くみちゃん日記

日本共産党長野市議が
暮らしの中の声と
政治への願いを
ご紹介します。

議会のチェック機能

2011-02-26 00:47:53 | Weblog
今日から長野市議会が始まった。

市長の予算編成での方針説明のあと、各部長が予算説明を行った。総務部長、企画政策部長、地域振興部長、財政部長と続き、上下水道事業管理者まで15人の説明である。

このあと、議会の特別委員会の委員長報告が行われた。これが、今期の長野市議会の特徴だと思う。「公共交通対策特別委員会」と「長野市民会館・庁舎建設検討委員会」の二つの委員会の中間報告である。

理事者が提案し、議会が市民の代表として議論し、決定する。最高決議機関である。議会基本条例を制定し、参考人招致や、出張委員会も行いより積極的に活動している。

理事者の提案に対し、チェック機能が強まっているのは確かだ。9月の市議選を意識していることもある。

切実な住民の願いをどう反映し、最終的にどういう態度をとるのか問われている。

それにしても、他会派のみなさん、12月議会の市民会館廃止条例の特別採決に賛成したのは、早まったと思っていませんか。

明日から3月議会

2011-02-24 22:49:13 | Weblog
公共交通対策特別委員会が開かれました。

きのうは、酒井法定協議会会長と、鷲沢市長に特別委員会として申し入れを行いました。概要は次の通りです。


2月2日に開かれた協議会で屋代線の今後の方向が、委員の投票の結果わずか3票差で屋代線を廃止してバス代替との決定がされました。実証実験の継続を求めていた当委員会としては受け入れがたいもので、沿線住民も実証実験の継続を求めています。

特別委員会は、2月18日沿線の住民の声を聞くため松代で出張委員会を開くなどしてきましたが、何点かの疑義が出されています。

1点目は、結論の出し方です。沿線住民の合意がない中で多数決はふさわしい方法だったのか。

2点目は、協議会の委員構成です。住民代表として選出された委員の一人が行政の理事者であったことです。より幅広い意見を聞くためにも一般住民の方を選出すべきでした。

3点目は法律との整合性です。地域公共交通の活性化及び再生に関する法律は、地域公共交通の活性化と再生を図ることをめざし、その取り組みを国が支援するためのものです。

4点目は総合連携計画の位置づけです。三年間の計画を作りながら1年しか取り組まず、わずか3ヶ月間の実証実験の結果だけで結論を急いだのでしょう。基本方針のひとつである、地域が一体となった鉄道を支える仕組みづくりは、絵に描いたもちであったと言わざるをえません。

5点目は、都市内分権との矛盾です。地域の課題は地域で解決し、そのための活動を市は積極的に支援するとしています。ところが、沿線住民が一生懸命解決しようと取り組んでいるのに、市の支援は住民が望むものになっていません。

協議会の決定は事実としてありますが、もう一度原点に立ち返り屋代線の再生に向けた議論をするべきです。来年度も引き続き実証実験を継続するよう強く要望します。

残念ながら、酒井会長も、鷲沢市長も冷たい反応でした。

そして今日午前に長野電鉄活性化協議会が開かれ、午後特別委員会が開かれたのです。長野市は長野電鉄の事務局ではありません。協議会の事務局であり、長野市民の公共交通のために働く交通政策課です。住民の合意と納得が何より優先されるべきです。

私は住民の目線で発言していきます。3月20日には共産党としても学習懇談会を開くことにしました。

開いた口がふさがらない

2011-02-21 21:09:32 | Weblog
県会議員選挙の告示まで40日を切った。

定数10人を13人で争う長野市区は今まで以上に激しく厳しい選挙になっている。

豊野の知り合いのSさんから電話がかかってきた。70代の女性「俺あんまり頭にきて、喧嘩したんだ。ひどいこと言うんだぜ」と息せき切って話してくれた。

県議候補の男性が訪ねてきて東部児童館の話をした。そのとき「あれはオレが段取りしていたのに、共産党の佐藤がやったようなこと言ってとんでもない」と。Sさんは「東部児童館を考える会」の仲間と一緒に署名を集めてくれた人。1,472人の署名で何とか学校裏の教員住宅を居場所にでき、狭隘な一室だけだった児童館が改善された。

もちろん充分な改善ではない。本来なら校舎のそばに児童館を設置すべきだ。ところが合併協議会の検討事項に西の児童館の設置は盛り込まれたのに、東の児童館は入っていなかった。

そして、鷲沢市長は新規の児童館は作らないとの方針を貫いている。学校の空き教室を利用して、長野市版放課後子どもプランとしている。

市民運動で署名を集め、私も議会で実態を訴え改善を求めた。その結果である。

子ども達の居場所が改善されたのは良かったこと。なぜそれを、共産党攻撃に使うのか、しかも自分の選挙に利用するとは、開いた口がふさがらない。

有権者は政治家を監視していることを忘れている候補者か。

こどものこと

2011-02-20 22:22:37 | Weblog
「子ども支援のまちづくり条例を創る」ための学習会が開かれました。

長野市議会の有志でつくる「子育ち・子育て検討委員会」の主催で、早稲田大学の喜田明人氏を講師に招いて、行政職員、議会議員、市民団体、子どもに関わる多くの人の参加で開催されました。

