くみちゃん日記

日本共産党長野市議が
暮らしの中の声と
政治への願いを
ご紹介します。

寒さ到来

2007-11-19 23:24:37 | Weblog
まだ布団にもぐっていた私に娘が、「おかあさん、雪だよ、雪。雪が降ったよー」と嬉しくてたまらないと言った様子で飛び込んできた。
「どうりで寒いと思った」と私。
「ねえ、見てみて」と本当に犬の子みたいに喜んでいる。
「あー、こりゃ冬だね」。

夫は夜勤の信濃町の現場を思い、タイヤ交換。
私も、娘の手袋や防寒着のしたく。
本格的な寒さ到来である。

18日の午後、豊野公民館において、新幹線開通後の長野以北の在来線をどう守っていくか、シンポジュウムが開かれ私も参加した。

詳しくは信濃毎日新聞も報道したが、新幹線事業の前提として、並行在来線をJRから経営分離するという「与党合意」の見直しがなければ、住民の公共交通は守れないということが明確で、与党内からも意見が上がっているというが当然のことと思う。
もちろん「言い換え」でもいいが。

新幹線の役割と在来線の役割はそれぞれあって、役割分担が必要だし、儲かるところだけJR経営と言うのも納得がいかない。

豊野町は橋上駅の工事が行なわれている。
立派な駅舎ができて、信越線が走らなくなったら困りますよね。
昔から豊野は分岐の町として栄えてきました。
長野以北の在来線を守る運動は、豊野にとっても重要な課題です。
今後、国鉄関係のOB会の人にも呼びかけて、運動を広げて行きたいですね。

寒さが厳しくなると、ストーブがありがたい。
なのに、灯油が高い。3年前の倍にも。
米軍に無料で給油することよりも、困っている国民に灯油を配給するのが日本政府の仕事じゃないですかね。ホント。

貧困と格差拡大

2007-11-15 23:15:22 | Weblog
朝の出勤途中、信号機が赤になり横断歩道の手前で止まった。
冷え込む朝で、暖房を利かせて車の中はホッと暖かかった。
右側から一人のひとが横断歩道を歩いてきた。
女性かと思った。髪は長く、赤いチョッキを着ていたので。
近くに姿が見えると男性の年老いた人だとわかった。
足は素足で、つっかけをひっかけていた。
髪は長いだけでなく固まっていた。
ひげもそのまま、何も持たず、表情もなく歩いていた。
長野市の真ん中で、見た老人に私は世の中の一端を見た思いだった。

世界第二位の経済大国日本で、九年間連続して労働者の賃金が下がり続け、年収200万円以下のワーキングプアが1023万人。
非正規で働く人は1800万人にふえ、労働者の三分の一を超え、青年や女性では5割を超えるという。

「誰もが人間として誇りを持って働きたい。」
「私がいったい何を悪いことしたというの。」

私は新潟県の上越に生まれ育った。貧乏人の子沢山だった。
上の姉は結核で、二番目の姉は小児麻痺で。
六番目の私は小さい頃新しい洋服を買ってもらった覚えがない。
祖母のお葬式に買ってもらったワンピースが嬉しくて、はしゃいで怒られたことを覚えている。

牛乳配達は小学校4年から、新聞配達は小学5年から高校卒業まで。
初雪の白さや、朝靄や、風の匂いを感じながらいつも自然の中にいた。
働いて働いて、昨日より今日、今日より明日が良くなるように、いつも母がつぶやいていた。私もそれを信じていた。


市議選で回ったとき、多くの人が語ったせりふがある。「もうこれ以上払いが多くなったらやっていけない」と。
後期高齢者医療制度に続き、長野市はごみの値上げ、児童館・児童センターの有料化など計画している。

寒さが厳しさを増している。
あの男性は暖かい部屋でくつろいでいるだろうか。

市民の暮らしに想像が及ばないの?

