くまぷーの海外ドラマblog

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あれこれ見ています。

BONES 第11話 「守りたいもの」

2006年09月18日 | BONES
テンペランスの活躍が次第に話題になり、メディア露出も増えてきた。しかしテンペランスはうまくやってるつもりだが、相変わらず受け答えが世間からズレている。それを理解できない様子にブースは頭を抱える。
全焼した車の中から焼死体が発見された。車内には子供の靴があったものの、子供の遺体はなかった。そこでブースは被害者の子供が誘拐されたのではないかと考え、急ぎ遺体の鑑定をテンペランスに依頼してきた。
骨格の特徴から身元がポリーナ・セルノフという女性と判明、自宅を訪ねたところ、なぜか連邦捜査官が張り込んでいた。彼女の夫のカールは会社の父性を告発しようとして、証言プログラムで保護されており、連邦捜査局ではカールが証言しなくなることを恐れて妻子の危機を伏せようとする。
ポリーナの口の中からは耳の軟骨が発見された。彼女は繰り返し拷問を受けて抵抗の末に殺害されたのだった・・・

一方、国務省のピカリングという調査官が保安調査のためにやってきた。私生活をつつかれたり忙しいのに時間を取らされるため、テンペランスをはじめ研究員たちはいい顔をしない。

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設定的には「FBI~失踪者を追え」みたいなエピソードだった。
「子供の失踪は最初の48時間が鍵だ!」とか。そういえばWATには証人保護プログラムの話もあったっけ。そのせいもあって、WATのエッセンスが色々感じられるエピになっていた。

WATとBONESのクロスオーバーがもしあるとしたら、まずはブースとジャックの縄張り争いが起こり、次にテンペランスがサマンサに余計なひとことを言って怒らせそうだ。
骨が出てくるような事件をドラマでみるとテンペランスのことをふと思い出してしまうが、各地に支局があって担当官がいるのだから、ブースがグローバルな活動をしてるのを見るとその辺の調整はどうなってるんだろうと思ってしまう。(WATでも証人保護プログラムで身分を隠してる人間に関しては極秘扱いで、しばらく調べないとわからなかったという事件があった。FBIは横のつながりが意外に薄い組織だったりするのかな)

それでも「骨を見るとテンペランス」というのは、このドラマになじんできた証拠かな。最近起こったこの事件なんて、ニュースを見たとき「テンペランスかリリー・ラッシュ(「コールド・ケース」の女性刑事)の出番だな・・・」と思ってしまったものなぁ。
まるでわが子を探すように感情移入して捜索に取り組むブースが、なんだかカワイイと思えてきたのも・・・でもないか。
最後の救出場面あたりはなかなかいい話で、ブースのパパキャラが活きてるなぁと思った。
しかし、あんな小さな子の指を切り落とすとは・・・鬼畜な。そういえばWATでも少女の耳を削ぐっていうのがあったなぁ。どうしても今回ストーリーがかぶるな。
ブースはその点、ヒットマンやってたくらいだから海千山千で、マーティンみたいに吐いて容疑者撃っちゃったりはしないわけだが。

今回はサイドストーリーとして国務省のピカリングを配して、研究員たちのキャラクターを掘り下げてみていた。アンジェラのフィジーでの「つい」やってしまった結婚というのは、結局無効になったということなんだろうか、それともバツイチ?実に彼女らしい。
ジャックやザックの逸らし方も実に「らしい」の一言なのだが・・・

テンペランスのあの、電話の相手は一体????

