グレイズ・アナトミー２ 第20話「心と体の応急処置」

ジョージはメレディスに対して冷戦状態続行中。友達に戻ったメレディスとデレクだったが、メレディスはデレクにはジョージのことを打ち明けられないでいた。
メレディスが担当したのは首にフォークが刺さったシルビア。彼女は実は脳に大きな動脈瘤を抱えていたが、病気によってやっと夫婦らしい生活を取り戻し、残り少ない時間を二人で過ごしたいと願い手術を拒んでいた。その夫婦の姿にデレクは自分の夫婦生活について考えさせられるのだった。
ところがアディソンは、担当した妊婦の夫に「カトリーヌ・ドヌーヴの若いころみたい」と絶賛されてまんざらでもなさげで、それを見てデレクは心穏やかではない。
クリスティーナは、ジョージとバークの奇妙にうまくいっている同居生活に複雑な気持ち。しかしベイリーにリトルジョージをまかされてあたふたしてしまう。
ジョージはトーレスに接近されてまんざらでもない。彼女について複雑骨折したホッケー選手ヒースを担当するが、スカウトにアピールするために無理に試合に出ようと、ヒースは指を切断してしまう。
イジーはデニーを献身的に看病し、それが面白くないアレックスはデニーに「イジーと付き合ってる」と言ってしまい、イジーを怒らせる。そんな中デニーの容体が悪化し、補助心臓をつける選択を迫られる事態となる・・・

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ワタクシ、以前このブログでナタリー・コール出演について書いたっけなぁと思ってほじくり返してみたら、あったあった。
これでしたね。そっか、腕を骨折した事件とかがあったという話だったのか。映像ではうまく隠してて、全然そんなことを感じさせない風だったけど。一通り彼女のシーンを見直してみたら、骨折した右手が映ってるのはメレディスと一緒に歩きながら話してるところくらいかな。手が映ってても左手で頬づえついていたり、非常にうまく隠している。
全く歌わない出演だとは思わなかったので、完全に「女優さん」だったことにびっくり。上手な人に吹き替えされてるので、演技の実力がかさ上げされてる感じがしないでもないけれど、なかなかいいゲスト出演だったような気がする。
でもやっぱり・・・ちょっとくらい歌ってくれても（まだ言うか）。

グレイズの報道と言えば、このところいい話題も悪い話題もいっぱいだ。
アディソンは最近スピンオフの話題が華やかだが、現在のところ２時間ものらしいっすね。キャスト続報とか出てきているようだけど。
イジーのギャラ問題とか、バークが入院しちゃったとか、仲良さげな作品の雰囲気とは違って舞台裏はどろどろな感じのこのドラマだけど、スピンオフが引き締めになるのかそれとも崩壊への一歩になるのか、悩ましいところだったり。意外とスピンオフの出来が良くて、アディソンひとり勝ちになったりして？

あなたはアレックス派？それともデニー派？・・・なんていったら、かなり分の悪そうな「怒りに燃えるアレックス」。すっかり夢中になってみたら、いきなり「あなたとは体だけだったの」状態で捨てられてしまうなんて。
ちょっとかわいそうな気も。でも私はデニー派（爆）。イジーには幸せになって欲しいけど、なんとなくいやーなフラグがデニーの頭の上に・・・デニーの後ろに、でっかい鎌持った黒いマント来た人が見えるというか。
イジーが思い入れれば思い入れるほど、生存ラインがどんどん下がってきてるように思える。
デニー、長生きしてくれー！
逆に「死んでいいよ」って思うキャラがいたりするけど、それをぐっとこらえてと。

デレクはメレディスと「友達」になったことを、案の定アディソンに言えてないでやんの。後ろめたいってことは下心があるってことなわけで。それをごまかすのにいきなり上司面してみせたりするし。
「ドヌーヴは金髪だろ？」って、おバカ？
「私一人でバカな判断ミスしたわけじゃない」って・・・超のつくバカ？？
２ｎｄの第１話から、１ミリも前進できてないっつーか、かえって事態は後退してる気がするバカップル。
アディソンはカトリーヌ・ドヌーヴって言ってもらえるうちに、マークに走るべきだよなぁ。
カトリーヌ・ドヌーヴといえば、この間アカデミー賞で渡辺謙さんと並んでプレゼンターをやっておられたけれど・・・若い頃のカトリーヌ・ドヌーヴってどんなだっけ。
こんな感じとかこんな感じとか・・・あぁ、なんとなく言われてみれば確かに似てる？
ちなみにハル・ベリーは・・・こんなだったりするが、えーと。

