中で次々問題が出てきて、それを追っかけているうちに番組ができてきた様子を淡々と報告されました。

公的支援を受給をするための「申請主義」の矛盾。重度の認知症があり一人暮らしで放置されている人で何の公的支援も受けていない人は55000人。
長野市でも以前、福祉灯油が支給されたとき、申請に来た人は対象者の5割に満たなかったのです。申請する能力のない人々は誰が救うのか、今も深刻です。

生活保護が増えたというけれど、自然現象ではありません。そうした人々を作ってきたのです。子どもの世界に現れている現象は、実は大人社会がサディスティックな状況を作ってきているのかもしれません。