「ランディ・プライスってどんな人?」と聞かれたリリーが「いかにも80年代って感じの人」と答えていたように、「80年代」という時代を見てきた人にはわかる、あの時代には独特の香りがある。いかにもバブリーというか。
製作スタッフもちょうど80年代を通り過ぎたひとが多かったのだろう、80年代というものに対してのオマージュ感が実にたっぷりで、遊び心いっぱい懐かしさいっぱいで作っているのが伝わってくるエピソードだった。
そう、うらぶれて馬券を拾ってるリーバーモアの後ろで流れてる競馬実況で、馬の名前が「マテリアルガール」「ラズベリー・ベレー」「イージーラバー」だなんて。
それでキャストにマイケル・パレ、車がデロリアン、日本食レストランでスシとテリヤキ・・・・てんこ盛りにどーんとやっちゃいましたね。
ペーパーカンパニーを作って、金と体と薬で舎弟をはべらし、自分だけが売り抜けなんてことをやってたら、ダンヴィルはいつ刺されてもおかしくなかったわけだが、当時そういうのが珍しくなかったことから車強盗と思われて片付けられていた事件。
その2年後にブラックマンデーがきて、本格的にバブルが崩壊するまで続いた蜜のように甘かった時代の断片を見せられて、最終的に事件はあまり救われない結末だったんだけど、不思議と悲しくはない。あぁ、そういうこともありだよなぁ、みたいな。
「向いてない」と言われて転職したキップ以外は、不思議と株屋を続けていて、一抜けしたボーは堅実に?商売を続け、ずぶずぶだったランディはバブルな体質から抜けきれずにお縄になってしまったわけで。ランディの情報は結局役に立たなかったから、取引材料にならなくて意味なしってことだったんだろうなー。
置き傘は時々穴が開いていないかどうか虫干ししなくちゃね。
今回は、俳優の顔や声優で犯人がわからなかったクチではないだろうか。オチとしては「えー、そんなんありか」っていう方向に転がっていったが、自分としては「セパレイトウェイズ」の入り方だけでもう、今回のエピソードはすべて許そうと(おいおい)。
あれから20年(@きみまろ)、振り向けばバブルがあった、みたいな。
前回心配したが、カイトはとうとう「猫ちゃんに挨拶」できたようで。リリーはまだ素直になってないところがいささかあるようだが、ラストの幸せそうな笑顔が見られてよかった。
「第一木曜日」の集まりにカイトが参加できた経緯は・・・・なんとなくだが、「え?俺はエリッサ連れて行くよ?」とかスコッティが何も考えずにかまして、カイトに「ほぅら、ね?」とか言われてみんなにニヤニヤされ、リリーのこだわりなし崩し~みたいな、そんな舞台裏があったんじゃないだろうか。
で、今回の最大のポイントは、なんと言っても。
ヴェラ、結婚してたんかい!!・・・・そして、それなのに
ヴェラ、パブのウェイトレスさんにメモ(多分電話番号)もらってるし!!
【 脇俳優チェック 】
◆株屋ボーイズのランディ・プライス85年版 .... Samuel Ball
「CSI:マイアミ3」第1話「永遠の旅立ち」で空手の先生ケン・ティモンズ役で登場していた。その他出演作の詳細はその時のblogをご参照ください。
◆投資界の寵児チャーリー・ダンヴィル .... William Bumiller
「オルセン姉妹の16だもんね!」で双子のパパ役を演じている。これが、16歳のバースデーに赤のムスタングを買ってあげるという、ありえねーだろという設定。そこがオルセンものの魅力といえば魅力だが。
「ER Ⅴ」12話「違反」では、グリーン先生がかつて応募していたNASAのリクルートの担当官で登場していた。
◆株で失敗クリーニング屋リーバーモア .... Martin Grey
先週の「CSI:マイアミ3」6話「ヘルナイト」で、長期に陪審員任務を強いられたことで人生が狂ってしまい、そのため常軌を逸した行動に出たジム・ウィルソン役で登場していた。
◆株屋ボーイズのボー現在版 .... J.P. Hubbell
「ER」に第3~5シーズンに救急隊員オーディア役で登場していたが、第5シーズン17話に銃撃されて死亡。カーターが救急研修でオーディアと一緒に救急車に乗っていたのだが、カーターの無理な運転で人身事故を起こしてしまい、治療のためにERに戻った後にカーター抜きで巡回していて狙撃された。
カーターがその死に責任を感じたことから、その回のタイトルが「身代わり」になっている。
「ザ・ホワイトハウス」に第3シーズン15話、第4シーズン20話とシークレットサービス役で登場。
◆株屋ボーイズのキップ・クロウリー現在版 .... John Kassir
コールドケースとマイアミで二時間続きの出演。マイアミのほうでは赤いスニーカーで手引きがばれてしまった銀行員役。本国での放送は、コールドケースのほうが約半年ほど早く放送されている。
役の履歴詳細はマイアミのほうの脇チェックで。
◆キップの母メイヴィス現在版 .... Patricia McCormack
