ブースとテンペランスは、二人で地方の小さな町に出張することになる。
その町のレンジャー隊員が発見した熊の胃の中から人の手の骨が発見されたことで、FBIに調査が依頼され、テンペランスが鑑定することになったからだ。
しかし訪れた町の人々はは犯罪慣れしていない上に、人々に情報がすぐに筒抜けになり、テンペランスはやりにくいものを感じる。
骨の切断面は道具で切り落とされた痕跡があり、死後に遺体をばらばらにしたものを熊が食べた、ということがわかる。切断面に残る歯型を分析したところ、それは人間の歯であることが明らかになる。
何者かが遺体をバラバラにした挙句に人肉食を行ったのだ・・・
--------------------------
またクマか!!
ハンドルにクマと入ってる程度にはクマ好きなので、「CSI:」とこれと、二週連続でクマの解剖を見るのはなんだか切ない。クマでネタかぶり。
さらにネタかぶりという点では、ストーリーの大まかな構成が「CSI:4」6話「埋められた秘密」に似てる感じ。(ヴェガス郊外の田舎町ジャックポットに、主任が一人ではじめてのお使いをするというエピ)器具もない状態で出張して、現地の人たちは妙にのんきだわ、一番近いところに犯人がいるわ、みたいな。
(しかもヴァルタン刑事が・・・・)
CSIのほうでは微妙に「ツインピークス」の香り漂う作りになっていたが、こっちのエピはCSIを連想することはあっても多分ツインピークスまでは連想されないだろう。
主任が隔絶された状況で、お手製鑑識キットを作ってなんとか乗り切るのが見せ場だったのに対し、ノートパソコンとネットを使ってテレビ電話だし、解析できないものは宅配便で研究所にガンガン転送するわで、飛び道具出しまくり。
主任とキャサリンとの電話が、姿が見えないのものだから現地のひとに「奥さん」と誤解されたアナログさはないが、しかしアンジェラがテレビ電話で現地の保安官をナンパするというので笑いをとっていた。なるほど、時代や道具が変わっても笑いは転がっているものなんだな。(時代って、CSIとこれとじゃちょうど2年しかたってないんだけどねー)
必ず骨が出てこないと、テンペランス登場フラグが立たないわけで、このドラマの最大のポイントは「どういう形で骨をからませるか」ということになる。そうしょっちゅう白骨体なんて出るもんじゃないしね。
前回のように首吊り遺体とか、今回のように熊のおなかの中からもアリなわけだ。白骨でなくても身元不明程度に腐敗してればいいわけで。
しかしテンペランスたちを使って高いコンサルタント料を払うより、優秀な骨相スタッフがFBIにもいるんじゃないのかなぁと思ったり。
そういうのに予算を使いつつ、FBIの出張手当が50ドルとは!うひゃーしみったれ!
「ツイン・ピークス」のクーパー捜査官も50ドル?いや10年前だともっと安かったかも。この間WATではイラクにジャックとダニーが出張していたが、あれも交通費除いて50ドルでやりくりしてたんだろうか。これからFBIものを見るたびに「安宿なんだろうな、50ドルか~」とか思ってしまいそう。
それにしても、テンペランスのシャルウィダンスとか、宅急便のお姉さんの取り合いとか、コメディちっくな展開を取り混ぜて軽妙に見せるのがこのドラマの味なのかな、っていうのがだんだんわかってきたような。
それでも・・・・毎週アンジェラには突っ込んでしまうことだろう。
「 仕 事 し ろ よ !」
【 脇俳優チェック 】
◆配達の美女 .... K.D. Aubert
オフィシャルサイトあり。モデルから女優に転身。スタイル抜群で顔もベビーフェイスなので、そのうち日本でも人気出るかなぁ。まだメジャーな作品にはあまり出ていないけど。
SNOOP DOGGY DOGの映画「Soul Plane」など。「バフィ 恋する十字架」第7シーズンではウッド校長の母親役で2エピに登場。(14話のほうはアシャンティの出ている回)
◆リグビー医師 .... Alex Carter
「CSI:科学捜査班」のヴァルタン刑事役でおなじみ。
「NIP/TUCK マイアミ整形外科医」では第1シーズン7話に、胸が大きいので小さくしてほしいと手術を依頼してきたがC型肝炎だとわかった男で登場していた。
「ポイントプレザントの悪夢」ではジェシーの父で保安官のローガン役。
◆宅配屋のチャーリー .... Rusty Joiner
オフィシャルサイトあり。「ER」第11シーズン8話「疑惑の銃弾」でカーターがソーシャルワーカーのウェンデルに誘われて行ったロッククライミングのインストラクター役で登場していた。彼はウェンデルの元彼?っぽくてカーターにイヤミをかましていた。
「CSI:マイアミ2」22話「弾丸の狙い」では、冒頭テンラージのライブのMC役。
◆保安官 .... Tom Kiesche
オフィシャルサイトあり。コメディアンでこんな映画を作ったりしてるらしい。
「CSI:4」23話「キメラの遺伝子」では、キメラブラザースのクームス兄弟の中で二卵性双生児のラリー役。自動車修理の会社クームスブラザースカンパニーを経営しているが、どっちかというと肉体労働担当の粗野タイプ。
「ER Ⅶ」でグリーン先生がエリザベスとの結婚式に駆けつけようとしたら渋滞にはまり「パトカーに乗せろー」と言われた巡査かな?