国務省のお役人が二度とちょっかい出せなくなるような大物って。
・・・やっぱり、白いおうちに住んでる人とかかなぁ・・・
どういうコネなのか、この先明かされることはあるのだろうか。

「子供は産まない」は「子供が嫌い」ではないのだが、世間はそうは受け取らないよね。
テンペランスは朝の情報番組を見るような女性層に思いっきり喧嘩売ったが、大丈夫??
著書の売れ行きを気にするような彼女じゃないだろうけど。


【 脇俳優チェック 】

◆国務省の保安調査官ピカリング .... Suzanne Cryer
FOXで現在は週1回再放送中のシットコム「ふたりの男とひとりの女」で、第3シーズンから登場していて途中からレギュラー扱いになったアシュリー役を演じている。このシットコムはフレンズっぽい路線を狙った男女の友情と恋愛を織り交ぜた話なのだと思うが、時々見てるとアシュリーの性格の悪さとポジションの曖昧さにいつもむかついてしまっていたわけで・・・。
「ER」第12シーズン2話に登場予定。

◆ポリーナの夫カール・デッカー .... Zeljko Ivanek
「CSI:5」13話「人形の牢獄」では、ロシアから来た美しい妻スヴェトラーナを「買った」が、激しい独占欲のために監禁状態に追い込み、しまいに裏切られたのが許せなかった夫アンドリュー・メルトン役を演じていた。
「24」第1シーズンでは、ドレーゼン家のファザコン長男アンドレ・ドレーゼン役。「アリーmyラブ」第1シーズン5話「涙の数だけ」で、アリーがプリングルスをめぐってスーパーでおばさんの足を引っ掛けて転ばせたせいで弁護士監視委員会にかけられてしまうが、その委員会の三人のうちマーシャル・ピンク判事役で登場。委員会では一番発言してアリーを攻撃していた。
「OZ」の州知事ジェームズ・デブリン役など、「小さい頃に愛情が足りなかったのか?」みたいな感情欠陥なおっさん役をやらせると非常にうまい人。
「ホミサイド」では、婚約者を殺される地方検事エド・ダンバース役。「ザ・ホワイトハウス5」に登場予定。

◆TV番組のインタビュアーステイシー .... Jaime Ray Newman
オフィシャルサイトあり。
「CSI:4」8話「殺さずにいられない」で、ショーガールの卵でストーカー男のカメラマンに殺害されたジュリー・ウォルターズ役を演じていた。犯人のデルホムがキャサリンを気に入ってご指名したり、捜査のかく乱目的で色んな仕掛けをして見たりとCSI内部が引っ掻き回された事件だったが、彼女の生前のビデオが繰り返し流されるのが印象的。
「ミディアム2」14話に登場予定。

◆突入準備をしている特別捜査官 .... Benjamin John Parrillo
「コールドケース」第1シーズン23話「湖畔」で、かつて86年にGFのイヴがレイプ殺人された傷が癒えず、結婚して妻子がいながらもずっと心の中にイヴが生き続けていた男、マーク・アダムズの現在版を演じていた。マークは再捜査によってその心の傷が開いてしまって、イヴの面影をリリーに投影、リリーとカイトの別れのトリガーになってしまうちょっと迷惑な男。
「HOUSE」第1シーズン第4話「院内感染」では、ハウスが産婦人科のドクター部屋のテレビを見に来てるのを不審がる、エピソードの最初と最後に登場する産科ドクター二人のうちアジア系じゃないほうの役。

◆カールの会社KBCの社長スワード .... Lawrence Pressman
「ザ・ホワイトハウス」第1シーズン21話「民の声」では、ブルガリア大使ケン・コクラン役で登場している。コクランはブルガリア首相の娘と情事を重ねているのでバートレット大統領は彼をクビにしたいが、そのために選挙委員会の改革をからめて大規模なドミノ人事を行う。
「アリーmyラブ」第1シーズン14話「ボディ・ランゲージ」では、獄中結婚を認めるかどうかの裁判で、アリーが色仕掛けしようとしたスマート判事役。「FBI~失踪者を追え」15話「さらわれた花嫁」では、かつて家で預かっていた時に虐待した少女が、成人して息子の嫁になるというので、誘拐を演出してまで息子をコントロールしようとする非情な花婿の父ベックワースで登場。
「天才少年ドギー・ハウザー」ではキャンフィールド院長をやっていた、ちょっとコワモテなおじさま。そのコワモテが幸いしてか災いしてか、「DC911」という911を題材にしたドキュメントドラマでチェイニー副大統領(写真は副大統領本人)を演じている。

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