幼い頃から子役としてテレビや舞台で活躍し、11歳の時の「悪い種子」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされるという天才ぶり。このときの演技は純真と悪魔の二面性をうまく演じきったことで高く評価されている。1956年の作品なので50年前の映像ということだが、もう写真見るだけでお腹いっぱいな感じ。
「ザ・ソプラノズ」にはアドリアーナの母だったかな?リズ役で2、3、5シーズンに1話ずつ登場。
◆キップの母メイヴィス85年版 .... Barbara Niven
オフィシャルサイトあり。元々はBarbara Lee Alexanderだが、二度目の結婚でDavid Niven(「旅路」でアカデミー賞主演男優賞をとった)の息子David Niven Jr. と結婚して以来(結婚自体は5年間)クレジット名を変更。
出演作は数多いのだが「ER Ⅷ」17話「すぎ去ったこと」くらいしか出演作のひっかかりはなかった。しかしこのひとのオフィシャルグッズを見て微妙に笑ってしまったのだった。
◆株屋ボーイズのランディ・プライス現在版 .... Michael Pare
おいおいあのマイケル・パレですよマイケル・パレ!オフィシャルサイトあり。このトップのコンテンツから日本のFCがリンクされており、本国に劣らぬ日本での人気の高さが伺える。
「アメリカン・ヒーロー」で注目され「ストリート・オブ・ファイア」でブレイク。ちょうどブレイクしたのが今回の背景となった85年前後なので、当時の音楽といいこのキャスティングといい、ここの製作スタッフもなんともニクイことをするなぁ。
◆株屋ボーイズのキップ・クロウリー85年版 .... T.J. Thyne
「フレンズ5」3話「フィービー、ついに出産!」で、フィービーの出産を担当する医者が「ファンジー」おタクだったのでフィービーがキレ、ロスが連れて来たドクターオーバーマンを演じていた。オーバーマンは飛び級で卒業したボクちゃん風だったので、フィービーは「こんなガキ」とさらにブチギレ。このフレンズの回は98年だが、6年後のコールドケースでもまだボクちゃんだ。
「CSI:4」第14話「標的の死角」ではフロマンスキーが強盗と撃ち合いになったスーパーの店員で、恐怖のあまり店内で失禁してしまう情けない役をやっていた。そういう気の弱い役をやらせるとうまいことを買われてか、「FBI~失踪者を追え3」3話、「CSI:NY」11話とブラッカイマーもののゲストで登場している。
製作スタッフもちょうど80年代を通り過ぎたひとが多かったのだろう、80年代というものに対してのオマージュ感が実にたっぷりで、遊び心いっぱい懐かしさいっぱいで作っているのが伝わってくるエピソードだった。
そう、うらぶれて馬券を拾ってるリーバーモアの後ろで流れてる競馬実況で、馬の名前が「マテリアルガール」「ラズベリー・ベレー」「イージーラバー」だなんて。
それでキャストにマイケル・パレ、車がデロリアン、日本食レストランでスシとテリヤキ・・・・てんこ盛りにどーんとやっちゃいましたね。
ペーパーカンパニーを作って、金と体と薬で舎弟をはべらし、自分だけが売り抜けなんてことをやってたら、ダンヴィルはいつ刺されてもおかしくなかったわけだが、当時そういうのが珍しくなかったことから車強盗と思われて片付けられていた事件。
その2年後にブラックマンデーがきて、本格的にバブルが崩壊するまで続いた蜜のように甘かった時代の断片を見せられて、最終的に事件はあまり救われない結末だったんだけど、不思議と悲しくはない。あぁ、そういうこともありだよなぁ、みたいな。
「向いてない」と言われて転職したキップ以外は、不思議と株屋を続けていて、一抜けしたボーは堅実に?商売を続け、ずぶずぶだったランディはバブルな体質から抜けきれずにお縄になってしまったわけで。ランディの情報は結局役に立たなかったから、取引材料にならなくて意味なしってことだったんだろうなー。
置き傘は時々穴が開いていないかどうか虫干ししなくちゃね。
今回は、俳優の顔や声優で犯人がわからなかったクチではないだろうか。オチとしては「えー、そんなんありか」っていう方向に転がっていったが、自分としては「セパレイトウェイズ」の入り方だけでもう、今回のエピソードはすべて許そうと(おいおい)。
あれから20年(@きみまろ)、振り向けばバブルがあった、みたいな。
前回心配したが、カイトはとうとう「猫ちゃんに挨拶」できたようで。リリーはまだ素直になってないところがいささかあるようだが、ラストの幸せそうな笑顔が見られてよかった。
「第一木曜日」の集まりにカイトが参加できた経緯は・・・・なんとなくだが、「え?俺はエリッサ連れて行くよ?」とかスコッティが何も考えずにかまして、カイトに「ほぅら、ね?」とか言われてみんなにニヤニヤされ、リリーのこだわりなし崩し~みたいな、そんな舞台裏があったんじゃないだろうか。
で、今回の最大のポイントは、なんと言っても。
ヴェラ、結婚してたんかい!!・・・・そして、それなのに
ヴェラ、パブのウェイトレスさんにメモ(多分電話番号)もらってるし!!
