くみちゃん日記

日本共産党長野市議が
暮らしの中の声と
政治への願いを
ご紹介します。

指定管理者制度で9千7百万円の経費削減

2008-01-30 00:06:45 | Weblog
決算特別委員会で、議論が集中した問題の一つに行政改革推進に関わり、指定管理者制度の問題があった。
長野市は、民間活力活用の一環として公の施設において、平成15年の地方自治法改正により創設された指定管理者制度の導入を一気にすすめている。
その目的は、民間の活力を活用することで、市民サービスの向上と施設の有効活用、経費の削減をうたっている。

指定管理者制度を導入したことで、削減できた経費は前年に比べて約9千7百万円。
18年度に適用した176施設における削減額である。

議論されたのは、地元業者の指定より東京に本社をおく県外大手の業者が指定され、地域振興に問題があると言う点である。
私は、制度の見直しが必要と主張し、他の議員からも選定に当たってのルールが必要ではないかと意見が上がった。
業者選定会議が公開されていないことも問題と、党市議団は12月議会で指摘している。

しかし、市の姿勢は「地元業者もレベルアップを」と競争原理を優先させる方向である。

市内の事業者は仕事の確保に必死である。死活問題だからである。
地域経済の循環を考えると、県外業者の参入を規制してでも地元業者の育成に当たるべき時だと私は思う。

平成15年の指定管理者制度の導入に関する地方自治法の改正にあたって、オリックスの宮内会長は5兆円の市場ができると発言したことが報道されたが、誰のための何のための指定管理者制度か。
せめて9千7百万円を市民の負担の軽減に回すべきと主張して行きたい。

やっと終った決算特別委員会

2008-01-25 23:02:59 | Weblog
15日から始まった特別委員会、今日25日ですべての審査が終わりました。

緊張の連続でした。
発言の根拠を用意し、議事録を読み返し、18年度の国会審議も参考にしながら、正確な言葉と数字を使って審査に臨もうと必死でした。
終ってから聞き漏らしたこと、自分の発言が不十分で問題点を浮き彫りにできなかった力不足も自覚させられました。
でも、本当に勉強になりました。今後理事者に聞くことが見えてきました。

私たちは、昨年秋の選挙で多くの人々と対話してきました。一番出された意見が「これ以上の負担増はやめて欲しい」との声でした。
しかし、現実はこの四月から導入されようとしている「後期高齢者医療制度」をはじめ、受益者負担の見直しなどと軒並み負担増の計画が目白押しです。
公平さを保つためと、もっともらしい理由がつけられますが、どこをこれ以上切り詰めろというのでしょうか。
使えるお金が確実に減っています。
憲法で保障された、「健康で文化的な生活を営む権利を有する」のは、すべての国民です。
公共の仕事は、セーフティネットの役割が基本です。

全国的には、新自由主義、効率万能論が破綻を始めています。
元小泉首相が唱えた「規制緩和万能論」「官から民へ」「構造改革なくして・・・」の結果、勝ち組・負け組みが作り出され、格差の広がりと貧困の増大を生みました。
長野市政はどうか。

やることはたくさんあります。
現場の声を聞きにもっと出かけて生の声を聞きたい。
「住民こそが主人公」の市政実現のために課題が見えて、審査終って今、決意を新たにしています。

それにしても、寒い日が続きます。
足首・手首・襟首をしっかり暖め、背筋を伸ばして歩きましょう。
ホッと一息つきながら。

原稿 「爪で拾って箕でこぼす」ー決算論議から

2008-01-24 00:11:08 | Weblog
大寒が過ぎても、寒さは厳しい毎日です。
でも雪がない分、動きがスムーズにできるので、それだけでも感謝です。

今私は、市議会の決算特別委員会の審議で緊張した毎日を過ごしています。
市議団長の原田議員が、特別委員会の委員長なので、私に課せられた責任の重みでつい緊張して固くなっています。
質問項目や発言の準備も予め打ち合わせするのですが、思い通りに行かないこともあって・・・。
初日は議事進行に慣れず、凹む場面もありましたが、市議団の一年の議事録をめくりながら、決算認定の議論に臨んでいます。

私はもともとが農家の出身です。
米粒ひとつでも大切にしながら、落穂拾いは当然のこと、自然の恵みに感謝しながら農作業をしてきました。
そうした地域で「爪で拾って箕でこぼす」という例えを、年寄りがしていたのを思いだします。

長野市の財政を語る時、私はその言葉をふと思い出しました。

財政が厳しいと、市民への負担は容赦ありません。
事業の指定管理者への移行も一気に進めました。
行政改革のプログラムはそつがなく進められようとしています。

長野駅の東口周辺は、毎年工事を行いいつまで何をやっているのだろう、というのが一市民としての私の感想でした。
先日の決算の審議の中で、平成5年から28年まで行い、780億円の区画整理事業と関連事業230億円の合わせて1,010億円の事業であること、すでに約648億円が投入されたことを聞きました。今後更に362億円の投入の事業です。
複合交通センターやペデストリアンデッキの見直しはするとの答弁でしたが、まさに「箕でこぼす」典型ではないかと思いました。