◆女性獣医 .... Marguerite MacIntyre
「ザ・シールド」の第2シーズン6~8話では、虐待被害者のためのシェルターを運営しているエマ役で登場していた。
「アリーmyラブ」第3シーズン15話「第一容疑者」では、アリーが容疑者の弁護を担当した殺人事件で、被害者ショウフィールドの妻デブラ役。
◆レンジャー隊員のシャーマン .... Steve Reevis
オフィシャルファンサイトあり。ネイティブアメリカンとして多くの役を演じている。映画「ネイティブ・ハート」ではシャイアン族の戦士「ドッグメン」の指導者イエローウルフ役。
他に「ミッシング」「ツインズ」「ジェロニモ」など。
その町のレンジャー隊員が発見した熊の胃の中から人の手の骨が発見されたことで、FBIに調査が依頼され、テンペランスが鑑定することになったからだ。
しかし訪れた町の人々はは犯罪慣れしていない上に、人々に情報がすぐに筒抜けになり、テンペランスはやりにくいものを感じる。
骨の切断面は道具で切り落とされた痕跡があり、死後に遺体をばらばらにしたものを熊が食べた、ということがわかる。切断面に残る歯型を分析したところ、それは人間の歯であることが明らかになる。
何者かが遺体をバラバラにした挙句に人肉食を行ったのだ・・・
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またクマか!!
ハンドルにクマと入ってる程度にはクマ好きなので、「CSI:」とこれと、二週連続でクマの解剖を見るのはなんだか切ない。クマでネタかぶり。
さらにネタかぶりという点では、ストーリーの大まかな構成が「CSI:4」6話「埋められた秘密」に似てる感じ。(ヴェガス郊外の田舎町ジャックポットに、主任が一人ではじめてのお使いをするというエピ)器具もない状態で出張して、現地の人たちは妙にのんきだわ、一番近いところに犯人がいるわ、みたいな。
(しかもヴァルタン刑事が・・・・)
CSIのほうでは微妙に「ツインピークス」の香り漂う作りになっていたが、こっちのエピはCSIを連想することはあっても多分ツインピークスまでは連想されないだろう。
主任が隔絶された状況で、お手製鑑識キットを作ってなんとか乗り切るのが見せ場だったのに対し、ノートパソコンとネットを使ってテレビ電話だし、解析できないものは宅配便で研究所にガンガン転送するわで、飛び道具出しまくり。
主任とキャサリンとの電話が、姿が見えないのものだから現地のひとに「奥さん」と誤解されたアナログさはないが、しかしアンジェラがテレビ電話で現地の保安官をナンパするというので笑いをとっていた。なるほど、時代や道具が変わっても笑いは転がっているものなんだな。(時代って、CSIとこれとじゃちょうど2年しかたってないんだけどねー)
必ず骨が出てこないと、テンペランス登場フラグが立たないわけで、このドラマの最大のポイントは「どういう形で骨をからませるか」ということになる。そうしょっちゅう白骨体なんて出るもんじゃないしね。
前回のように首吊り遺体とか、今回のように熊のおなかの中からもアリなわけだ。白骨でなくても身元不明程度に腐敗してればいいわけで。
しかしテンペランスたちを使って高いコンサルタント料を払うより、優秀な骨相スタッフがFBIにもいるんじゃないのかなぁと思ったり。
そういうのに予算を使いつつ、FBIの出張手当が50ドルとは!うひゃーしみったれ!
