くまぷーの海外ドラマblog

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あれこれ見ています。

CSI:NY3 第6話「甦る悪夢」

2008年02月15日 | CSI:NY
ホテルの吹き抜けで、コンシェルジュのサラ・ジャクソンが落下して、装飾に串刺しになって死亡した。第一発見者が有名モデルのマンディ・フォスターだったため、現場にはマスコミが殺到して大混乱。
サラの落下の速度からいって、事故による落下ではなく事件性があると見られた。
遺体には性交渉の痕があり、太ももにラクダの毛が付着していた。それはカメラマンのトニーがサラと関係を持っていたせいだとわかる。トニーはマンディに頼まれてサラの写真を撮り、それで寝たのだという。
そんな時、マンディの撮影現場の様子がパパラッチによって盗撮され、マスコミに流出したのだった・・・

サラの事件の捜査中に、近くで銃声が聞こえたため警察が駆けつけると、セラピストのグレース・トマソンが、夫と男性の遺体の前で茫然自失になった状態で発見された。
グレースによると、シャワーを浴びている時に家に男が押し入って夫を殴り殺したため、正当防衛で夫の銃で射殺したのだという。
襲った男は以前夫のダンが利用したリムジンの運転手のロン・ブラントだったが、挙動不審で統合失調症のようだったことをダンが会社に報告してクビになったため、恨みに思ったのではないかと見られた。
ステラは自分が以前襲われた時の状況とこの事件を重ね合わせ、グレースに同情して肩入れしたが、しかし自宅に残された証拠は、グレースの供述と食い違いを見せる・・・

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乱れたセレブの荒んで爛れた人間関係、っていうのは結構もうおなかいっぱいなんだけど、NYとマイアミはその手のネタは不可欠のようだ。
たまには性格が良くて謙虚なセレブとかそういうのは・・・いないか。

このサラ・ジャクソン殺害事件では、ラボのアダムの頑張りに拍手だ。
無数の人々が触っては通り過ぎていく、ホテルの手すりの付着物とか傷とか指紋を一つ一つ検出して分類して・・・すばらしいマニアだ(違)。
全米ラボ選手権があったらきっとアダムは上位入賞できるだろう。実はNYは捜査官がそれぞれ分析能力が高いので、ラボさんたちがあまりキャラ立っていない。捜査官が一番ラボにいて実験してるのがNYだと思う。(ラボ滞在時間が一番少なそうなのはもちろん一人で引き下げてるチーフのいるマイアミだな)
そのNYラボの中で、アダムはベガスのホッジスとアーチーの役割を兼ねているのだから大変だ。平均的な総合能力ではなかなか他に負けていないと思う。彼はおどおどとした吹き替えのせいでオタク感アリアリなのだが、スーサイドガールをナンパするくらいの剛の者だからなー。
殺害現場の再現をやらされてる時のアダムの微妙さったら・・・アダムはマックの舎弟としてこき使われてる図、というのが多いような。またその図式がなかなかかわいいのだ。

サラのカルティエのブレスレットが何か事件のキーになるのかと思ったら、出てきただけでスルーとは。ただのタイアップだったのだろうか?
あんなふうに背景まで画像がくっきり映るカメラがあるのなら、ブレスレットよりそっちの方がほしいけどなぁ。

もうひとつの事件の方は、ステラが異様に入れ込んでるあたりで、「多分これは妻がやった自作自演なんだな」っていうのがバレバレな感じだったが、これでステラがリハビリになって事件を乗り越えられたのならそれでいいのではないかと。
グレースは夫の殺害計画を立てるにあたって、ステラの事件も参考にしたということなのだろうか。夫の方はここに至るまでにまったく責任がないわけでもないだろうが、疑われてしまったために誰も葬儀に来てもらえなかったリムジンドライバーのロンの遺族の痛みを思うと、グレースの傲慢さにはぞっとする。
誰も他人を巻き込まないで夫婦だけで刺し違えればよかったものを。