2007-11-13 23:49:03 | Weblog
今日と明日は市議会の常任委員会です。
私が所属する福祉環境委員会の初会合が開かれました。
生活部と保健福祉部と環境部に関する市政全般の説明を受けるのですが、ほとんど理事者の説明時間で、十分な質問時間も取れませんでした。

みっちりと、休憩もそこそこに説明が続くので、五時過ぎに終わった頃は頭がぼーっとしていました。

市民の声は届いていないの、つかもうとしないの、公的責任はどうするの、最後に市は何をしようとしているの?
「うっそー」「ほんと、しんじられなーい」と心の中で叫びながら、やる気がわいてきました。

一つの例。
一人暮らしのお年寄りが6,828人おられます。
私が「市が行なっている配食サービスは、委託も含めてどのくらいですか」と質問しました。
「11地区で21人です」だって。
うっそー。
ニーズをつかもうとしていないのですね。

二つ目。
おでかけパスポートが好評で利用者が増え、一日3,800人の利用がある。
しかし、負担を考えると見直しをしていきたい、との説明。
私は「好評で利用者が増えているのに何故見直しをするのか」と聞くと、「不均衡であるし、受益者負担を考えていきたい」との答え。
なにそれー。
てな具合です。

施策を決定するときにかけられるのが、○○審議会という諮問機関。
しかし、すでに案が出されていて殆どその案を追認する機関になっていないだろうか。
メンバーに普通の人が入っているだろうか。

市政をトータルに見るにはまだ力不足です。
ただ、市民のために市の職員が懸命に市民の声を聞こうとしているのか、疑問に思ったことは事実です。

やることがたくさんありますね。

水になった村を見て

2007-11-09 22:32:09 | Weblog
石坂県議が「いい映画だったよ」としみじみ話してくれた映画を、最終日見に行ってきた。

日本最大のダム、岐阜県徳山ダムの話が持ち上がったのは、1957年、昭和32年のことだったという。
当時の人口1600人、学校もありカツ丼屋もある集落だった。
次々に近隣の町につくられた移転地へ引っ越すなか、何家族かのお年寄りが、村が沈んでしまうまでできる限り暮らし続けたいと、街から戻ってきてくらし続けた。
その15年間を追った映画だった。

映画館は、平日だと言うのに次々と観客が入り、「本日は込み合いますので手荷物はできるだけ膝の上にお願いします」と案内があった程だった。

この映画は同じ郡内に育った写真家、大西暢夫氏が15年通い続け、飾らない気負いのない普通のじじばばの暮らしの姿をありのまま見せてくれた。

画面に映る婆の姿は、私の母そのものであり、故郷から豊野に移り住んだ義母の姿にも重なった。
小豆のよりわけ、わさびを抜く水の冷たささえも同じだった。

ダムのせいではないが、私たちも山から降りてきた者である。
百年たった家を重機でユンボウで壊す場面は、涙があふれた。
耕作をして来た農地を手放し、草薮になったのを見るのは辛いことだ。
ダムのために住処を追われた人々の姿は、自分の姿でもあった。

本来、人は愉快にたくましく生きる生物ではなかろうか。
久しぶりに「いい映画」を見た。

りんごの湯は、どうなる?

2007-11-09 09:10:26 | Weblog
豊野温泉、りんごの湯の運営団体が変わります。
今までJAながのサービスで行なっていたものが、“りんごの郷”運営企業体に変わります。
企業体の構成団体は東京の二つの株式会社です。
なぜかえるのか、選定理由がふるっています。

レストランを直営化することで、利用者ニーズに即応できる体制など、積極的な事業展開により、市の収入増が図られる提案である。
また、効果的なPR活動の展開で広域的な誘客も期待される。

市民のためではありません。市の収入増のためだというのです。

豊野温泉りんごの湯は、もともと地熱水を利用した“農業振興施設”の残った湯を利用するために作られたものです。
なぜかと言えば、温泉の泉源を掘る補助事業が農業振興のための、国の補助事業を活用したしたからです。
JAの組合員をはじめ、温泉事業にも地元の市民が多くかかわっています。
年間の入館者数も26万人前後と大きな落ち込みもなく、経営も黒字だと聞いていたので、変わることは予想もしていませんでした。