【 脇俳優チェック 】
◆株屋ボーイズのランディ・プライス85年版 .... Samuel Ball
「CSI:マイアミ3」第1話「永遠の旅立ち」で空手の先生ケン・ティモンズ役で登場していた。その他出演作の詳細はその時のblogをご参照ください。
◆投資界の寵児チャーリー・ダンヴィル .... William Bumiller
「オルセン姉妹の16だもんね!」で双子のパパ役を演じている。これが、16歳のバースデーに赤のムスタングを買ってあげるという、ありえねーだろという設定。そこがオルセンものの魅力といえば魅力だが。
「ER Ⅴ」12話「違反」では、グリーン先生がかつて応募していたNASAのリクルートの担当官で登場していた。
◆株で失敗クリーニング屋リーバーモア .... Martin Grey
先週の「CSI:マイアミ3」6話「ヘルナイト」で、長期に陪審員任務を強いられたことで人生が狂ってしまい、そのため常軌を逸した行動に出たジム・ウィルソン役で登場していた。
◆株屋ボーイズのボー現在版 .... J.P. Hubbell
「ER」に第3~5シーズンに救急隊員オーディア役で登場していたが、第5シーズン17話に銃撃されて死亡。カーターが救急研修でオーディアと一緒に救急車に乗っていたのだが、カーターの無理な運転で人身事故を起こしてしまい、治療のためにERに戻った後にカーター抜きで巡回していて狙撃された。
カーターがその死に責任を感じたことから、その回のタイトルが「身代わり」になっている。
「ザ・ホワイトハウス」に第3シーズン15話、第4シーズン20話とシークレットサービス役で登場。
◆株屋ボーイズのキップ・クロウリー現在版 .... John Kassir
コールドケースとマイアミで二時間続きの出演。マイアミのほうでは赤いスニーカーで手引きがばれてしまった銀行員役。本国での放送は、コールドケースのほうが約半年ほど早く放送されている。
役の履歴詳細はマイアミのほうの脇チェックで。
◆キップの母メイヴィス現在版 .... Patricia McCormack
幼い頃から子役としてテレビや舞台で活躍し、11歳の時の「悪い種子」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされるという天才ぶり。このときの演技は純真と悪魔の二面性をうまく演じきったことで高く評価されている。1956年の作品なので50年前の映像ということだが、もう写真見るだけでお腹いっぱいな感じ。
「ザ・ソプラノズ」にはアドリアーナの母だったかな?リズ役で2、3、5シーズンに1話ずつ登場。
◆キップの母メイヴィス85年版 .... Barbara Niven
オフィシャルサイトあり。元々はBarbara Lee Alexanderだが、二度目の結婚でDavid Niven(「旅路」でアカデミー賞主演男優賞をとった)の息子David Niven Jr. と結婚して以来(結婚自体は5年間)クレジット名を変更。
出演作は数多いのだが「ER Ⅷ」17話「すぎ去ったこと」くらいしか出演作のひっかかりはなかった。しかしこのひとのオフィシャルグッズを見て微妙に笑ってしまったのだった。
◆株屋ボーイズのランディ・プライス現在版 .... Michael Pare
おいおいあのマイケル・パレですよマイケル・パレ!オフィシャルサイトあり。このトップのコンテンツから日本のFCがリンクされており、本国に劣らぬ日本での人気の高さが伺える。
「アメリカン・ヒーロー」で注目され「ストリート・オブ・ファイア」でブレイク。ちょうどブレイクしたのが今回の背景となった85年前後なので、当時の音楽といいこのキャスティングといい、ここの製作スタッフもなんともニクイことをするなぁ。
◆株屋ボーイズのキップ・クロウリー85年版 .... T.J. Thyne
「フレンズ5」3話「フィービー、ついに出産!」で、フィービーの出産を担当する医者が「ファンジー」おタクだったのでフィービーがキレ、ロスが連れて来たドクターオーバーマンを演じていた。オーバーマンは飛び級で卒業したボクちゃん風だったので、フィービーは「こんなガキ」とさらにブチギレ。このフレンズの回は98年だが、6年後のコールドケースでもまだボクちゃんだ。
「CSI:4」第14話「標的の死角」ではフロマンスキーが強盗と撃ち合いになったスーパーの店員で、恐怖のあまり店内で失禁してしまう情けない役をやっていた。そういう気の弱い役をやらせるとうまいことを買われてか、「FBI~失踪者を追え3」3話、「CSI:NY」11話とブラッカイマーもののゲストで登場している。
今回「コールドケース」はじめてみました~
目的はマイケル・パレ♪
しかし、あちゃーーってくらい、スクリーンタイムが短かったのが残念(^^ゞ
こんなに80年代満載のドラマとは知りませんでした
デロリアンだ!には気付きましたが、馬の名前までは気付いていませんでした。
さすがくまぷーさん!
