くみちゃん日記

日本共産党長野市議が
暮らしの中の声と
政治への願いを
ご紹介します。

「亜麻色」の髪♪

2009-02-25 23:15:17 | Weblog
麻を私は見たことが無かった。幼い頃、田んぼは黄金色に実ったが、麻は色も知らなかった。ところが、精麻の束を見て「亜麻色の♪」と歌い出したくなったほど、きれいな、柔らかな艶のある黄銅色だった。

麻に興味を持つきっかけは、夫の弟である義弟の相談に乗ったことである。上越で造り酒屋に働く彼は、麻の布を探していた。麹をひろげる時に使う麻布は、外国製のものでは粗すぎて使えないのだそうだ。長野には麻績村があり、美麻村がある、何とかならないか、というものだった。ところが、長野県では知事が許可をおろさないので、麻の栽培は禁止されていた。京都の美山町に行ったとき、あるような気がして声をかけたが、やはり無かった。

それが、鬼無里の元風間村長が栃木県の鹿沼市から麻を取り寄せ、地域の子どもたちに畳糸の生産地だった歴史を教え、体験させている、という記事を見て俄然元気が出た。そして、麻を見せてもらったのである。

ところが、家に帰って義母に話すと、87歳の義母の祖母が麻を績むでいたのを覚えていると言う。時代は昭和初期で、鬼無里の麻の工程とはずいぶん違いがあるが、いい小遣い稼ぎになったそうで、小指の爪に引っ掛けて裂き、唾をつけてよりをかけていたそうだ。見事な手さばきでじっと眺めていたそうだ。麻を追いかけよう、面白い。

市民の暮らしを守り、応援する市政に

2009-02-23 22:28:18 | Weblog
毎週日曜日、長野駅前で正午から宣伝活動を行なっています。22日は、衆議院の比例候補の中野さなえさん、私、県議の石坂さんと女三人の出番でした。朝は冷え込みましたが、だんだん暖かくなり家族連れが多く見受けられる日曜日でした。

自分に孫がいるせいか、つい同じ年頃の子どもを見ると手を振り、無意識にまだあの子より小さいな、などと比べています。また、中学生とおぼしき女の子の集団をみると精一杯オシャレしている姿に、我が家の末っ子もあんな格好をして、町を歩く日も遠くないだろうな、などと想像しながら楽しんでいました。

私が訴えたのは、26日から始まる3月予算議会のことと、10月25日投票で行なわれる市長選挙のことでした。
20日に、日本共産党も参加する「みんなの会」で鷲沢市長に6項目の申し入れを行ないましたが、市長は「公平性」を口実にサービスを受けている人は受けない人もいるのだから、応分の負担は当然だ、と答弁されたそうです。この議論は議会で行ないますが、市民の苦しみに心寄せようともしない冷たい姿勢です。

道行く人々は、志位さんが来るとの案内に反応が強く、期待されていることを実感しました。

まなぶんの反戦歌

2009-02-20 23:29:56 | Weblog
豊野地区社会福祉大会が開かれ、来賓を代表して挨拶をさせていただきました。地区社協の活動発表も中学校の福祉ボランティアの発表も、どれも熱心に取り組まれていることに頭が下がる思いでした。

南郷地区の発表者は内山守さん、元教師で、教育委員もされた方。壇上に上がるなり、「こんなところへ出てくるのはしょうしくて・・」と言われ、会場の笑いを誘い、少し緊張した場を和ませてくださる、さすがベテラン教師。

主任児童委員を中心に子育てサロンの取り組みの発表のあと、マジックショーもあり、失敗するごとに大きな笑いが起こり、「めがね持って行くか」と野次がとび、会場も壇上も一体となった大会でした。

休憩を挟んで地元ロックミュージシャンの「清水まなぶコンサート&トークショー」が始まると、会場は人で一杯に。140人は入ったようです。手足が細く長く甘いマスクで、言葉を丁寧に、熱くさわやかに歌ってくれました。なくなった祖父の一周忌に、シベリア抑留の手記をそのまま歌にして、「回想」と題して歌ったまなぶん。その曲にひきつけられました。激しく歌うのではなく、静かにたんたんと、そして、咲き誇れ 生命の花 いついつまでも 今年も桜舞う季節がやってきた
と歌った。

