くまぷーの海外ドラマblog

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あれこれ見ています。

CSI:5 第6話「青の衝撃」 データ編

2006年05月15日 | CSI:科学捜査班

【CASE ジョナサン・エイブリー・ブレイク三世】
 現 場 :西ラスベガス大学
 被害者 :西ラスベガス大学新入生、ジョナサン・エイブリー・ブレイク三世
 関連人物:大学職員エバ、大学の作業員ウォルター・ベアリー、学生会会長
      エロティカブティックの店員
 背 景 :
  学生会の入会儀式の最中に、新入生が転んだ場所に蛆が大量にわいていた。
  大学はなるべく水を使わないように工夫して植物を栽培していたために、こ
  れだけ大量の蛆が沸くのは不自然。そこで職員のエバが昆虫に詳しいグリッ
  ソムを呼んだ。すると蛆の中から人間の歯が発見され、殺人事件と判明。
  採取された骨はすべて同じ形に砕かれていた。一緒に落ちていたウッドチップ
  と同じ形で、ウッドチップを作る粉砕機から血液が検出された。
  歯は差し歯だったために蛆の中からDNAを抽出。
  蛆の中からは他に「ビニールの切れ端」「青い粘性物質つきの爪」「オメガ
  ゼータパイの刻印のある金属」が発見される。
  青い粘性物質は青い油性ペイントとモーターオイルを混ぜたものだったため、
  2年前の『西ベガス大連続殺人犯』の手口と一致。

『西ベガス大連続殺人犯』は、87年から3件連続して起こったレイプ殺人。新人だったキャサリンが担当。ジャネット・ケント、マーシャ・リース、シャーリーン・ロスの三人の殺害について、三番目のシャーリーン・ロスについて有力な証拠が挙がったためジョン・マザーズが死刑に。
ところが死刑執行の日に弁護士がDNA鑑定を申し立てて死刑執行は中止、さらに同じ手口でデビー・レストンの殺害も行われた。しかしシャーリーン殺害の際にビニール袋についていた毛髪のDNAがマザーズと一致。再度死刑が執行されたが、他の3件についてはマザーズの犯行を裏付けられず、共犯者もあがらずじまいだった。
手口は、手すりにペイントを塗っておき、近くの水飲み場で手を洗おうとしたところを拉致しレイプ、殺害に及ぶというものだった。


蛆を解剖して抽出した被害者のDNAは、連続レイプ殺人事件のはずが、男性のものだった。
「オメガ・ゼータ・パイ」の金属片はキーで、学生会の入会式に新入生に飲ませて後から「出させる」という儀式に使われたものだった。つまり遺体は新入生のもので、その身元は、連絡がなく行方不明になっていたジョナサン(ジョニー)・エイブリー・ブレイク三世と判明する。
学生会に来た生徒の手に青いペンキがついていたことからたどると、犯人は自分で新しく手すりを作ってペンキを塗ることまでしているとわかった。そして近くの水飲み場には目に付くように黒いビニール袋に入れられた遺体のような物体が捨てられていた・・・しかし中身はダッチワイフだった。
そのダッチワイフの口の中には手紙が入れてあり、「彼女をもらった」と書かれていて、今までの手口と同じように「デビー・レストン(前に殺害した被害者)の髪」を仕込んであった。

その手紙を解析したところ上の紙に描いた絵の跡を発見。その絵を分析したところ、「シボレーバンの運転席から後ろの荷台にいる女性をバックミラーで見ながら、その苦しむ様子を描いたもの」とわかる。そして、絵の中にある車窓にある文字からその場所がトロピカーナのエロティカブティックだと判明。
駆けつけてみると店の駐車場にシボレーバンが駐車しており、その中に女性の腐敗の始まった遺体が発見された・・・・


【CASE ケイトリン・ラキッシュ】
 現 場 :トロピカーナのアダルトショップ「エロティカブティック」の駐車場
 被害者 :西ラスベガス大学の学生ケイトリン・ラキッシュ
 死 因 :窒息死
 関連人物:友人(マンディ・クーパー)、助教授のコーディ・ルイス、コピーセンター職員
      コピーセンター職員のケビン・グリアー
 背 景 :
  バンの中の遺体は、西ラスベガス大の女子大生ケイトリンと判明。
  手に青いペイント、性的暴行の痕跡あり、首に索状痕。
  ジョニーとケイトリンは髪が同じ長さで、あらかじめ物色していた「獲物」とジョニーを
  間違って拉致したものと考えられた。
  エロティカブティックでは店内に手紙と同じ画風のアダルトコミックが売られていた。
  作者の「ジッピーティー」はその絵を売って対価としてダッチワイフを得ていたと判明。
  シボレーバンの中には大学のパーキングの86年の許可証、割れためがね(デビー・レストン
  が抵抗して犯人のものを壊している)、黒い粉末が発見された。
  登録番号は削られ、ナンバープレートは期限切れ、登録ステッカーは偽造だった。