豊野町内はもちろん、近隣の評判もよく順調に運営されている温泉施設を、東京の業者になぜ委ねなければならないか、地元の農業振興につながるのか、そもそも市民のための温泉ではないのか、納得できないと言う声が日増しに大きくなっている。

一体、指定管理者制度は誰のための制度だ。

命の賛歌

2007-11-05 23:41:08 | Weblog
豊野町出身の歌手、清水まなぶさんのCD「回想」を聞いた。
今年の8月10日の信毎紙上に、祖父の戦争体験歌に、とかなり大きく紹介され注目をしていたものだった。

実は祖父にあたる保雄さんは、我が家の亡くなった義父とシベリアの抑留者同士で抑留者の運動の新聞を届けてくれた人。
私もビラを配りに伺ったとき、戦争の話を聞かせていただいたことがある。
丹精こめて作られた菊の花の手入れをしながら、「細いやせた自分のような者が助かって、体格のいい者が大勢死んだ」と、静かに話しをされていた。

「まだ佐藤さんに聞いてもらってなかったね」とまなぶさんのお母さん。私はそのまま車の中で聞いた。
「咲き誇れ 命の花 いついつまでも 今年も桜の舞う季節がやってきた」と始まり、祖父の体験をそのままラップ調に歌詞に乗せて歌っていく。
気負わず、重くなく、おじいさんの手記をそのまま生かして歌っている。
「じいさんはもういない。でも、ここに受け継がれた、こんなにもたくさんの生命が、笑顔の花を咲かせています」

よかったねー。まなぶさんのおじいさん、そしてうちのおじいちゃん。
若い人が戦争の苦労を受け止め、命の尊さを歌っているよ、とても素敵な歌だよ。
私は本当に嬉しくなった。
私も元気もらって憲法9条守る運動がんばろう、子どもに孫に伝えよう、平和の尊さを。

民主党の小沢党首が自民党と連立を組む協議をおこない、党内から批判する意見が出たことで辞任するというニュースが駆け巡っている。
参議院選挙でなぜ与党が過半数割れを起こしたのか、民主党に支持が集まったのか、わかっていないねえー。
軸足をどこにおいているんだ、と言いたい。
国民は9条変えて戦争するのは反対。
大企業だけが肥え太り、庶民が餓死する社会は困る。
これ以上の弱いものいじめ、年寄りいじめはやめて、と叫んでいる。

命をはぐくみ、人として働き、暮らし続けたい、誰でも思う。

市議団合宿から

2007-11-02 22:20:06 | Weblog
日本共産党長野市議団の合宿研修に始めて参加しました。
6人の都合をあわせる事がいつも大変だとお聞きしましたが、12月定例議会前に打ち合わせを含め、市政の様々な施策について研修を行ないました。

場所は、飯綱高原で一泊かけて集中論議です。
唐松の紅葉はかなり落ち始め、キラキラ光に輝く色は見られませんでしたが、ドウダンツツジの深い赤は“はっ”とするほど鮮やかでした。
朝の空気はピリッとしていて、少しもやがかかっていました。
泊まりにきていた都会の女学生は玄関先で、高原の冷気と、朝もやを見つめ、立ち止まっていました。
すがすがしさが伝わったのでしょう。

12月議会では、原田団長が代表質問、阿部議員と宮崎議員と私が一般質問を行なう予定です。
また、11月末には来年度の予算要求も行ないます。
ご意見ご要望をお寄せください。市議団控え室でも、直接私の所へでも結構です。
連絡先も明記してください。

議会に向けて、調査研究も必要ですし、シンポジュームも集会も予定されています。
充実した日々になりそうです。
高原の一日はそのエネルギーをもらった日でもあります。