ステラのとばっちりを食って「さっさとやんなさいよ!」とか怒鳴られてしまったモンタナちゃんはお気の毒。それでも軽くスルーしているあたりが微妙だ。リンジーも大人だな。
ちょうど「クリミナルマインド」のエルもPTSDで苦しんで「以前とは違う自分」を扱いきれずに、バランスを失ってロープから落ちてしまったが・・・
ステラの場合追体験が荒療治のようになったのか、それともトラウマは消えないままなのだろうか。ステラが一人ヒートアップしてるのに、リンジーもホークスも淡々と作業を続けて分析結果を積み上げ、捜査を決して感情で歪めたりしなかったのがよかったのかもしれない。NYって誰かがヒートアップしても、残りの人たちがホイホイと消火活動するからなぁ。
NYのクールの代表格がホークス先生なわけだが・・・
ダニーから「検死官に戻りたくなったか?」と茶化されて「それはない!」ときっぱり。
「そっちの熱はもう冷めたよ!」って・・・冷めちゃったんですか。
なんだか残念。あの黒い手術着姿は素敵だったのになぁ・・・
今はムチムチでぴちぴちだもんなー。


【 脇俳優チェック 】

◆夫と侵入者の死の現場にいたグレース・トマソン .... Dedee Pfeiffer
ミシェル・ファイファーの妹。「アンカーウーマン」では姉妹役で共演を果たしている。
「CSI:5」5話「掟破り」では、乱交パーティの家を提供したブレイディ家の夫人カレン役で登場していた。
「フレンズ」第9シーズン 3話「ジョーイの怪しいダブル・デート」では、ジョーイがフィービーとのダブルデートでフィービーがジョーイに会わせるため連れて来た女性メアリー・エレンを演じていた。
「FBI~失踪者を追え6」10話に登場予定。

◆マンディのスタイリストのテス・ラーソン ....  Lindy Booth
「4400」第2シーズンでは、ショーンが治癒能力を見せたホームレスの少女リブ役で3エピに登場。ショーンに影響を受けてセンターでスタッフとして立ち直った生活を送るが、結局薬物の誘惑に勝てなかった。
「オデッセイ5」ではチャックの息子ニールの恋人ホリー役を演じているが、ホリーとニールはあまりうまくいっていない役柄だった。
「レリックハンター~秘宝を探せ」ではクローディア役でレギュラー。
映画では「ザ・スカルズⅡ 髑髏の紋章」「アメリカン・サイコ2」に出演している。

◆わがままモデルのマンディ・フォスター .... Jill Latiano
「アグリーベティ」では、モードの中に出てくる女性社員として何度か登場している。第1シーズン15話「ミード家の闇」では、対応に追われつつも自分の再就職のために電話する受付嬢の一人で登場していた。

◆マンディの撮影をしたカメラマントニー .... Hal Ozsan
「CSI:マイアミ3」18話「配達された悪意」では、スピードルを訪ねてきたサラ・パイパーがらみの話で、AVをボートで製作してたブランドン・ペイス役で登場。
「ドーソンズ・クリーク」の第5~6シーズンにドーソンが尊敬していた映画監督トッド役でサブレギュラー。第5シーズンではわがままでイヤなやつキャラだったのだが、第6シーズンではドーソンに優しくなりいい人キャラに。女優ナターシャとの三角関係のせいもあり、トッドのおかげである意味ドーソンはとても成長したといえるかも。

◆ホテルのコンシェルジュのサラ・ジャクソン ....  Angela Sarafyan
「24」第5シーズン7話に、アーウィックにつながる手がかりとしてジャックが拘束したジェイコブ・ロスラーが、自宅に監禁していた少女アネッサ役で登場。ジャックは彼女を助けたが、油断したすきにアネッサは恐ろしい行動に出る。

◆グレースの夫のダン .... Greg Wrangler
オフィシャルサイトあり。
「ザ・プラクティス」第1シーズン3~5話では、恋人のドナ・ブラウンを絞殺したロナルド・マーティン役を演じている。刑事裁判において一時的な心神喪失を主張して無罪を勝ち取ったが、それに納得できなかったドナの父親がさらなる凶行を引き起こすことになる。
「Heroes」第1シーズン1話「創世記」では、クレアが人命救助した列車事故現場の消防士役で登場。
「フレンズ」第6シーズン18話「ロスと教え子の禁じられた恋」でも、フィービーとレイチェルの部屋が火事になったのに駆けつけた消防士役で登場している。
「ブル~ス一家は大暴走」第2シーズン10話に登場予定。

◆トマソン家を襲ったと見られていたロン・ブラント .... Mark Simich
オフィシャルサイトあり。
「PEPPER 恋するアンカーウーマン」第1シーズン12話「“真実の愛”紹介所」では、パートナー紹介詐欺業者ナディアの顧客勧誘ビデオに出てくるイメージの男性役で登場している。
第4シーズン11話では別人の役で再登場予定。

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