私はまだ問題の本質を、数字と短い言葉で正確に言い表す力が足りません。
しかし、この路線を突き進めると市民の暮らしは一体どうなるかという危機感は益々募ります。

張り詰めた寒の季節は、水が違うといって寒修行や寒餅など昔から特別な意味が込められているようです。
立春を迎えるまでの緊張の季節かもしれません。

寒い朝

2008-01-16 00:00:48 | Weblog
長野駅前の街頭宣伝は、毎週火曜日、朝7時40分から行っている。
市議会議員は6人もいるので当番を決めて順番に行っている。
日曜日の正午から1時間の宣伝・署名行動の参加も6人で交替している。
ただ6週間に一回なので忘れてしまうこともあり、しっかり手帳に印をしている。
12月は忘れてしまい他の人に迷惑かけたので、13日のお昼と本日15日の宣伝は気合を入れて7時15分前に家を出た。

ラジオではマイナス5.9度と放送していた。
本格的な“寒”の到来である。
しゃべっていても口がスムーズに動かない。
マイクもつ手も指先から感覚がうすれていく。
国会での新テロ特措法を可決した暴挙を許さないと訴えた。
市民のくらしと命守るために市議団が申し入れを行ったこと、福祉灯油が実現し真性が21日から始まることを報告しました。
「インド洋へ行ってアメリカ軍に給油するために税金使うことより、国民のために税金使ってほしい」との声を上げた。

本日から決算特別委員会。
審議の進め方に慣れずミスをしてしまったが、ドンマイ、ドンマイ。
あせらずにじっくりと。
しかし自分の勉強不足は明らか。
もっと全体像をつかむ事、数字と問題の本質を短いことばで表す力をつけること。

夜の会議が終わって帰宅したら9時半。
眠りかけていた娘が「親子で本を読むのどうしよう」と。明日の朝相談する事に。
そうだ、明日は豊野駅宣伝の日だぁ。

東京見物へ

2008-01-07 16:43:28 | Weblog
長沼後援会の企画で日本共産党本部と靖国神社の遊就館を見学するツアーに参加させてもらった。
朝6時30分、暗いうちに豊野を出発、体調をこわし急に不参加になった2人を除き19人の団体となった。
途中、高速の休憩所では成田山参りに行くという豊野の団体さんにも会ったりした。

天気が良く、富士山まで姿をみせてくれた。
党本部につき、早速本部建設募金の一覧を検索すると、「あったー」。
死んだ義父と私達夫婦の名前。
「おじいちゃん、ちゃんとあったよ」と当時気前よく募金してくれた義父の姿を思い出した。
立派だけれど、ムダがない。
市田書記局長の部屋へ入ると「質素だね」とも声が上がった。
屋上のバラの花、「国民の声」室の対応ぶり、食堂のカレーの大盛りに大満足。

六本木によって少し遊び、靖国神社遊就館へと。
二階の展示室を回っているうちに、吐き気がしてきた。
血の臭いがするようなドグドグしたイメージに参ってしまった。
元帥刀や脇差包丁正宗が人間を斬った場面を創造させ、死と戦争と、その死をたたえる和歌のことばが脳にささり、とてつもなく気持ち悪くなってしまった。
50分にわたる映像ホールでは、「自存自衛の戦争」が繰り返し使われていた。
他国が悪くて日本は善という描き方は、半分あきれて眠ってしまった。
しかし周りの人は、特に若い男性が食い入るように見つめているのを見て不安になった。
外の空気を吸ってやっと安堵したが、街宣車に乗ってボリュームいっぱい軍歌を鳴らすお兄さん達がひとかたまりになっていて、ここがその人達の精神的支柱を果たしていると実感した。
「侵略戦争の肯定」はこうして作られていることを学んだ。

帰りのバスに乗ると、真っ赤な夕日と染められた富士山が見事だった。
「総選挙、がんばろう」と決意を固めあった東京見学でした。

年頭に当たって思うこと

2008-01-05 01:19:04 | Weblog
仕事始めの1月4日、
「あけましておめでとうございます。昨年中は本当にお世話になりました。本年も一生懸命頑張ります。どうぞよろしくお願いします。」
と言って市役所の各課をすべて回り、日本共産党市議団としてのあいさつを行いました。
約一時間かかりまして、うっすら汗をかく程の行動になりましたが、私にとって各課すべてを回るのは初めてのこと。
あちこちで旧豊野町時代の知った顔に会い、何だか元気づけられたあいさつ回りでした。


「サブプライムローン」の話題が頻繁に聞かれるようになって、経済記事を今までより注意深く読むようになってきました。
そして投機マネーが金融市場からあふれ出て、エネルギー(原油)の高騰のみならず、食料までも価格つり上げの影響にさらされています。
規制緩和万能論、市場万能論が、これを進めてきたのです。

年末からマスコミを通じて地球環境問題、特に温暖化の問題が協調されています。
京都議定書をめぐる各国の対応をみても、環境までも市場原理に任せていいのかという一定のルールを作る動きも始まっています。
今年はどの問題をとっても新しい政治をみつけ出し作り出す、転機の年にしたいですね。