ケイトリンの友人から一日の行動を聞いたところ、食堂~コピーセンター~売店~図書館~授業というものだったという。その授業はコーディ・ルイス(ジャネット・ケントの元恋人、デビー・レストンは教え子)の講義だったためブラスが尋問するが、ルイスは関与を全面否定、今回の事件につながる物証もなかった。
一方、パーキングの許可証もシボレーのバンもマザーズのものであったことから、マザーズと犯人は模倣犯とオリジナルではなく、犯罪の相棒であったことがわかる。そしてバンの中にあった指紋はデビー・レストンのゴミ袋の指紋と、さらに「ジッピー・ティー」のコミックを閉じてあったコームリングと一致。デビーとケイトリンを殺害したのは「ジッピー・ティー」であることが判明する。

あらかじめ目をつけたのがどこか、データを比べてみても被害女性5人の共通項はなかった。
ジッピー・ティーはコミックからプロファイリングすると、支配的で異物による性愛を好む分裂症のサディスト。一方マザーズは刑務所での分析によると「依存心の強い人格障害者」で、ジッピー・ティーがマザーズを支配していたのではないかと考えられた。
また、ジッピー・ティーはマザーズ処刑日と2年目の同じ日に殺害を起こしているが、なぜ去年は事件を起こさなかったのかという疑問もあり、捜査は行き詰まりを見せようとしていた。

その時、バンの中の黒い粉が業務用コピー機のトナーの粉とわかり、5人の被害者の行動の共通点が「コピーセンター」であることにキャサリンが気づく。コピーセンターに10年以上勤めているのはケビン・グリアーという男だけで、コピーセンターには黒いゴミ袋とトナーの粉がふんだんにあり、コピーを閉じるのはコームリング、グリアーは私用でコミックを作成していたという。
しかし自宅に踏み込むとグリアーの姿はなく、油性ペイントとモーターオイルを混ぜるペイントミキサーだけが動いていた。そして留守録に「警察で待ってる」と。グリアーは先回りして警察に出向いていたのだ。

グリアーはデビーにメガネを割られたことで「メガネは不利」と学習し、視力矯正の手術をしていた。そのせいで去年は犯行を行えなかったのだ。
しかしその手術のために夜間はよく見えなくなり、それでケイトリンとジョニーを間違えたのだ。
他のものは異物による陵辱だったが、シャーリーンについては、グリアーが危険だと言ったのにマザーズは「できると証明したくて」危険を犯したため、陰毛が残り逮捕につながったのだという。
グリアーはマザーズとの関係をめったに巡り会えない「ソウルメイト」だと語る。

遺体をしまっていた冷凍庫には、中にレイプ時のスケッチと被害者の髪の毛がしまわれていた。ところがそのスケッチは6人分あり、「ブリット・モスコウ」というまだ見つけていない被害者の存在が示唆されていた。そこで急遽、グリアーをブリットのいる現場に案内させることになる。
しかしブリット・モスコウという生徒は西ラスベガス大にはいなかった。そしてサラはブリットの絵のスケッチから、ブリットはカレンダーのカバーガールの模写であり、名前はカレンダーにある「Miss October」のアナグラムであることに気づく。つまり、6人目はいなかったのだ。
グリッソムとブラスが気づいて駆けつけたがすでに遅く、グリアーは隠し持っていたビニールでトイレで自らの命を・・・・

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【 ト リ ビ ア 】

☆ 死刑囚ジョン・マザーズ
「CSI:3」第6話「死刑執行停止」で前回の事件を参照のこと。
マザーズは被支配側だったため逮捕時にもグリアーの支配下にあり、彼の存在を警察に言うことが出来ないままに処刑されたのだろう。


【 脇俳優チェック 】

◆死刑囚ジョン・マザーズ .... Victor Bevine
マザーズはすでに「CSI:3」第6話「死刑執行停止」で死刑になっているので、回想シーンやビデオでの登場。
「ダーク・エンジェル」で、ローガンの情報提供者セバスチャンがパソコンを使ってコミュニケーションをとるときの、電子ボイスの役を担当している。
他には、「スタートレック」シリーズでいくつかの役で登場している。他に「OZ」「シカゴホープ」など。