特に音楽たちが、かな~りツボでした。
くまぷーさんがおっしゃられる「セパレート・ウェイズ」の使い方も然り。
トンプソン・ツインズが流れた時は、鼻吹いちゃいましたよ(かなり好きだったので)
特に印象的だったのが最後のシンディ・ローパーの「オール・スルー・ザ・ナイト」。
切ない気分倍増でした。
とても面白いドラマですね
地上かDVDにおりてきたら、絶対最初から観たいと思いました。
そうそう、実はそのマイケルさんのオフィシャルサイト、日本で運営しているんですよ(* ̄m ̄*)ムフ。
まめさんはマイケル・パレもターゲットでしたか(爆)
このドラマ、80年代ばかりとは限らず、一度は1939年とかもあったし、それぞれの時代の未解決事件にあわせて当時流行した曲を盛り込んでくるので、なつかし感満載なんですよ。
エピソードによって好みもあるでしょうが、今回のがお初だとはまるひと多いでしょうねー。
ぜひ地上波かDVDで見てください!もっと話題になってもいいと思うんだけど、妙に地味に展開してるんですよねー。
あ、やっぱしあのFCは日本運営でしたか。
そんな感じの構成になってたので「これは一体・・・」と思ってたのですが、事情をご存知の方が近くにいたとはラッキーです(^_^;)
カイトの前だと妙に女性らしくなるところがかわいいです~。
最近寒くなってきたせいか、毎回ドラマの哀愁漂う終わり方が妙に心にしみます・・・(笑)
その後ホントにかかってたような気が…^^;;;;
「家に帰んないならいい」ヴェラ、おなかがやっぱりラブリーですわ!
あ、そういえばあれだけ隠したがりだったスコッティが、どういう心境の変化かいきなりみんなのところにエリッサを連れてきたんですね。
さらっと流されてたので「あーエリッサ来てるー」としか思わなかったけど、あれはあれで相当な進歩ですよね。
けっこう細かい仕掛けをしてるんですねぇ。
今までも見逃してるかなー。
ヴェラの奥さんは、やっぱしヴェラ体型なのでしょうか。
しかし、ヴェラの中の人は、コールドケースの1年前にCSI:2にゲスト出演してるんですが、その時はアイスホッケーの選手役で、ゴツかったような気はするけどそんな巨漢でもなく、確かラブシーンもあったような気が(爆)。1年の間に彼に何が?
スコッティも何故か当たり前のようにエリッサを連れてきてるし、どういった心境の変化でしょうか。
「第1木曜」のことは最初、ちょっとは距離を保ちたいリリーのでっち上げ行事かと思いましたが、ほんとのことだったのですね。忘れましたが、他の警察ドラマでもそんな集まりがあったような。よくあることなのでしょうか。
今回のエピソードは、かな~りツボでした。
作りも大好きです
マイケル・パレさんは、エリック・クロースさんよりもファン歴長いです(笑)
オフィシャルな窓口が日本というのも、なんとも嬉しいことです♪
「アメリカン・ヒーロー」の不良少年の、成長した姿
嬉しかったです♪
(いや、役柄じゃなくて(^^ゞ)
WOWOW放映ものって、あまりわからないのですが
CCも地味に展開してるんですか?
日本では、ブラッカイマードラマは、地味な扱いをされる運命なのでしょうか(^^ゞ
で、それを確認するために録画を見直してみたら・・・・リリーが最初に第1木曜に無理矢理行った時、ジェフリーズとヴェラを従えて行くのですが、それを被害者の相棒の人が冷やかしてこう言ってるんです。
「どうした、ヴェラ、浮気か?」
うわーーー、聞き逃してた!!
もうその時にヴェラは既婚だって出てたんですね!
CSIもCCも、もうちょっとなんとかならんかと思うほどに扱いは地味ですねー。始まりの時には力入ってましたけどね、その後はまぁWOWOWですからしょうがないのかもしれないですけど。
NHKでやってればもう少し知名度が上がったのかもしれませんが、でもWATという例もあるし・・・