「ツイン・ピークス」のクーパー捜査官も50ドル?いや10年前だともっと安かったかも。この間WATではイラクにジャックとダニーが出張していたが、あれも交通費除いて50ドルでやりくりしてたんだろうか。これからFBIものを見るたびに「安宿なんだろうな、50ドルか~」とか思ってしまいそう。
それにしても、テンペランスのシャルウィダンスとか、宅急便のお姉さんの取り合いとか、コメディちっくな展開を取り混ぜて軽妙に見せるのがこのドラマの味なのかな、っていうのがだんだんわかってきたような。
それでも・・・・毎週アンジェラには突っ込んでしまうことだろう。
「 仕 事 し ろ よ !」
【 脇俳優チェック 】
◆配達の美女 .... K.D. Aubert
オフィシャルサイトあり。モデルから女優に転身。スタイル抜群で顔もベビーフェイスなので、そのうち日本でも人気出るかなぁ。まだメジャーな作品にはあまり出ていないけど。
SNOOP DOGGY DOGの映画「Soul Plane」など。「バフィ 恋する十字架」第7シーズンではウッド校長の母親役で2エピに登場。(14話のほうはアシャンティの出ている回)
◆リグビー医師 .... Alex Carter
「CSI:科学捜査班」のヴァルタン刑事役でおなじみ。
「NIP/TUCK マイアミ整形外科医」では第1シーズン7話に、胸が大きいので小さくしてほしいと手術を依頼してきたがC型肝炎だとわかった男で登場していた。
「ポイントプレザントの悪夢」ではジェシーの父で保安官のローガン役。
◆宅配屋のチャーリー .... Rusty Joiner
オフィシャルサイトあり。「ER」第11シーズン8話「疑惑の銃弾」でカーターがソーシャルワーカーのウェンデルに誘われて行ったロッククライミングのインストラクター役で登場していた。彼はウェンデルの元彼?っぽくてカーターにイヤミをかましていた。
「CSI:マイアミ2」22話「弾丸の狙い」では、冒頭テンラージのライブのMC役。
◆保安官 .... Tom Kiesche
オフィシャルサイトあり。コメディアンでこんな映画を作ったりしてるらしい。
「CSI:4」23話「キメラの遺伝子」では、キメラブラザースのクームス兄弟の中で二卵性双生児のラリー役。自動車修理の会社クームスブラザースカンパニーを経営しているが、どっちかというと肉体労働担当の粗野タイプ。
「ER Ⅶ」でグリーン先生がエリザベスとの結婚式に駆けつけようとしたら渋滞にはまり「パトカーに乗せろー」と言われた巡査かな?
◆女性獣医 .... Marguerite MacIntyre
「ザ・シールド」の第2シーズン6~8話では、虐待被害者のためのシェルターを運営しているエマ役で登場していた。
「アリーmyラブ」第3シーズン15話「第一容疑者」では、アリーが容疑者の弁護を担当した殺人事件で、被害者ショウフィールドの妻デブラ役。
◆レンジャー隊員のシャーマン .... Steve Reevis
オフィシャルファンサイトあり。ネイティブアメリカンとして多くの役を演じている。映画「ネイティブ・ハート」ではシャイアン族の戦士「ドッグメン」の指導者イエローウルフ役。
他に「ミッシング」「ツインズ」「ジェロニモ」など。
FBIの出張手当は、海外の場合はもうちょっと高くなるとか、そんなことはないのかなあ。でも、役人ですから質素にやっていただきたいものですね。
ところで、あんな小さな町に検死官とあんなきれいな獣医さんがいる、というのもファンタジーだなと思いました。TBさせていただきますね。
色々解説ありがとうございます。
自分でも「ん?」と思ったとこだったのですが、ちょうど翻訳のせいだったとわかってほっとしました。
いつの間にか力技で犯人になだれ込んだ感じがしていたので・・・
やはり吹き替え版を作ってほしくなってきました。でもさらにズレたりするかもしれませんね。
>josetangelさんへ
銃弾も何発までとか決まってたりするとイヤだなぁ(^_^;)。
ヴァルタンみたいなかっこいいお医者さんが片田舎にいたらモテるだろうなーと思ったら、女性不足でモテようがないのですね。
CSIのほうがまだしもリアルな普通っぽい俳優さんだった気も(^_^;)。TPだとリアリティもへったくれもないほど美女と変人の産地でしたが。
おまけにヴァルタン刑事はいるし。
そして確かに展開は「ジャックポット」を思い起こさせますね。
そしてついCSIと比較して
それでいいのか?とツッコミまくってしまうのですが(苦笑)
宅配屋のチャーリーはERでロッククライミングしてましたか。
全然印象に残ってなかったです。
始まる前は、もっと本格サスペンスだと思ってたのですが、ドタバタ要素の多いこと。
今日リピートの「Mad TV」にブース=エンゼルが登場していました。98年放送の内容なんですが・・・
7~8年であんなにおっさん化したなぁとあらためて笑ってしまいました。すっかり貫禄ついちゃって。
以前より鍛わっていましたね。
Kathy Reichsがprocedual crime showと定義していましたので、
DEKのプラクティスの法医学版を見たいなのを期待していました。
牛さんもとも喰いすると狂牛病になりますけど、人間もなるのですね
「調理」すればちょっとは違・・・いや、考えるのはやめておこうっと。
「procedual crime show」ですか。
まだ方向性としては見えにくいものがありますが、徐々にキャラが落ち着いてきたら、ドラマとしての面白さや独自性が出てくるかなと楽しみにしています。