◆第5の被害者ケイトリン・ラキッシュ .... April Bowlby
日本の放送のズレによって、偶然別のドラマに出ている俳優が同じまたは近接する放送日に「かぶる」ことがたまにあるが、この女優さんも「CSI:NY」の19話と二時間続きでかぶっている。
でも気づいた人がいたらすごいと思う。だって、NYの方は・・・クリーニングの袋から落ちてきた遺体のジェニー・リー役だったから。二時間ぶっ続けで死んでるって、すごいな。長生きするかも。
他には、チャーリー・シーンが2003年からやっているテレビシリーズ「Two and a Half Men」に第3シーズン(2005年~)から何エピか出演している。

◆ウッドチップの作業員ウォルター・ベアリー .... Wayne Duvall
日本未放映だが、AXNで放送されている「CIA:ザ・エージェンシー」とクロスオーバーエピのある「The District」でフィル・ブランダー役でサブレギュラー。
他にも映画では「アポロ13」「ザ・フラッド」「ザ・ファン」など、細かく脇役で出演作が多い。「CSI:NY2」11話、「ザ・ホワイトハウス5」19話に登場予定。

◆ケイトリンの友人 .... Summer Glau
オフィシャルサイトあり。日本でもバレリーナから女優に転身するというパターンは見かけるが、彼女もそうらしい。その経歴を生かして「ANGEL」の第3シーズンにプリマバレリーナ役でデビュー。
「コールドケース」6話「ハレー彗星」で、被害者の陸上少女の女子高生ペイジ・プラット役を演じていた。彼氏が犯人と疑われ無期懲役で服役していたのだが、司法取引を望むタレ込み屋の情報によってリリーの再捜査が始まったのだった。
8月からWOWOWで放送予定の「4400 未知からの生還者2」の第1話に登場予定。

◆主任を呼んだ大学職員エバ .... Harriet Sansom Harris
「デスパレートな妻たち」では第1シーズン11話から、亡きフーバーさんの姉フェリシア役としてサブレギュラー出演。第2シーズンでもたっぷり出演予定だ。
2002年にトニー賞を授賞している舞台女優でもあるが、「そりゃないぜフレイジャー」の強烈なエージェントのビービー役でもおなじみ。
「アリーmyラブ」第1シーズン19話「誕生日の憂うつ」では足フェチの恋人が信用できないシェリル・ボナー役で登場していた。これは結構まともな役。
「Six Feet Under」にも第2シーズンで6話「来訪」と11話「障壁」にコリンズ夫人役で登場している。夫がクルーザーの事故で亡くなって後から葬儀社を訴えるというやはりキレた役柄。
他には映画「メメント」など。

◆キャサリンにからんでいたジャーナリスト .... Mark Lentry
第2シーズン18話「暴走バス 24人の運命」では、バスの事故の被害者の一人だが仮出獄中の囚人であったことから事件をややこしくしそうになったカルバン・マクブライド役を演じていた。そこからジャーナリストとは出世だなぁ(違)。

◆コピーセンター職員で真犯人ケビン・グリアー .... Taylor Nichols
「グレイズ・アナトミー」第1シーズン4話「親しさのルール」では、イジーが担当した前立腺腫瘍の患者リック・ハンフリー役。イジーの下着モデルの写真が出版されたのを見て、それが自分の病気にとって精神的プレッシャーになったため、イジーに対して意固地に反発して困らせた。
「FBI~失踪者を追え」パイロット「自由への代償」で、失踪したマギーの元恋人で部屋に唯一写真があった、ロンドン出張中のトム・ウィルキンス役を演じていた。
「ER Ⅳ」21話「幼き者たちの受難」ではおじいちゃんの農場に遊びに行った帰り車で意識を失ったサム少年の父、アダムス役で登場していた。
「ザ・プラクティス8」13話~15話では、アランの幼なじみの神父トム役。他には「ジュラシック・パークⅢ」など。

◆西ラスベガス大助教授コーディ・ルイス .... David Lee Smith
「CSI:マイアミ」の第2~3では内務監察官のリック・ステトラー役。ホレイショに隠し子がいると思い込んだイェリーナが、その当て付けでリックの誘いに応じて恋人になった。
「プロビデンス」では、シドニー(「CSI:NY」のステラ役のMelina Kanakaredes)にアプローチをかけるポール・ラティグリアート役。彼がマフィアとつながりがあると知りシドニーは距離を置こうとするが、彼の熱意にほだされてしまう。しかしポールは大陪審に召喚されることになる。
これでキャサリンの人とどこかで何かあったら、三大CSI女子制覇という前人未到の領域(?)に。

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