1994年に日本でも批准された、子ども権利条約をどう活かすかが一つのポイントでした。子どもをとりまく現状を見るとき、自己肯定感の低下が、能動的活動や意欲の停滞をもたらし、危機感を感じて「子どもの権利条例」の制定に向けて検討が始まっている例が挙げられました。

人に教えられて身につくこと半分、本人が意欲をもって学んで身につくこと半分ではないか。学力競争主義の中で、自分を評価できない、自分を肯定できない子が増えています。そして、そういう子を受け止められない状況があり、虐待につながる例もあります。

確かに「良い子」ほど、意欲は感じられません。大人はそれでも子どもに良い高校、大学を望みます。回りにあわせて期待に応えようと振舞うことはできても、いつか自分がわからなくなってしまいます。自分を見失ってしまうのです。

子どもの意見を聞くゆとりを持つこと、自分に今できることかな。

まぁるい大きなお月様

2011-02-19 22:15:19 | Weblog
夜の会議にでかける私に、元気をくれたお月様。

昨日の松代での議会公共交通対策特別委員会の開催は大きな成果でした。

議会の委員会が出張して市民の意見を聞くことは、議会改革の一環として制定した議会基本条例が力になっていますし、私は長野市議会の先進的な活動だと誇りに思いました。

松代・若穂の住民自治協議会の関係者から長野電鉄屋代線の存続と、法定協議会への意見を参考人として伺いました。

切実な声の訴えに、身も心も引き締まる思いでした。議会議員への期待も表明され責任の重さも実感しました。

出された意見は
①法定協議会の結論は納得できない
②時間をかけて、実証実験を継続する
③地元として利用増をはかる
④鉄路として存続させるために、あり方を地元としても検討する
⑤議会に期待する

2月25日から始まる議会に請願を提出する、署名も集めるなど積極的で地元の必死さが伝わりました。そして、議会議員と話し合うこのような前向きな議論を自分達は法定協でしたかったのだ、初めて自分達の意見を受け止めてもらえたと思った、と言う感想でした。

私は、地域の課題解決のために住民が声をあげているのに、合意も納得も得ずに、廃止の結論先にありきでは、地域の切捨てだ。松代・若穂だけの問題ではなく、地域課題の解決をどう図るかと言う点でも重大だ。と発言をしました。

鷲沢市政の特徴ですね。住民の意見を聞くふりをする。しかし結論はすでに決めている。市民会館もそうですね。選挙のときは白紙に戻すとまで言いながら、方便だったと認めました。合併特例債を使うためにH26年までに建て替える、この結論は変えない。市民の声は聞かない、のです。

午後は豊野地区社会福祉大会がありました。市民が活き活きと活動を語る福祉の豊野ならではの報告でした。水内荘ができて50年の報告も感動しました。

少し億劫だった夜の会議でしたが、お月様がまん丸でした。

朝は寒かったのに

2011-02-16 22:37:10 | Weblog
水曜日と木曜日は朝の街頭宣伝を行っています。水曜日は豊野、木曜日は朝陽で、石坂県議と一緒にマイクを握ります。

寒さは苦手なのでしっかり防寒対策をして出かけるのですが、そのまま市役所へ直行することも多く、午後は上着を脱いでもまだ暑くて困るほどでした。

お日様の力は大きいと感じますが、春の陽射しですね。農家の人の日焼け顔も季節の顔です。

昨日と今日と3月議会に関わる議案の説明がありました。

庁舎と市民会館の建て替え始め7事業の大型プロジェクトを優先させ、一方で暮らしのサービスは切り捨ての姿勢が顕著です。文化芸術振興を強調しながら、成人学校の受講料は4300円から徐々に上げてきて新年度は8000円に。公民館の利用も減ってきています。

新規就農助成制度は思い切った施策で注目されますが、根付いてくれることを願います。

松任谷由美の「春よ~」の局がラジオから流れてきます。あったかいうたですね。


「単なる個人事業主じゃない」-誇りある仕事

2011-02-14 21:58:22 | Weblog
一年に1回、女性議員と女性農業者の懇談会が行われています。

長野市議会には8人の女性議員がいます。農業に携わる農村マイスター、JA農協女性部、農業委員さんたちと農業について半日懇談する貴重な機会です。約30人ほどの女性たちが本音で語ります。

懇談の内容は、後継者の確保について、TPPと我が家の農業への不安、中山間地域の生活などどれも切実な問題。

実は長野市は、新年度から新規就農者の確保に向けて思い切った施策をとることを表明しています。年齢は40歳ぐらいまで、10年以上の営農を見込めること、就農計画を立て研修を経て、最長5年まで最高月額10万円を支給するとしています。毎年10人ほどを対象にします。