ロックはピース&ラブ、銃を花にとメッセージ性が強いのです、と話していた。
福祉は平和、まさにふさわしい企画でした。豊野もやるじゃん、と私は誇りに思いました。

中川大臣の辞任

2009-02-17 23:38:02 | Weblog
中川金融大臣の記者会見の様子は世界をかけめぐり、誰もが「おかしい」と感じた表情だったのに、「風邪薬の飲みすぎだった」とか何とかごまかそうとしました。でも、世論の厳しい空気を感じてか、予算が通過してから辞任をすると言い出し、夕方六時には即辞任すると発表しました。外国の大事な会議の場に日本を代表して出席していて、なぜあんなことになったのでしょう。信じられないことですね。


もう麻生首相では総選挙を戦えないという流れになると、評論家は言っていましたが、フラフラ内閣で一体国民の暮らしはどうなるのか、任せておけないですね。
解散は近づきましたね。

昨日と今日の二日間にわたって、市議会の会派総会が開かれました。新年度予算案や条例改正などの議案の説明でした。今日は夕方6時半までかかってしまいました。

21年度当初予算1349億3千万、税収の落ち込みが大きく影響額は前年に比べ31億4千万円の減になり、市債は前年に比べ32億5千万円の増になる。市民の暮らしは厳しさを増しているがどう暮らしを支援する予算になるかが問われるところ。分析を進め、議会準備をすすめなければと気が焦るところです。

今日の朝は寒かったです。マイナス6度とか、明日はどうかな?

姫路から帰り

2009-02-15 23:15:09 | Weblog
13日から今日まで自治体問題研究所主催の、自治体政策セミナーに参加してしてきました。今年は姫路で開かれ、約400人の自治体関係者が集まりました。

分科会は指定管理者制度とPFIについて、公共施設のあり方と各地の取り組みを学んできました。初日の記念講演「新自由主義的構造改革の破局と自治体における決着」二宮厚美氏は、本当に面白く元気の出る講義でした。今起きている金融恐慌と背景と、日本とアメリカの違い、憲法9条と25条のある国と無い国の違いを具体的に、そして展望を持って語り、「決着をつけるのは、住民です」と結びました。

最終日の、コウノトリを育む農法について講義された西村氏は素敵な女性の農業改良普及員で県の職員。誠実な人柄と緻密なデーターで人を動かし、農薬を使わないで生物の力を引き出す農法と、地域の資源を生かす取り組みを語り、拍手喝采を浴びていました。

家を空けての研修は家族の協力が何よりだが、わかるとは面白い。貴重な経験を議会活動に生かしていきたい。

豊野のお茶のみ懇談会で

2009-02-12 22:59:59 | Weblog
中野さなえさんを迎えて、Kさんのお宅でお茶のみ懇談会を開きました。12人の参加で最初は緊張気味だった女性も、介護のこと、りんごの価格の安いこと年金のことなど話が盛り上がりました。「ねぇ、民主党に変わったらよくなるの」とボソッと一言。「そうなんだよね、そこだよね」と異口同音に相槌を打つ。

中野さんは、「国会で民主党の議論聞いていると、肝心なことは言わない。たとえば、派遣ぎりされた人への支援をせよ、とは言うけれど、派遣切りするなと指導せよ、とは言わないよね。」と、大企業から通信簿つけられ、献金を受けている政党の問題を事実で丁寧に説明してくれました。

私も昨日の赤旗の記事を例にとり、北海道のトヨタの会社に調査に入った共産党の代表に、写真も撮らせず名刺も交換させず、応対者のフルネームも明らかにしないで、会社の正当化を強弁した男性が、トヨタ労組から市会議員になっていた人。民主党系の議員が会社側として出席していた、と言う事実です。大企業に社会的責任を迫れるわけがありません。

民主党が政権をとったとしても、共産党の議席がどれだけあるか、そして何より国民世論がどういう政治を望むかということが今以上に大事になる、と話すと「確かにそうだね」となりました。手元に入るお金がどんどん減るのに、国保料は上がる一方、何とか負担を減らして欲しいという声が切実でした。

志位さんが来る

2009-02-12 00:52:23 | Weblog
長野一区の党と後援会の集会が開かれ、仲間と一緒に参加しました。車椅子生活になったAさんも久しぶりの参加。中心市街地の周辺を通ると「変わったなー」を連発。女性のHさんも、去年東京の共産党本部の見学に行った事を話し、「終戦直後の東京を学校の旅行で行って以来で、60年ぶりだった」と変わりように驚いた経験を話していました。