自称ハル・ベリーの新米ママさんにリトル・ジョージを押し付けられたクリスティーナのドタバタぶりは、サンドラ・オーのコメディエンヌぶりの真骨頂というか。ラブロマより絶対安心して見てられると思う。
「ＡＢＣＤＥＦＧ～♪　サイテイサイアクヒサンだよぉ～♪」
泣き声聞いただけでミルク、とか判断できるナチ様もスゴいが、さくっと泣きやませるジョージもすごい。ジョージってマジで産婦人科か小児科に進むべきでは？
あんなに不器用そうなのに、バークの投げた卵をはっしはっしと受け止める様子は、まさに芸達者なお猿さんと調教師とか猿回しとか・・・
ジョージとバークって、これ以上ないほどナイスなコンビに見える・・・のに。
・・・神様はいたずらがお好き、ってことだろうか。
もうね、来週から部長が主役でいいと思う（え？）

ちょっと思ったのだが、「だ・である」調で書いてると、まるでグレイズのセリフ回しみたい。
グレイズの吹き替えの脚本作ってる人って、非常に特徴的な言い回しをしてるけど、あれは実際のニュアンスとかを考慮してあぁなってるのだろうか？
他のドラマで吹き替え台詞だと↓こんな感じだと思うんだけど・・・
　　「メレディスが・・・爆弾持ってるのはメレディスなんです！」
でもグレイズでクリスティーナはこう↓言う。
　　「メレディス。　爆弾持ってるのはメレディス。」
特にデニーとイジーの会話で、独特の体言止めな会話が多くて（「俺は濁った人間」とか）それが味ではあるけれど、なんでその味にしてるのか気になったりする。

あと、デニーの吹き替えの人がイジーのことを「いずぃー」と呼ぶのがとっても気になる。


【　脇俳優チェック　】

◆ホッケー選手のヒース　....　Teddy Dunn
日本では未放映のティーン向けドラマ「Veronica Mars」にお坊ちゃまのダンカン役でレギュラー。初回に彼の妹が殺害され、ヴェロニカの父がダンカンの父を誤認逮捕したために、ヒロインヴェロニカは学園内負け組に転落・・・というような話らしい。

◆アディソンをほめたギブソン　....　Stephen Lee
「ＣＳＩ：科学捜査班」第1シーズン13話「大爆破 絶体絶命」で、グリッソムの捜査に喜んで協力した爆弾好きの警備員ドミニク・クレツカー役を演じていた。
「ダークエンジェル」では、第1シーズンの最初の数話にマックスに雇われた探偵ボゲルサング役で登場している。
「刑事ナッシュ・ブリッジス」では第2シーズンからシリーズ全般に登場するドジなギャングトニーＢ役

◆首にナイフが刺さった女性シルビア　....　Natalie Cole
ナット・キング・コールを父に持つ大物ジャズシンガー。若くしてデビュー曲をヒットさせグラミー受賞と輝かしいスタートを切りながら、離婚や麻薬に落ち込み、そこから再び現在の地位を築いている。
ナット・キングの死後、生前の音源を使ってデュエット共演した「Unforgettable」などのヒット曲を持つ。
結構ドラマのゲストもやっておられるようで、「Low & Order SVU」などにも出演している。
　

◆ヒースの母　....　Kelley Hazen
「コールドケース」第2シーズン15話「ミスター・ウィルソン」で、知恵遅れの青年コリンが好きだった少女リアの母親役で登場していた。リアはコリンに同情してキスをしてあげるのだが、それを見られて「襲われた」と嘘をついたため、リア両親がコリン母子を責めたのだった。