女性の皆さんから次々手があがります。

農業で5年は無理、10年は必要、是非10年は応援して。

40歳はもっと幅をもたせて。退職して就農したいとIターンする人がいるのでその人達も対象に。

研修は農業大学校だけではないと思う。40万円もかかる学校を義務付けるのではなく、地域のベテランや篤農家の手伝いも立派な研修だ。

専業農家の子弟も対象にしてほしい。

まずはやってみて徐々に充実した施策にすべきではないか、などなど

市の職員が「農家の皆さんは個人事業主。自己責任が原則です」と発言すると、「確かに個人事業主ではあるけど、中国へ売れば高く売れるからとそれだけでいいのか、安全な食料を身近の人に届ける事だって大事なこと。単なる事業主ではないのです」うーん、ごもっとも。

驚いたのは、オーストリアやフランスや韓国やオランダの農政が語られ、日本の政府はこの国の農業をどうしようと考えているのか、軍事ではなく食料こそが国の根幹だと語られたことです。

もう何年もつか、と言いながらも、農業に食料生産に誇りを持つおんなしょの集まりでした。




とってもピンチなプラン~TPPってなーに

2011-02-12 22:56:01 | Weblog
午後、井上さとし参議院議員を迎えて学習会を行いました。和田あきこ県議が長野県での報告を具体的な数字をあげて報告しました。

70人を超える参加者で、農業委員の人、中山間地へIターンで来て農業している人、消費者の立場、りんご農家、などなど会場からの意見や質問も活発なものでした。

私は農業委員の人が発言した「一体政府は何を考えているのか」と言う意見に共感しました。だって、耕作放棄地がどうなっているのか、一筆ごとに調査をおこない、信号ではないけれど復帰可能な耕地かどうか赤・黄色・青と色付けして、その解消のために動き出した矢先だったのです。どれだけ、農業委員会のみなさんが苦労して調査したか。

食料自給率50%に上げるための調査ではなかったのですか。

アメリカは5年間で輸出を2倍にすると宣言し、輸出の拡大を進めようとしている。しかもアメリカの貿易政策で重要なのは、関税ではなく為替レートなのだ。要するに日本をTPPに誘い込んだ上で、ドル安を誘導することによって、日本に輸出の恩恵を与えず、国内の雇用も失わずして、日本の農産品市場を一方的に収奪することができる。これがアメリカの経済戦略なのだ。-元経産相  中野剛志京都大学教授

1,5%の農林水産業が98,5%の産業の土台となり、国民の大きな利益になっている、そうは思いませんか。TPP参加はんたい。

やった~ ついに長野市も

2011-02-11 08:59:28 | Weblog
嬉しいお知らせです。

何と、長野市も住宅リフォーム助成制度の創設を実施することに!!

昨日、市議会が請願を採択した処理結果報告がだされました。その文書にこうありました。

「こうしたことから、地元中小事業者の受注拡大による地域活性化と、市民の住環境の向上を図ることを目的に、1~2年に期間を限定した緊急経済対策として早急に長野市版『住宅リフォーム助成制度』を創設し、助成の実施を目指してまいりたいと考えております。」

つまり、「新設住宅着工戸数」は前年比12,7%増になっているが、一昨年からの落ち込みが甚大なため、住宅着工件数そのものは依然低い状況にある、ことを理由に実施に踏み切るということです。

共産党長野市議団が建設部長に申し入れたのが、7日の午前。9日の理事者との検討会議を経て議会への報告が10日となったのです。

ご近所の大工さんに伝えよう。4月からになるか、6月からになるか詳細はこれからですが、とにかく仕事がでてきますよ、と。

市議団は、使いやすい制度で申し込み事務も簡易なものにして、市民が「これは助かる」というものになるよう頑張ります。

やったね。

トイレを借りると見えるもの

2011-02-09 23:14:35 | Weblog
私はなるべくトイレを借りる。

トイレの狭い空間にその家の個性が詰まっていることが多い。

ホッとする空間に何をおくか。置物か、カレンダーか、地図か、一輪挿しか、工芸品か。主の好きなものがある。

近くの散歩コースが一目で見れる地図を張ってあるトイレ、いつか行こうと、思ってのことか。

若い頃の写真を貼ってあるトイレ。思わず笑みがこぼれる。

それにしても、高齢者のお宅のトイレは「流さないトイレ」になっている。一回ではもったいないのだそうだ。下水道に接続したばかりの頃、そんな家もあったけれど、今は節約のため。
国民年金の人で月額266円、年金が下がります。物価スライド制とかで・・

どこを切り詰めたらいいのか。希望のないこの国で、切羽詰った年寄りの声が聞こえる。

私はなるべく、トイレを借りて話を聞く。