集会は会場満杯。300人の予想を超え、資料が足りなくなったとか。400人近くの人の熱気もあり、暑いこと。あの人、この人の顔があり元気な様子に嬉しくなりました。会場の前に座れと言われ、ジーパン姿の私は一瞬躊躇しましたが、活動の延長だからと腰をすえました。

河邑元赤旗編集局長の話は、肩肘張らない。開口一番「皆さん、嬉しいニュースです。4月4日の演説会に志位委員長が長野に来ることが、先ほど決まりました。」会場は、「おー」とどよめきました。山口さんを国会へ。決意を固め合う集会でした。


信濃町、町議選の応援に

2009-02-09 22:13:20 | Weblog
土曜日と日曜日、3月22日投票で行なわれる信濃町の町議選の応援に行ってきました。真っ青に晴れた空と真っ白な雪がまぶしく、春の訪れを感じる陽気でした。
中村光雄さんは、大ベテラン。今度は9期目の挑戦です。黒姫民報を配りながら、ご近所の人と対話をしてきました。

「みっちゃんが出ないと信濃町終わっちまうよ。なんせ、町長より町のこと知っているんだから。頼むよ」「体調悪かったという話もあったけど、そうか、出るか。年よりはあてにしているよ。」「議会は傍聴にいけないけど、放送はよく聞いている。民報も読ませてもらっているよ」など、丁寧に話を聞いてくれるし、期待も大きい。風除け室の中は暖かく、鉢花が陽射しを浴びて色を増していました。

荒井けんぞうさんは、新人さん。事務所開きには、近所の人たちも部屋一杯に集まってくれ、激励の言葉をかけてくれました。荒井さんは挨拶で、自民党の支持者だった父親との葛藤を語り、涙で途切れ、ハンカチでくしゃくしゃになりながら決意を述べました。20町歩の田んぼを耕すバイタリティ溢れる荒井さんは、誠実そのもの。峯村さんからのバトンをしっかり引き継ぎ、勝ち抜いて欲しい。

市役所庁舎と市民会館の建て替え

2009-02-06 22:09:11 | Weblog
昨日、臨時議会の休憩中に、庁舎と市民会館の建て替えについて市の担当課から説明を受ける機会がありました。

結論から言うと、現在の市民会館を解体した場所に、庁舎と市民会館をコンパクトにまとめて建て替えるというもの。合併特例債を使うため、平成26年度までに完成させたいという意向です。庁舎は約46億、解体費用5億で51億。市民会館1500席で25億、解体費用は1億8000万円で約27億。合わせて78億円。

建て替えのあり方懇談会を重ねて来て、一定の方向が出たという。13日には総務委員会で改めて議論するという。

市役所の庁舎は非常時の災害拠点にもなるところ。市民の命と暮らしを守る心臓部分なので、地震にも揺らがない強固の要素が重要なのは市民の理解を得られるだろう。ただ、市民会館はどうだろうか。必要性は認めながら財政的に先送りすべきとの意見もあるだろう。

学校の耐震化診断と改修工事は500億、ゴミ焼却施設は350億、平成26年前後に集中しているので慎重な判断が大切だと思う。市民の暮らしは益々厳しく、せめて国保税を引き下げて欲しい、児童館の利用料は今より上げないで欲しい、老人憩いの家は、ささやかな楽しみ、値上げをしないでの声が圧倒的。

暮らしの防波堤の役割を、市民の一番身近な市政から。

赤旗の記事から

2009-02-03 23:43:12 | Weblog
昨日2月2日付けの赤旗日刊紙に載った記事から。

愛媛県に松前町と書いて、まさきちょうと読む町があるそうです。人口3万人、合併せずに独自のまちづくりを進めている町だそうです。そこに建てられている「義農作兵衛の墓」に興味を持ちました。

記事によると、享保17年(1732年)の大飢饉に「農は国の本、種子は農の基、自分の命より尊い」と、一袋の麦種を枕に餓死した作兵衛の美績を、義農の精神とたたえ、後世に伝える碑がたてられて、毎年4月23日に義農祭日として、供養されているのだそうです。

麦の種があれば餓死しないで済んだのでは、と思いながら、訳があって種子を守るために自分の命を犠牲にしたのだろうと、想いを馳せました。いつか行って見たいところです。

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